雪組の進化が凄い!ONCE UPON A TIME IN AMERICA
こんにちは、くららです。
昨日の火曜日の雪組「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」を観劇しました。

新型コロナウィルスの感染が心配ですね。アメリカではインフルエンザがそれ以上に酷いことになっているようです。

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感染予防

大劇場の入り口に目立つように消毒液が設置されていました。
ダンスオリンピア組の花組生が観劇されていましたが、全員マスクをつけて入っていらっしゃいました。
客席のマスク率はまだそれほど高くありませんでしたが、これから高くなっていくでしょうね。

2009年の月組・宝塚大劇場公演「エリザベート」(瀬奈じゅん主演)の時は、「新型インフルエンザ」の心配があったので、客席の大半の方がマスクをつけて観劇されていた異様な光景を今でも覚えています。
来週から始まる星組公演、星組は客席降り率がとても高くて、ハイタッチを勝手に楽しみにしているのですが、場合によっては無くなるかもしれませんね。
ジェンヌさんの健康第一ですものね。

今日は休演日です。感染予防は睡眠が一番。
雪組公演は明日から千秋楽にかけてラストスパート!
2月7日が初日の大劇場お披露目公演となる星組も、2月に初日の幕をあげる月組の2チームも、お稽古真っ盛り。
演じられる側はより一層、健康管理に気をつけられて大変なことと思います。
感染が大事に至らず、通常の観劇が2月もできるようにと願っています。

新人公演後の雪組公演

望海さん率いる雪組は、日々進化されているのですが、いつも新人公演後に更なる深まりを感じます。
今回はチケットがなかなか手に入らないため、新公1週間後の観劇となってしまいましたが、やはり芝居が深まり進化しているのを感じました。

1月2日の初見の時は、「曲が馴染まないな」と思っていた曲も、何回か見て曲が耳に馴染むと印象変わって、じんわり胸に染み込んできます。
観劇後家で曲がリフレインされるようにもなりました。
観劇中も、なぜこの素敵な曲が初見の時は馴染まなかったのだろうと不思議でした。

しかし時々しか宝塚をご覧にならない方が、先日の「宝塚市民貸切」をご覧になっての感想は、あまりお話に馴染めなかったそう。
宝塚っぽくなかったと仰っていました。

ベテランの小池先生が宝塚風に精一杯アレンジされていますが、原作が「哀愁漂うギャング映画」で、宝塚の持ち味と反対のようなものなので、万人受けはしないものだと思いました。
脚本の書き込みも今一歩で、望海さんをはじめとする演者が頑張って脚本の粗を埋めて、力でねじ伏せて、素晴らしい作品として見せてくれ、感動を与えてくれているように思います。

1幕ラスト、薔薇のシーン

本公演ではこのシーンの後、休憩時間となりますが、新人公演では、すぐにハバナのシーンに場面が変わるため、舞台上で後ろ姿になって薔薇を放り上げる所は、後ろに広がらないように上に高く上げたと諏訪さきちゃんが新人公演で語っていました。
実際にそのシーンを見ると、薔薇を多めに掴んで上に高く投げて、上から諏訪さんにパラパラと薔薇が落ちてくるのも印象的で迫力がありました。

望海さんも、以前よりも薔薇を多めにつかんで、盛大にぶちまけていて迫力がありました。
そこに漂うふられた男の色気がさらに増していて、歌がとてつもなくジーンと響いてきて、格好良いという一言では言い尽くせない「男役集大成の爆発!」。
今後語り継がれる「名シーン」になることは、間違い無いでしょう。

2幕のお芝居心

望海さんヌードルスの心の描写がより深まっていて、惹きこまれて、その思いが自然に歌で表現されることで、思いを共有して心が痛くなりました。
初見の時から素晴らしい歌唱力でしたが、心情がより入って、セリフの延長で心に沁み込んくるように感じました。
壮年期の枯れ具合がナチュラルで、私は少年、青年、壮年の中では、壮年期が一番惹かれます。
望海さんの芝居力は進化というより、その時その時に合わせて変化しているという表現の方がふさわしいかもしれません。
その高みの望海さんに合わせて雪組生が進化しているような感じです。

真彩ちゃんデボラの華やかさがフォーリーズのレビューシーンで増していて魅力的でした。
デボラは「嫌な女」ではなく、そうならざるおえなかった女性が嫌味なく演じられていると思います。
それが真彩ちゃんのスゴイところだと思います。

彩凪さんジミーの壮年期の、悪ぶりが増して凄みを帯び、歌に迫力がありました。
美しいお顔で、美しい目。この目の演技に凄みが加わって、悪役をさらりと演じるのが翔くんのスゴイ所だと思います。

朝美くんキャロルの「健気な女性」の存在感がこのお話を暗い物語に終わらせないになっていると感じています。
あーさが「愛するマックス一筋」の人間味あふれるキャロルを素敵に演じていて、そのお芝居の深まりがより面白くしていると感じました。

真ん中コンビが絶妙な歌唱力なので、雪組はいつもそれぞれのスターの歌唱力が回を重ねるごとに向上していることも感じることです。
求心力のある望海さんの存在の素晴らしさですね。

彩風咲奈ちゃんの存在感が強くなっている

フィナーレの銀橋のパレードで、全方位に笑顔や視線を送っていて、彩風咲奈ちゃんの押し出しの強さを感じました。
そして、お芝居でもフィナーレでも、存在感が強くなっていたように思いました。
マックスの狂気が強く出てきていて、キャロルを殴るDV度に迫力があって、衝撃を感じるほどでした。
ヌードルスとマックスの喧嘩のような歌の掛け合いでも、望海さんヌードルスに対しての強さが押し出されていて、互角に戦う以上の気迫がありました。
初見の頃に感じた壮年期の最後のシーンの唐突さは無くなり、マックスという役に「重さ」と「人間味」が出てきたように思います。
咲ちゃんは無色透明な楚々としたスターという感じでしたが、望海さんに続く2番目のスターとして、強く押し出してきているように感じました。

あと残すところ5日で千秋楽ですが、千秋楽に向けて、ますます雪組パワーが増して、素晴らしい公演になることでしょう。

ライブビューイングは、望海さんのご挨拶が楽しいので、行きたいと思いながらも、「節約しなきゃあ」と予約していませんでした。
すると、フィナーレ以降 LIVE配信(Rakuten TV)ということなので、望海さんの楽しいご挨拶が生で楽しめるようなので、見てみようかなと思っています。

自宅でライブ中継が見れたら」と以前に夢のような思いでブログに記していましたが、短い時間でも実現して、とても嬉しいです。
そのうち、全編自宅でライブ中継が見れる、ということも実現しそうですね。楽しみです♪

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