こんにちは、くららです。
今週の私のトピックスはふたりの和希さんを楽しめたこと。
月曜から水曜日迄は、名古屋御園座で雪組『BONNIE & CLYDE』の和希そらさん!
金曜日は大阪松竹座でOSK『春のおどり』の翼和希さん!
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OSK『春のおどり』について
今年の『春のおどり』は、第1部『レ・フェスティバル』は、フランス映画「ロシュフォールの恋人たち」を元にした、歌とダンスのストーリー仕立てのお洒落なショー。
第2部「未来への扉~Go to the future~」は、アルゼンチンタンゴ、スパニッシュ、ワルツ、ストーリートダンスなど、あらゆるダンスが詰まった「ダンスのOSK」ならではの見ごたえのあるレビューでした。
第1部第2部ともに、とても品が良くて、みなさんの笑顔が輝いていていて、温かくて幸せいっぱいな気持ちになりました。
しかし今までは『春のおどり』と言うと、和物ショーと洋物ショーだったので、今回は同じ先生の洋物ショーの2本立て、しかも「1時間」だったところが2本とも「45分間」。
集中して見ることが出来たのは良いのですが、あっという間に終わって、少し物足りなさは残りました。
32人の出演者で、ずっと踊り続けなので、時間的にはこの長さが限界だったのかもしれません。スピードがあるショーだったので、出演者の方々にとってはハードだったと思います。
2本とも作・演出・振付 上島雪夫氏
ダンサーとして活躍後、それまでの舞台経験を生かして、演出家・振付家として現在ご活躍中。
宝塚の作品でも1995年から2011年まで振付家として担当されたことも。ミュージカル「テニスの王子様」の演出家・振付家としても有名です。
お一人の先生が、2本とも作・演出・振付を担当されるということは、とても珍しいと思います。(シーンによっては他の先生の振り付けもありました)
第一部と第二部の差をつけていらっしゃいましたが、インパクトに欠ける点はあったように感じました。なんだか節約モードに感じられ「予算不足なの?」と勝手に心配してしまいました。
ふたりの和希さん
話は最初に戻して、ふたりの和希さんについて書いて行きたいと思います。
和希そらさんと翼和希さんは、沢山の共通点があります。
まず、圧倒的な歌唱力!
歌うと、劇場全体にダイナミックな歌声が響き渡ります。
本当に気持ち良くて包まれる感じで、いつまでも聞いていたい。
『BONNIE & CLYDE』フィナーレナンバーで、和希そらさんの歌を聞いて一人だけ他の人とは違うダイナミックさを感じたものでしたが、OSKのショーで翼和希さんのソロを聞いても同じ感覚を持ちました。星組の礼真琴さんに通じるものです。
ダンスも抜群!
フィナーレナンバーで、和希そらさんのダンスはキレキレで、ステップも特別軽やか。センスがあって抜群に上手。
翼和希さんも同じです。今回はタンゴを娘役さんと妖艶に官能的に踊られていて、ドキッとしました!どのシーンのダンスも。器用にセンス良く踊られることに共通点を感じます。
小柄でもキラキラスター
お二人とも男役としては小柄なため、少し高めのヒールの靴を履いていらっしゃいますが、それが全く技芸の邪魔になっていません。とっても格好良いです。よくあんな高いヒールを履いてと、その点でも感動してしまいます。
そして誰よりも、キラキラと華のあるスターさん。眩しいばかりの輝きを放っていらっしゃいます。
期待の星!
雪組に組替して、和希そらさんの人気はうなぎ上りのように感じています。そして劇団からも推されている感じが。『BONNIE & CLYDE』を観てますますそう感じました。
翼和希さんは、まだ入団して10年目なので人気面では獲得途上ですが、現在OSK日本歌劇団の2番手さんの位置にいらっしゃいます。そして今年は話題の人になりそうです。
サンスポの『春のおどり』の記事の写真は、トップスターの楊琳さんでは無く、翼和希さんでした!それだけ2023年の期待の人だからだと思います。
翼和希NHK連続テレビ小説「ブギウギ」に出演
楊琳さんが翼さんについて紹介
終演後にトップスターの楊琳さんより下記のようなお知らせがありました。
「10月に大先輩の笠置シヅ子さんを題材としたNHK連続テレビ小説『ブギウギ』が放送されることになり、翼和希が橘アオイ役で出演することが決まりました。笠置さんは、OSK日本歌劇団で12年に渡りご活躍され、昭和2年に大阪松竹座で上演された『日本八景おどり』で初舞台を踏まれました。とても感慨深いです」(ニュアンスです)
翼和希という名前を何度も連呼されていました。
OSK出身の笠置シヅ子さんがモデルのテレビ小説が放映されることは、とても喜ばしくまたOSKの宣伝効果が期待できる事だと思います。OSKの発展に繋がって欲しいです。
『ブギウギ』と翼和希さんの役と出演の経緯
「東京ブギウギ」で知られるブギの女王・笠置シヅ子をモデルに、その半生が描かれます。
大阪の下町で、銭湯の看板娘として育ったヒロイン・鈴子は、小さな頃から歌って踊るのが大好き。道頓堀に新たにできた、梅丸少女歌劇団(USK)に入団することになる。
そこで出会うのが、翼和希さんが演じる 梅丸少女歌劇団(USK)の男役トップスターの橘アオイ。USKの1期生で、迫力ある力強い踊りが得意が男役トップスター。
翼さんの起用は、オーディションで
翼さんは、なんと「ヒロイン・鈴子役のオーディション」を受けられたそうです。
ヒロインには選ばれませんでしたが、ドラマの脚本を作っていく中で、制作陣の間で『翼さんしかいない』という話になって、先輩役を翼さんが演じることが決定したそうです。
「USKに“本物”の魅力を吹き込んでくれる」と翼さんに期待されているそう。
翼さんは2013年に入団して、10年。(宝塚では99期生と同じ入団年です)
笠置シヅ子さんをはじめ先輩たちの魂が息づく体現者として
笠置さんをはじめ先輩たちの魂。翼さんはその魂を下記のように表現されていました。
「決して華やかなだけではない、強さや激しさ。どんな苦難の時も、愛してやまない歌や踊りの力で正面から立ち向かうたくましさ。そして大阪ならではの朗らかさ」
橘アオイはその体現者として、新入団生の教育係として、鈴子たちを厳しく指導する役だそう。
撮影はこの春から行われ、レビューの場面はドラマの大きな見どころ。
OSKの他の団員も登場されるそうです。
このシーンもとっても楽しみです。
ヒロイン…花田鈴子
大阪の下町の銭湯の看板娘として育つ。小さなころから歌って踊るのが大好きで、道頓堀にある梅丸少女歌劇団(USK)に入団する。やがて、歌の才能を発揮し始めた鈴子は、歌手の道を歩み始め、戦後のスターとなっていく。
ヒロインを演じるのは、趣里さん。
水谷豊さんと伊藤蘭さんのお嬢さんです。
2471人応募したオーディションから選ばれました。
1990年9月21日生まれ、東京都出身。
2011年デビュー以降、舞台・映像と幅広く活動。
主演映画「生きてるだけで、愛。」
越路吹雪物語(2018年)
宝塚の有名なOGの半生記としては、「越路吹雪物語」が2018年1月8日−2018年3月30日、テレビ朝日系で放送されました。
昭和の歌姫・越路(本名・河野美保子)の激動の人生が、盟友・岩谷時子との友情を交えて描かれていました。
越路吹雪役(河野美保子)は、大地真央(熟年期)、瀧本美織(青年期)、岩淵心咲(少女期)の3世代3人が演じられました。
私は毎日録画して見ていました。もう5年前になるのですね。
なつかしい~。
荻田浩一さん
「レビュー春のおどり」の作・演出というと、昨年と一昨年担当されていた荻田浩一さんを思い出します。
2008年に宝塚歌劇団を退職され外部で活躍されています。
荻田さんのTwitterを拝見すると、大阪での打ち合わせがあって、時間を縫って10日にOSKの『春のおどり』をご覧になったようです。
その時に「名古屋に行けないものかと思いつつも……」とTwitterに書いていらっしゃるのを見つけました。
御園座の『BONNIE & CLYDE』のことですね。
スケジュールが合わなくて御園座に行くことはできなかったようです。
演出の大野先生から相談されて、「公演として大丈夫なら有り難い限りです」と返事をされたことも書いていらっしゃいました。
これは荻田浩一氏演出の『凍てついた明日』の主題歌“Blues Requiem”の楽曲をフィナーレナンバーで使いたいという相談だったのでしょう。
『凍てついた明日』は、「ボニー&クライド」を題材にした荻田氏演出・脚本の作品で、“Blues Requiem”は、荻田氏作詞です。
宝塚ファンにとって「ボニー&クライド」というと『凍てついた明日』だったので、フィナーレの最後で再びこの曲に出会えたことは、とっても感動的なことでした。
多くのファンの方が私と同じように大感動されたと思います。
宝塚を退団されても、こうして先生同士の繋がりがあることは、有難いことだと思います。
そして2月5日に明治座の『チェーザレ 破壊の創造者』が大千穐楽を迎えたこともTwitterに書かれていました。
この作品は大ヒットした歴史コミック「チェーザレ 破壊の創造者」を荻田氏の脚本でミュージカル化した作品です。
2020年春に上演予定でしたが、コロナによって中止になって、今年の1月から明治座で中川晃教さん主演で上演されていました。
私は『MAKAZE IZM』 遠征の時に、星組公演が中止になったため、足を運んでみたのですが、感動の傑作に出会えてすごく良い思い出になりました。こんな素晴らしい脚本を書かれた荻田氏の手腕にも感動しました。
素晴らしい作品の数々を産み出されている荻田さん。
OSKの「春のおどり」も、また担当してくださったらと思います。
できることなら、宝塚の作品も、ぜひに!
それは難しいのでしょうか?
秘かに期待し続けたいです。
桐さと実さんのお嬢さんがOSKで初舞台
61期生の桐さと実さん、雪組と月組ファンにはとっても懐かしい方です。
娘さんが、「奏叶はる」の芸名で舞台実習生として初舞台を踏まれていました。
177センチと紹介されていたので、ラインダンスの時にすぐわかりました。
昨年大ブームだった「きつねダンス」に着想を得た、お洒落なラインダンスでした。
お嬢さんは大学生活を楽しまれてから、OSKの道に進まれたようです。
OSKは大学卒業時まで受験できるので、いろんな経験を経て入学できることも良いことですね。
しかしOSKは研修所に入学できても、入団テストがあってみんなが入団できないという、厳しい面もあります。
色々と繋がりがあることまで書いていたら、長くなってしまいました。
今年は宝塚とOSKのふたりの和希さんに、一層注目していきたいと思っています。
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