OSK翼和希さんと宝塚とNHK

こんにちは、くららです。

7月18日(金)に、「翼和希 泥くさく華やかに 〜密着50日・OSKトップスター」と題して、「かんさい熱視線」(NHK大阪の関西ローカル番組)が放送されました。とても興味深くて面白かったです。

「密着取材」なので、ゼロから作り上げていくリアルなお稽古風景や、初日の緞帳が降りた瞬間の舞台上までも見せてくれました。全員で掛け声無しの一丁締めを。きっと宝塚の舞台裏も同じなのだろうなと興味深かったです。普段目にすることが出来ないお宝映像が満載でした。【どの地域の方でも8月1日(金)午後7時57分まで「NHK+」で見ることができます】

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OSKの翼和希さんについて

翼和希さん昨年9月にトップスター就任

2011年4月にOSK日本歌劇団研修所に89期生として入学。2013年にOSK日本歌劇団入団。(宝塚では99期と同じ学年)
2024年9月2日、前トップスター楊琳さんが退団したことに伴い、トップスターに就任。

OSKの主要公演は年に1回の『春のおどり』なので、翼和希さんのお披露目公演は、トップスター就任9か月後の2025年6月の大阪松竹座『レビュー春のおどり』、8月の新橋演舞場『レビュー夏のおどり』になります。
この公演のお稽古初日から密着されていました。

翼和希さんは、端正な顔つき力強い歌声情熱的なダンス巧みな演技と三拍子いや四拍子そろった男役さんです。OSKでは歌唱力ナンバーワンだと思います。このブログでも翼さんについて何回かご紹介しています。

6年前に「春のおどり」を久しぶりに観た時に、若手の翼和希さんが素敵だなと目を引かれました。終演後に「あの方のお名前は?」「翼和希さんよ」という会話が耳に飛び込んできました。その頃から格好良くて華やかで、舞台上でキラキラ輝くスターさんでした。

NHKの朝ドラ「ブギウギ」(2023年10月2日~2024年3月29日放送)に梅丸少女歌劇団(USK)の男役トップスター橘アオイ役で出演。

このドラマから翼さんやOSKが世間から注目を集めるようになって、OSKの劇場の観客数がどっと増えました。また翼さんやOSKがNHKの歌番組などに出演されるようになり、全国的に知名度大アップ、さらに進行中

翼和希さんは、宝塚歌劇団と関係があります。インタビューで赤裸々に語られました。

翼和希さんインタビュー「泥くさく華やかに」

トップスターになるまでの道のりは決して平坦ではなかった

大阪の枚方出身、3人姉妹の末っ子で、人前に出るのが苦手だった女の子が、中学2年生の時に宝塚歌劇団の男役を見て、いてもたってもいられなくなったそう。

翼:「何の言葉も出ないくらい美しくて、今言うだけで、サブイボが立つぐらい、ほんまに感動して「うわぁカッコイイ!」と思って、初めて自ら男役をやりたいからさせて欲しいと母にお願いしたのが初めてだったんです。だから言った瞬間に涙が出てきて」

しかし、宝塚音楽学校を受験できる4度のチャンス、全てで不合格。(後半で詳しく説明しています)

そのさなかに、初めて観たのがOSK。

男役をやりたい一心で入団したそうです。

翼:私はOSKに出会うためだったんだなと、今だったら思うし、多分神様が何回も受けて、『お前はOSKやて!』と言ってはったんやなと

翼:華やかなだけじゃないものを背負ってきてるからこそ、OSKの熱い、暑苦しいエネルギーつながるんじゃないかな

以来男役の道をガムシャラに突き進んできて、入団12年目トップスターに昇りつめた。

劇団にとっては、未来を託すのは、挫折を知る翼以外には考えられなかった。
経営母体が度々変わったり、解散に追い込まれたりしながら、波乱の103年の歴史をつないできたから。

OSK日本歌劇団豊田崇克社長の言葉
「トップスターの要素は、歴史をしっかり背負える方だと思いますね。どこか自分のことのように劇団をしっかり支えて、彼女がどういうふうにOSKの未来、どう考えていくのか、捉えていくのか、楽しみですね」

OSKの本拠地「大阪松竹座」は、最も大阪らしさのあふれる道頓堀にあります。泥臭いという表現がぴったり。さらに大阪出身の翼さんの話し方は、バリバリの関西弁。コテコテの大阪出身のトップスターは最近いらっしゃらなかったと思います。

密着番組の語りは、「ブギウギ」で梅丸少女歌劇団(USK)の音楽部長を演じた橋本じゅんさん
ブギウギの梅丸歌劇団の標語強く、逞しく、泥臭く、艶やかにが今回の番組でも紹介されていました。

梅丸少女歌劇団(USK)の音楽部長役の橋本じゅんさんの存在によって、ドラマの橘アオイ=翼和希と錯覚してしまいます。

「強く、逞しく、泥臭く、艶やかに」は翼さんにピッタリ標語だと思います。だから今回の番組のタイトルが「翼和希 泥くさく華やかに」なのでしょう。決して「清く、正しく、美しく」ではない。

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『ブギウギ』出演はオーディションがきっかけ

翼さんは、「ブギウギ」のヒロイン・鈴子役のオーディションを受けられました。ヒロインには選ばれませんでしたが、ドラマの脚本を作っていく中で、制作陣の間で『この役は翼さんしかいない』という話になって、梅丸少女歌劇団(USK)の男役トップスター橘アオイを翼さんが演じることになったそうです。

OSKの舞台を観た時に、トップスターの楊琳さんより「10月に大先輩の笠置シヅ子さんを題材としたNHK連続テレビ小説『ブギウギ』が放送されることになり、翼和希が橘アオイ役で出演することが決まりました」と紹介されていたと、私はこのブログに記載していました。

ドラマのモデルになった笠置シヅ子さんはOSKの出身。その笠置さんがモデルのNHKの朝ドラに、次期トップスターの翼和希さんが出演することは、OSKにとってのビッグチャンスだったと思います。(当時翼さんが次期トップとは発表されていませんでしたが、舞台を観ていれば、察することはできました。)

そして番組を通してOSKと翼さんに光が当たるようになって、知名度が全国区に。劇場にも観客があふれるようになりました。(=良席が取りづらくなったことは、ファンとして喜んでいいのか…)

トップスター前に、大きなチャンスを掴み、開花させたのも、翼和希さんの強運ですね。

宝塚に受からなかったこともOSKに出会うためだった。それも今となれば強運。宝塚ファンとしては、どうしてこんな逸材を4回も不合格にしたの?と残念になりますが、4回の不合格という大きな挫折があったからこそ、今の大きな大きなスター翼和希さんがいる!

翼和希さん出演の番組

7月24、25日NHK総合「NHK列島ニュース」(全国放送)今日です!
OSK日本歌劇団 翼和希の能登半島旅
高瀬耕造アナウンサーと翼和希さんがぶらり旅
出張輪島朝市・門前町の子どもたちと眺めた絶景・懐かしい人との再会も

【放送時間】7月24日(木) 25日(金) 午後2:05〜午後2:50

翼和希さんと宝塚

宝塚受験

すみれのベールで隠されている宝塚のスターと違って、翼さんの年齢はネット上に表記されていました。そこから察すると

初受験 95期(中学3年、2007年)
2回目 96期(高校1年、2008年)
3回目 97期(高校2年、2009年)
4回目 98期(高校3年、2010年)

もし合格されていたら、この4つの期と同期生だった可能性がありました。

2011年4月にOSK日本歌劇団研修所入学。高校卒業後からOSKに入学するまでの1年間が苦しかったのではと勝手に推察します。

宝塚受験スクールの真里子先生

宝塚受験スクールウィンドハート真里子先生は、翼さんの宝塚受験からOSK受験までの受験スクールの先生。

舞台を踏んで1年目から今まで「翼和希応援団」として、ブログで熱心に応援されています。OSKは著作権フリーなものも多いので、先生のブログから翼さんのOSKでの活躍を見ることができました。

真里子先生について
昭和の「ベルばら」ブーム中、雪組トップ娘役として活躍された高宮沙千さん(ピーコ)のお嬢さん。85期のOG。芸名は高宮里菜。姉は高宮千夏(84期)。スクールでは宝塚の現役生の指導もされています。私は現役時代の紅ゆずるさんを通して真里子先生のことを知りました。

翼が高1で出会い
付き合いも16年
本当に努力!努力!努力!の子で
妥協する事のない情熱的な生き方をしていて
そして何より愛情深く、情に熱く、優しい飛び出すハート

ほんとに出会った時は何もやった事なくてゼロスタートだったので今の翼が本当に沢山の方々に感動を与える事が出来ているのは、翼の〝生き方〟そのものが芸事から溢れてるからです

本当に諦めないって凄いエネルギーいるけど本当に翼を誇りに思います!!
真里子先生ブログ

並大抵ではない努力と根性と情熱で、トップスターに昇りつめられたのですね。

番組では、トップスターとして誰よりも汗をかいて芸を磨き、劇団員に対してはきめ細かく温かく寄り添いながら、時には鼓舞しながら、導いている姿もうつされていました。
ポスターを貼ってくださいと、道頓堀界隈をまわる翼和希さんの姿も。

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『レビュー春のおどり』スタッフ陣も宝塚でなじみの方たち

第一部は日本物「翔~Fly High~」
第二部洋物「The Legendary!」

スタッフとして、宝塚でなじみの方たちが沢山いらっしゃいました。
音楽 甲斐正人さん
振付 KAZUMI-BOYさん
第一部(構成・演出・振付) 花柳寿楽さん
第二部作(作・演出 )中村一徳さん

映像には映っていませんでしたが、スタッフには下記の方々のお名前も。
振付 西川卓さん、三井聡さん、風馬翔さん、珠洲春希さん
衣装デザイン 河底美由紀さん
歌唱指導 山口正義さん

映像で見るショーも、宝塚のショーと違いがわかりませんでした。現地で見れば雰囲気が全然違うでしょうが。

OSKと宝塚の垣根も低くなってきているように感じました。

NHKと宝塚

現在、宝塚歌劇団はNHKから干されています。宝塚の舞台中継もなくなりました。

最後に宝塚に関しての放送があったのは、2023年12月8日放送の『かんさい熱視線』「あるタカラジェンヌの死 宝塚歌劇団で何が…。」

今回「翼和希さんの密着」を特集したのも、同じ『かんさい熱視線』

もうすぐ事件から2年になります。宝塚歌劇団は再発防止にむけて改革に取り組んでいますが、まだ途上であり、NHKが宝塚を解禁しないのは、世間一般から理解を得られていないと判断しているからなのでしょう。

宝塚100周年の時は、「100周年特集」の番組で、各組の舞台裏が取材されて、花組では稽古場で明日海りおさんのトップ就任が発表されるシーンが放送されました。ひみつのベールの中の宝塚歌劇団なので、今回のOSKのようにリアルではありませんでしたが、思い出すと懐かしい光景です。

世間から改革後の宝塚歌劇団が認められるようになって、NHKでも宝塚が解禁になることを切に願っています。

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