20世紀号に乗って
ポスターの表情は、『〝俺、いちばん〟』だそうです。
このニヒルな〝俺さま〟風の望海さん、とっても素敵です。
役名はオスカー・ジャフィ!
舞台となるのは、シカゴとニューヨークを結び、世界一と謳われる豪華客室を備えた高級列車「特急20世紀号」!

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今回はニヒルで渋い役では終わらない

ポスターで渋く俺様風に見せながらも、今回のオスカーは、根は真面目だけどかなり情けない人物のよう。
借金まみれで今にも破産しそうな落ち目の舞台演出家兼プロデューサー。

真彩希帆ちゃん演じる元恋人リリーは、オスカーと別れた後、舞台女優から映画女優に転向して大人気の大スターに!

そのリリーに自分の舞台に出演してもらいたくて、リリーが彩風咲奈演じる恋人ブルースと乗っている「20世紀号」に、
キャラクターの強い二人の部下を引き連れて、どうにかこうにか乗り込んでくる。

その乗り込み方も、「ギャラを踏み倒したため出演者たちの追撃される中、走る列車の外壁を伝って20世紀号に乗り込み脱出成功」とあらすじに。

ニューヨークに到着までの16時間の「20世紀号」の中でのハチャメチャストーリーがはじまります。

望海さんは乙女な部分とのギャップが魅力

昨日の「カフェブレイク」で、(関西の放送は関東より数週間遅れています)
前雪組トップスターの早霧せいなさん(ちぎさん)が、
「だいもんは、だいもんという素敵な相性があるのに、本名の下の名前で呼ばれたがる」と仰っていました。

だいもんより「あやちゃん」の方が良かったのか。
それは、上級生のちぎさんから呼ばれる時だけなのか、それともファンも含めての話なのか?
俺様風のポーズをキザりながらも、心は「おとめ」の「あやちゃん」が好きです。笑

〝俺さま〟オスカーのギャップを楽しむ作品のよう

オスカーが一生懸命まじめに何とかしようとすればするほど、窮地にたたされていく話かな?
そのまじめなオスカーの困っている、情けないところを笑うコメディのよう。
生真面目な望海さんが演じるからこその面白さが、ドカンドカンと笑いになるはず。
ポスターの眉間のしわがドンドン険しくなって、どんな表情を見せ続けてくれるのか。

「20世紀号に乗って」のブロードウェイ初演は1978年2月19日~1979年3月18日。
先日月組で上演された『ON THE TOWN』と同時期の作品のようです。

大地真央さん主演で1989〜1990年青山劇場で上演

日本でのミュージカル版は、ブロードウェイ版と同じくリリーが主演で、大地真央さんが演じられました。
オスカー役は当時2枚目俳優の代名詞のようだった草刈正雄さん。

大地真央のコメディエンヌぶりが存分に発揮された作品

大スターの大地演じるリリィが、豪華な衣装をいろいろと着換えながら、はてには男装で歌い踊ったり、ソプラノ・ナンバーの数々を歌いまくり、客席を笑いの渦に巻き込んだそうです。
芸達者な脇役たちが競い合って笑わせる中でも、大地さんの「スターの存在感」が爆笑をかっさらっていったそう。

先日大地さん主演の「夫婦漫才」を観劇して、漫才師そのもののあまりものコメディエンヌぶりに驚かされましたが、この頃からコメディアンヌの才能はしっかり持っていらしたのですね。

大地さんは、この作品まではそれほど高い声で歌われていなかったので、ソプラノの発生を猛特訓して挑まれたそうです。
それでもやはり難しいナンバーのため、苦しい部分はあったそうです。

真彩希帆ちゃんは、どんな難しいソプラノナンバーでもOKですよね。
素敵にソプラノナンバーの数々を歌い上げてくれるでしょう。楽しみです。

でも宝塚では主役は望海さん。望海さんにも素敵なナンバーがあるのかな。
もしかすると、希帆ちゃんと一緒にリリーのナンバーを歌う場面もあるかも。

だいきほは、圧倒的な歌唱力で歌も存分に堪能させてくれるから、今までの「20世紀号に乗って」よりさらに素晴らしいミュージカルになること間違いなしでしょう。

ハチャメチャメンバーが面白い!

そしてこの「20世紀号」に居合わせるメンバーが超絶ハチャメチャで面白そうです。
個性豊かな登場人物たちのウィットに富んだ駆け引きが、サイ・コールマン作曲の軽快な音楽に乗って
スピーディーに展開する様は、まさにブロードウェイ・ミュージカルの真骨頂だそう。

まず強烈なキャラクターの部下2人は、

・アル中のオーエン…朝美 絢
・心配性で糖尿病のオリバー…真那 春人

気になる二枚目彩凪 翔は

20世紀号の車掌のフラナガン役

映像ではポーターたちと軽快なタップを踏んでいたような。
ポーターは役は3人トリオ。
チップ(ポーター) 諏訪 さき
トップ(ポーター) 眞ノ宮 るい
ポップ(ポーター) 星加 梨杏

かつてオスカーの演出助手で、今はブロードウェイの売れっ子プロデューサーとして立場逆転のマックス・ジェイコブスは、縣千君。

オスカーの芝居のスポンサーになろうという老夫人レティシア・プリムローズは、専科の京三紗さん。

その他個性豊かなメンバーの数々。

ゴージャスな舞台設定も魅力

1930年代の香り漂うアール・デコの豪華な舞台美術
煌びやかでゴージャスな衣装

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はたして、だいきほコンビはハッピーエンドなのか?

無事資金を調達出来るのか?
再会した二人の恋の行方は?

望海風斗さんインタビュー記事

「重い作品が続いたこともあり、このタイミングでブロードウェイ・ミュージカルに挑戦できるのはとてもありがたいです。登場人物が面白いというより、必死に生きていることが面白いのかなと。オスカー(望海さんの役名)という人間を真面目に生きることが面白さに繋(つな)がればいいなと考えています。これまでとは違う面をお見せできそうなので、私自身も型にはめず思いきり弾(は)じけたいと思っています」

スーツ物での男役のお芝居が好きという望海さん。髭ひげをつけた〝俺さま〟風『20世紀号に乗って』のポスター写真がすてきだったので、撮影で同じ表情をリクエストしたら、快く応じてくれました。
この気さくさと優しさに取材陣はメロメロに…。
「ポスターの表情は『〝俺、いちばん〟』です(笑)。なのに情けないところもあって。時代感もおしゃれですし、セットも宝塚らしい華やかなものになりそう。皆さま、ぜひ一緒に列車(20世紀号)に乗ってください!」
引用:『毎日が発見』2019年3月号

はい、ぜひ一緒に列車(20世紀号)に乗ります!

大劇場トップお披露目公演『ひかりふる路/SUPER VOYAGER!』では、望海船長の豪華客船「白雪号」に乗せていただきましたね。
今度は豪華高級列車の「20世紀号」
一緒に乗っていっぱい楽しませていただきたい!

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ブロードウェイ・ミュージカル映像化問題

昨日も書きましたが、「20世紀号に乗って」は、ブロードウェイ・ミュージカル作品なので、版権の関係で映像化が難しい可能性があります。
スカイステージの映像放映も限られたものになる可能性も…

TCAに要望してみよう

昨日の記事に対して佳子様が、
『20世紀号のDVD欲しいですよね。
宝塚クリエイティブアーツに要望メール出しまくっています。
家族総出でメールや電話をしています。
希望は最後まで失いたくないです。』

と、コメントを書いてくださいました。
ファンの熱い要望が伝わると、2015年星組の『ガイズ&ドールズ』の時と同じように映像化が可能になるかもしれません。

実際に観劇できない方も多いでしょうし、思い出として映像を残していたい方も多いと思いますので、要望を伝えることで希望がかなうなら、努力してみたいですね。

スカイステージ「NOW ON STAGE」は3/22 22:45ファーストランだそうです。
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