月組『I AM FROM AUSTRIA』2回目感想
こんにちは、くららです。

台風の件、西に逸れますようにと願っていましたが“地球史上最大級の台風19号(ハギビス)”と表現されていました。どうか大きな被害になりませんように。
昨年の関西を襲った21号は、暴風時はとても外に出られる状況ではなかったです。
宝塚の公演については、今のところ土曜日も開催予定のようです。どうぞお気をつけください。
日曜日の星組千秋楽は無事に行われるよう、願っています。

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昨日は宝塚大劇場月組公演『I AM FROM AUSTRIA』を、初日から約1週間ぶりに観劇してきました。
水曜日の休演日を経て、よりしっくりくるミュージカルに進化してきていることを感じました。

珠城 りょうくんについて
りょうくんの歌は、以前に比べたら自然で、聞きやすく、発声法を改良されたのかな?と思いました。
初日に歌を聞いて感じたヒヤヒヤ感は、私がそれに慣れていなかったからだと思いました。歌は本当に上達されました。

「ファンの方から見たらチャラいりょう君」だそうで、チャラさを感じ取ろうとしましたが、やはり私から見たら好青年。真っすぐで自然体の爽やかな人。
娘のお婿さんになって欲しいような。(私には息子しかいませんが)息子がりょうくんだと安心感がありますね。

美園 さくらちゃんについて

さくらちゃんが涙を流しながら熱演していて、歌のうまさ、役の勘のよさ、存在感のボルテージは上がっていく一方に感じました。
フィナーレのデュエットダンスも体が柔らかくて、高速の高いリフトも自然な流れの中で素晴らしく、衣装も豪華でさくらちゃんがとても華麗でした。もちろんりょうくんも。

劇中の二人のデュエット曲は、長いのですが、とてもも心に響いてきて、ジーンとしました。
良いトップコンビになりましたね。

暁 千星くんについて(パブロアルゼンチンサッカー選手

初日は思いがけないところで笑いが上がったりして、少々戸惑いを感じ、役そのものが表現しきれていなかっと思いましたが、もうキャラづくりが最高に良かったです!
オラオラとした男らしさ全開で、スーパースターという大物感、カリスマ性はバッチリ。
「ムキムキ」の身体能力満点さも。ただ一人誰よりも高く上がる足、高いジャンプ力。その見事さが見ていて気持ちいいです。
その反面マザーコンプレックス(グランマコンプレックス?)や風間柚乃くん演じるフェリックスに思いを寄せていく姿が面白く、おだちんに自然に手を回したり、手をつなぐ様が微笑ましいと言うか…ツボです!
おだちんがまだ受け入れられず、戸惑い困った感じが何とも微笑ましい…。
「ありおだ」の絶妙なカップル(?)に惹きつけられて、ついつい目が追ってしまいます。

両サイド刈り上げにした、ありちゃんの気合いの髪型も、初日に比べて目に馴染んてきました。
ワイルドだけど、ありちゃんがするとワイルドだけでは無い、品の良さが。
新人公演では、蘭 尚樹くんがこの役に挑戦します。髪型どうするのかな?と思ったら、短かったので鬘にするのかな?

ありちゃんの、製菓部でのバイトでは、丸いメガネで研1の『THE MERRY WIDOW』のメガネの可愛いニエグシュ役の頃の面影があります。
下に書くきよら羽龍ちゃんの隣で頑張っています。

大階段降りの時に、「パブロ!」とか「筋肉!」と、ご自分で掛け声をいれています。
ひとつ前の作品『クルンテープ 天使の都』では、銀橋を掛け声とステップだけで通過するのは恥ずかしいと言っていましたが、今回堂々としていて、間もよく素敵です。
もう現時点でとても素敵ですが、さらにさらにありちゃんは進化していくだろうと、楽しみにしています。

月城かなとくんについて

今日も舞台では、美しいお顔で超絶ハンサムな超絶悪い奴でした。オーバーな役の作り込みが面白いです。
歌にパンチがきいているのが、より印象的です。
美しいだけでなく、バッと煌めく華も、舞台を盛り上げています。

「宝塚1stフォトブック2019 月城かなと(DVD付)」のダイジェスト映像をスカステで見ました。
<美> <美> <美> で、本当にお美しい。
でも、れいこちゃんは自分でメイクした素化粧と舞台化粧が一番お似合いだと私は思いました。

鳳月 杏さんについて

素敵な髭のイケオジで、やはり舞台を締め。コメディセンスで光っていました。
ちなつさんは、出過ぎない、「分をわきまえている」感じがします。もっともっと発光しようとすれば出来る人なのに、それをしない。

2番手れいこちゃん、3番手ありちゃん、4番手おだちん、と個性の違う路線が控え、それぞれが発光しているので、そちらに「キラキラ」部分はゆずって、ご自分はいぶし銀として落ち着いた存在として構えていらっしゃる感じで、みんなをまとめていらっしゃる感じがします。

きよら羽龍ちゃんについて

製菓部でエマを見て気絶する目立つ役をしています。
お芝居がとても上手で、初日は「白目」が見えたような感じがしました。
最近スカステで放送された「アンナ・カレーニナ」では、研1の抜擢で重要なキティ役を美しい歌声とフレッシュな演技で見事に演じ、「チェ・ゲバラ」の少年役も好演していました。
これから、早期抜擢コースをトントン拍子でいくのかと思いきや、今回の新人公演では、結愛かれんちゃん演じるガブリエラ[ホテルのフロント係]の役。
フィナーレのありちゃんのロケットの時の両隣に、今度新人公演のヒロインをする白河りりちゃんと羽龍ちゃんがいます。

ちなみに新人公演で、羽龍さんの役は、研1で、「可愛い、美しい」とファンの間では人気の、詩 ちづるちゃんが演じます。
羽龍ちゃんは、まだ研2なので、早期抜擢ではなく、相応な抜擢コースらなるのでしょうね。

「アンナ・カレーニナ」でセルプホフスコイ【ヴィロンスキーの旧友でライバルの侍従武官】を演じた英 かおとくんが新公主演をします。
舞台上でも「今度の新公主演者」ということで、目がいってしまいます。
雰囲気がりょう君に似ているので、素敵なジョージ役になるだろうと、期待しています。
英 かおと君は99期ということで、突然上げられたように感じましたが、「アンナ・カレーニナ」で実績を残していたのですね。

今回の新人公演は、メンバーがガラッと変わって新しいので楽しみです。

斎藤先生の愛…退団者餞別シーン

今回で退団の叶羽時ちゃん(96期)と陽海ありさ(99期)は、フィナーレでりょう君と踊って銀橋を渡ります。
お芝居では二人に見せ場が沢山あり、スカステニュースの稽古場情報にも出演されていました。
退団者の椿ここ(104期)については、わかりませんでした。

見るたびに「ここにいるんだ」と、様々な方の出番の発見が多い作品です。
今日は2階席だったため、オペラを駆使して、みんなの出番さがしをするので、疲労感が半端無かったです。

そしてオケが良い!
指揮は上垣 聡先生。雪組「20世紀号に乗って」の指揮を担当され、ご自身のブログにいろいろ記して下さったので、宝塚ファンに馴染みのある先生です。
「音楽の都発のミュージカル」っという感じで、抜群のオーケストラアレンジと芝居にピッタリのBGで聴かせていく構成だそうです。

舞台の装置も「お金がかかっているな」という、最近あまり無い豪華なもので、音楽も本当に素敵なので、宝塚が初めてのミュージカルファンに、おススメしやすい作品だと思います。
私もまだチケットが余っているうちに、知人への布教活動をしたいなと思っています。

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