奇跡の巡り合わせ?彩海せら君と天飛華音君
先日(6月18日)の雪組新人公演主演で高評価を受けた彩海せら君
次の星組新人公演『GOD OF STARS-食聖-』で主演を演じるのは、天飛華音君
二人の共通点は、102期生鹿児島県出身、調べてみるとさらに共通点があって、OG主宰の鹿児島市の「マリアミュージカルアカデミー」の卒業生なのです。

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「マリアミュージカルアカデミー」とは

主宰しているのは元宝塚・月組69期生の瞳まりあさん。
先日の雪組の新人公演の時、まりあさんと同期の出雲綾さんをお見かけしました。
同じく同期の檀ひとみさんのブログでは、新人公演当日、瞳まりあさんをはじめスクールの後輩たちが鹿児島から宝塚大劇場まで観劇にいらしたことのこと。
7月30日の星組新人公演の日も瞳まりあさんたちは鹿児島からいらっしゃるのかな。
2公演続けて卒業生が新公主演を務めることに、嬉しい悲鳴をあげていらっしゃることでしょう。
出身者が2公演続けて主演を務めるなんて、「奇跡」としか言えない快挙です。
しかも宝塚専用のスクールではないのです。

檀ひとみさんのブログから

檀ひとみさんは、今度東京新人公演でのあみちゃんの主演の舞台を、瞳まりあさんと観るのを楽しみにされているようです。
今年の1月「ファントム」の東京新人公演であみちゃんがフィリップ伯爵を演じた時も、まりあさんさんと一緒に観劇されたようです。
その時はあみちゃんと同じスクール生で仲良しの上白石萌音ちゃんも一緒だったそう。

檀ひとみさんについて
檀ひとみさんは、元月組の可憐な娘役さん。新人公演ヒロイン2回、バウホール公演ヒロイン2回つとめた期待の娘役さんでしたが、大地真央さん、剣みゆきさんがトップスターの頃の月組は素敵な娘役さんの宝庫でした。ご結婚後劇団四季にも入団されていました。
現在は、ダンスの講師や振付をはじめ、ハウステンボス歌劇団で、脚本・演出・振付家としても活躍されています。
鹿児島の「マリアミュージカルアカデミー」のミュージカル公演の時には振付家として参加されているようで、宝塚受験前のあみちゃんのこともよくご存知のよう。

「マリアミュージカルアカデミー」の内容と卒業生

2001年に開校。
宝塚に特化した受験スクールではありません。宝塚に入学した生徒は、102期のお二人と95期のお一人だけのよう。
歌・ダンス・芝居(演技)のスクールで、小さな子どもから大人まで、幅広いレッスン・クラスがあり、定期的にミュージカル公演を開催しています。
2014年10月には、東京公演「The Wiz」を開催しています。鹿児島のスクールが東京で公演を開催するとは、只者ではありませんね。

スクール卒業生
・上白石萌音さん…女優、歌手として活躍中。映画「未来のミライ」の初主演声優をつとめる。
・上白石萌歌さん…「義母と娘のブルース」宮本みゆき役、浪漫活劇「るろうに剣心」 神谷薫役、2019年第42回日本アカデミー賞 新人俳優賞(『羊と鋼の森』
・宮脇咲良さん…元HKT48/AKB48兼任メンバー。
・宝塚の卒業生は95期元月組の美里夢乃さん。2017年3月に退団されました。

劇団四季や芸能界でも活躍する人達をたくさん輩出しているスクールです。

彩海せら君は、小学1年から通い、素養を磨いてきたようです。
(新人公演後のインタビュー記事に書かれていました。)

天飛華音君はいつから通っていたのかな?
新人公演後のインタビューなどでわかるでしょうか。

天飛華音君は中学校卒業してすぐに宝塚音楽学校に入学していますが、彩海せら君は高校生の時に入学しているので、あみちゃんの方がお姉さんになります。

天飛華音君と彩海せら君について

2014年、宝塚音楽学校に、天飛華音君と彩海せら君が入学。

2016年 宝塚歌劇団に、天飛華音君は次席で、彩海せら君は7番で入団。
星組『こうもり…こうもり博士の愉快な復讐劇…/THE ENTERTANER!』で初舞台。
102期生
星組トップ娘役内定・舞空 瞳さん
雪組娘役・潤 花さん
月組男役・蘭世恵翔さん
星組娘役・水乃ゆりさん

天飛華音君は星組の期待の星

星組配属後のはじめての舞台『桜華に舞え』で薩摩弁のセリフがつきました。新人公演は年齢制限で出演できませんでした。

『THE SCARLET PIMPERNEL』新人公演 ベン役(天華えま)

シアタードラマシティ・日本青年館公演『阿弖流為ーATERUIー』阿奴志己

『ベルリン、我が愛/Bouqduet de TAKARAZUKA』新人公演 ロルフ・シェレンベルク役(瀬央ゆりあ)
カフェでのソロ歌唱で力強い歌声が印象的でした。

梅田芸術劇場シアタードラマシティ・TBS赤坂ACTシアター『ドクトル・ジバゴ』号外売り

『ANOTHER WORLD/Killer Rouge』新人公演 2番手 徳三郎役(礼真琴)
礼真琴の役を見事にこなし、歌い声まで似ていて確かな歌唱力が評判になりました。

梅田芸術劇場・日本青年館・台湾公演『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀/Killer Rouge/星秀☆煌紅』

『霧深きエルベのほとり/ESTRELLAS~星たち~』ヨーニー、新人公演 3番手トビアス役(七海ひろき)

全国ツアー『アルジェの男/ESTRELLAS~星たち~』ピエール ショーでも活躍していました。

来月からの公演『GOD OF STARS-食聖-/Éclair Brillant(エクレール ブリアン)』男性アイドルグルーブ Canon、星組の新進男役のメンバーに最年少で選ばれています

そして7月30日新人公演初主演:ホン・シンシン(本役:紅ゆずる)

星組に配属されたはじめての舞台からセリフがあり、着実にポジションアップしながらの今回の初主演なので劇団から期待されていることがうかがえます。

薩摩ご出身の濃いめのお顔立ちが、元花組トップスターの蘭寿とむさんに似ていると思います。
「星組」にふさわしい「熱さ」と「色気」をもち、スタイルも学年が上がるとともにシャープになっていくと思われるので、今後がとても楽しみな男役さんです。

彩海せら君について

彩海せら君については、他の記事でしつこいほど書いてきましたので、今回は省略します。→彩海せら
大きな目が印象的な整った顔立ちで、芝居心があり、歌が上手で、ダンスも精鋭チームに選ばれています。
先日の終始堂々とした新人公演の演技とご挨拶で、只者では無いことが証明されました。
足りないことは、身長だけかな。それは他の部分で十分に補っていけるでしょう。
「可愛い」から「男らしい」に変化していくことが当面の課題かな。

鹿児島のスクール出身の二人が、時を同じくして「新人公演の主演」に選ばれるなんて、特に宝塚の受験スクールではないだけに、奇遇というか、「奇跡の巡り合わせ」を感じます。
同期というだけでなく、「同じ郷里のスクール」出身という狭いところでライバル関係にある二人。
「鹿児島出身」のトップスターというと愛華 みれさん。
新人公演の主演をしたからと言って、トップになれるわけではありませんが、この二人にはとても大きな可能性が秘められているように感じます。
2人ともトップスターになったら、すごいことになりますね。

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