宝塚歌劇団と危機意識
こんにちは、くららです。
1日1日コロナの感染状況が拡大していて、状況が悪化しています。
本日「東京宝塚劇場」の4月21日の貸切公演の中止が公表されましたが、少なくともゴールデンウィーク明けまで、公演の再開は難しいと思います。

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専門者会議のメンバーが「もう非常事態宣言を出して良い時期」とし、日本医師会も「医療危機的状況宣言」の提言をし、大阪府の吉村知事や東京都の小池都知事も政府の「緊急事態宣言」の決定待っている中、政府が「待った」をかけている状態です。
手遅れになってから出しても意味ないように思いますが…。
「緊急事態宣言」は、当面3週間が予定されています。

テレビ業界での変化

ワイドショーで、出演者がかなりの距離を置いて座るようになりました。見慣れていないので、異様な光景に映りますが、これほど「3密」に注意しなければならないということです。

NHKは、1日以降予定していた大河ドラマと連続テレビ小説の収録を当面見合わせることを決めました。(まず4月12日まで)。
現在収録に参加している2つのドラマの関係者に感染の疑いがある人はいませんが、感染の予防を最優先に考えての措置とのこと。
2つのドラマは、すでに収録している分があるため、直ちに放送が休止されることは無いようですが、現在テレビ業界での感染拡大状況では今後の収録再開は容易では無いでしょう。

TBSは4日に放送予定だった「オールスター感謝祭2020春」と4月スタートのドラマ「半沢直樹」(日曜午後9時)「私の家政夫ナギサさん」(火曜午後10時)「MIU404」(金曜午後10時)の放送延期を発表しました。

感染が拡大して大変なことになっている欧米では、通常のテレビの収録や放送はされていないようです。
日本ではスケジュール通りテレビが見れることが当たり前でしたが、非日常の欧米の状況に近づいて来たということです。
感染数はその数字に近づかないで欲しいです!。

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宮藤官九郎さんの感染と大規模イベント

クドカンこと宮藤官九郎さんの感染が昨日公表されました。
腎盂炎の治療中に感染が判明し、公表時点では発熱のみで肺炎や風邪は無いとのこと。「あまちゃん」「いだてん」の演出家兼俳優。速やかな回復をお祈りしています。

4月2日に宮藤さん作・演出・出演の舞台「もうがまんできない」を開幕する予定でしたが、3月30日に東京公演を12日まで延期を公表。4月14日からの上演予定。
はじめは都の自粛要請に従わず強行開催される予定だったようです。「コロナウイルスの影響で2月末から多くの舞台が中止となっている状況に胸を痛めていらした」とのことなので。
共演者は阿部サダヲ、柄本佑、宮崎吐夢、荒川良々、平岩紙、少路勇介、要潤、松尾スズキ。

感染源は?
3月20日に渋谷ロフトヘブンで開催された柳家睦さんのライブ「ニューヤナギヤ」に出席されていたようです。
柳家睦さんとそのメンバーは、コロナウィルスに感染されたことがその後判明しています。

3月22日に赤坂ACTシアターでの生田斗真主演の劇団☆新感線『偽義経冥界歌』東京公演を観劇に行かれたようです。中山優馬君も出演。
長尾謙杜・福士蒼汰・バナナマン日村も同じ公演をクドカンさんの近くで観劇されたそうです。

3月20日にクドカンさんが柳家睦さんたちから感染したとしても、22日に発病することは考えにくいので、22日に近くで観劇していた人たちに移した可能性は低いかもしれません。

柳家睦さんは3月23日から発熱したとTwitterでつぶやかれていました。
ライブ開催の時は、バンド、お客、ライブハウス皆で感染防止の危機意識をもって、人に感染させない努力をされようです。(Twitterのご本人情報)

劇団☆新感線は、赤坂ACTシアターで2月15日〜3月24日まで上演されていました。
その後宙組の『FLYING SAPA -フライング サパ-』が3月30日から上演予定だったので、その動向を気にしていました。
東京都の自粛要請が出たので、『FLYING SAPA -フライング サパ-』は初日が延期となり、4月13日~15日が今の所予定されています。

柳家睦さんのライブを見にいってクドカンさんは感染?(まだ明らかにされていません)
柳家睦さんの熱が出たのはライブの2日後ですが、既に20日に発症されていたのでは?と思うのですが、私の推測です。
22日の赤坂ACTシアターの観劇での感染の心配は大丈夫だと思いますが、4月2日の初日のためにお稽古していたメンバーたちへの感染の心配は残るでしょう。
他にも芸能界に濃厚に接触した人がいれば、その方々も。

感染者が発生すれば、芸能界で芋づる式に増えていくことがわかります。

大阪のライブハウスでのクラスターの後、沢山のライブや公演が中止や延期になる中、換気に気をつけたり、消毒液を設置したりして、[感染防止を徹底している]と思ってライブを開催されていたようです。
ライブに参加されたファンの方々から感染者が出なければ良いですが。

3月21日~23日の3連休のあたりは、日本人の心も緩んでいました。
今、その頃の結果が感染数として判明する頃です。

「感染防止に徹底すれば」イベントを開催しても良いという傾向もその頃ありました。
しかイベントを開催して、感染を広げてしまったなら、結果論として危機管理意識の欠如を指摘されて仕方ないでしょう。
準備していたイベントを中止した場合、大きな金銭的な損失が発生してしまいますが、「感染」のリスクを負う方がリスキーです。

新型コロナウィルスは、想像以上に、非常に感染しやすいことがわかってきました。
「大丈夫」という甘い考えを捨て、「危機意識」をもつことがが大切です。

ライブハウスや演劇界の感染が明らかになると、また世の中の厳しい目がそちらに向かいます。

赤坂ACTシアターでの劇団☆新感線の公演が上演されていたことで、もしそこが感染源になったなら、「イベント自粛」という世の流れの中で、公演を上演していたというだけで、社会的にはアウトになります。(今回は違うと思います)

宝塚に目を向けると、そのような公演を上演することのリスクを、宝塚に負わないで欲しいと思います。

「緊急事態宣言」が出るかもしれないという今までとはランクの違う「危機意識」のフェーズに置かれています。

集団感染を招きやすい密閉、密集、密接の三つの「密」
「3密」を避けるためにも、宝塚はお稽古も中止された方が良いと思います。

芸能界、スポーツ界で多くの感染者が出ています。
どうか宝塚から感染者が出ないように、みんな元気でいて欲しいと願っています。

宙組の天瀬はつひちゃんが4月15日『FLYING SAPA -フライング サパ-』の千秋楽で退団予定です。
華形ひかるさんは、5月3日の星組東京宝塚劇場の千秋楽で退団予定です。
千秋楽の公演は上演して花道を飾ってあげたい気持ちは、充分わかります。
しかし今回は危機意識をもって「やらない選択」も大切なように思います。

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宝塚歌劇団OGのための新会社設立について

「タカラヅカ・ライブ・ネクスト」4月1日設立され、「宝塚歌劇団で日々研鑽を重ねてきた高い技術と舞台経験を有する宝塚OGが退団後も多様な形で活躍できるように支援する」そう。
前々から企画され本日設立されるので、昨日公表され、その後の予定も立っているのかもしれません。

私はこの「非常事態」に近い状態の時に、新しい会社の設立を公表されることに少し場違い観を感じました。
世の中に公表してしまったら進めるだけです。先の見透しが立たない今、そのアクションを起こす時なのか。

宝塚歌劇団としての新型コロナウィルスに対しての対応の仕方は、少し危機意識に欠けている所を最近感じています。
前に突き進むだけでなく、リスクマネージメントが大切かなと。

東京都は都立学校の休校期間をゴールデンウィーク明けまで延長する方向で調整されているようで、多分小中学校もそれに合わせるでしょう。
これから、みんなで自粛活動を徹底して感染防止に努めることで、ゴールデンウィーク明けまでに大きな山を越えられるのでは無いかという楽観的な思いも抱いています。

みんなで危機意識をもって励むことで、日常がはやく戻って来れることを願っています。

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