
こんにちは、くららです。
今日は宙組『黒蜥蜴』のポスターと主要な3役の発表。雪組は『DayDream Dali』の集合日だったようで配役が発表されました。
この二つについて書いていきたいと思います。
宙組『黒蜥蜴』水美さん加わって三角関係描かれる?
『黒蜥蜴』のポスターが公表され、先行画像から期待されていた桜木みなとさんの明智小五郎、春乃さくらさんの黒蜥蜴に加え、水美舞斗さんが雨宮潤一役として名を連ねられました。このことでストーリーの輪郭が鮮明になりました。
1968年の江戸川乱歩原作、三島由紀夫戯曲、深作欣二監督の映画見て、考察しています。
桜木・春乃コンビが挑む、禁断の共鳴
名探偵・明智小五郎と女賊・黒蜥蜴。二人の織り成すスリルに満ちた追跡劇。
桜木みなとさん演じる明智小五郎は、知略の天才でありながら、黒蜥蜴という「美」の怪物に魂を侵食されていく危うさを秘めています。
一方、春乃さくらさん演じる黒蜥蜴は、かつて美輪明宏さんが築き上げた伝説的な女賊像に、宝塚の娘役として挑戦されます。
互いの孤独を認め合った瞬間に生まれる“愛”。これまでの宝塚版にはなかった「毒」と「耽美」を私たちに見せてくれることでしょう。ポスターからもそのあたりの片鱗がうかがえます。
ポスターの中に下記の言葉が。
黒蜥蜴「法律が私の恋文になり」
明智「牢屋が私の贈物になる」
三島由紀夫氏の戯曲の台詞です。
2番手・水美舞斗が体現する「献身と嫉妬」
三島由紀夫が戯曲化にあたり、原作にはないキャラクターとして創造したのがこの雨宮です。
雨宮は黒蜥蜴(緑川夫人)の単なる手下ではなく、黒蜥蜴を崇拝し絶対的な忠誠を誓って、奴隷的に仕えている美青年です。
2007年 花組公演『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』では、2番手だった真飛聖さんが演じました。
雨宮は黒蜥蜴命を受けて誘拐や工作活動を実行します。
黒蜥蜴に対して密かな恋心を抱いており、彼女が宿敵である明智小五郎に惹かれていく様子を見て、激しい嫉妬に駆られるという複雑な心情も描かれていました。
ポスターの水美さんは、髪をおろして若さを表現。そして目の下が黒っぽいのは、この雨宮の屈折した心情をあらわしているのでは?と思います。
いつも水美さんは、2番手として比重の重い役を担われているので、明智・黒蜥蜴・雨宮の「濃密な三角関係」が物語の核として描かれるのかな?と思っています。
黒蜥蜴への歪んだ愛と、明智への強烈な嫉妬がどう舞台で爆発するのか。
映画のラスト近くで、雨宮は改心して「令嬢早苗」の替え玉の葉子と結ばれます。
『黒蜥蜴』の役はとっても少ないです。この葉子役を誰が演じるのかも、とっても気になるところです。山吹ひばりさん?それともきよら羽龍さん。
2007年 花組公演『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』は、あくまで明智(春野)が主役のヒーローものとして脚色されていました。今回の宙組版は「三島の戯曲を軸に」と明記されているため、桜木さんの明智が、春乃さんの黒蜥蜴に魂を奪われていくような、よりアダルトで危険な香りのする物語が期待されます。そこに水美さんがからんで、水美さんがどう色づけるのかも興味深いです。
雪組瀬央ゆりあ主演『DayDream Dali』
想像のはるか上をいく非常に個性的で「シュール」な配役が発表されましたね!谷貴矢先生だなと思いました。
主軸は同期コンビ?
「キング・ダリ」を演じる瀬央さんの相手役は「クイーン・ガラ」の輝月ゆうまさんのよう。ダリにとってガラは「聖母であり破壊者、絶対的な支配者」。
互いを知り尽くした二人が、ダリとガラという「共依存的で強烈なカップル」を演じられることが面白いですね。
輝月さんの女役:『雨に唄えば』の リナ(TBS赤坂ACTシアター2018年6 – 7月)。無声映画では大スターの女優役。美しいけど、喋ると下品な声というおち。大きいけどとっても美しい リナでした。
星沢さんもやはり「ヒロイン」かな?
星沢ありささんが演じるアマンダ・リアは、サルバドール・ダリにとって単なる「愛人」という言葉では括れない、「晩年のミューズ(女神)であり、最も近い友人」という特別な存在のようです。
史実におけるアマンダ・リアとダリの関係
15年以上にわたる交流
1960年代半ばにパリで出会い、ダリが亡くなる直前まで約15年にわたり、彼とその妻ガラの双方と深い親交を結びました。
プラトニックな絆
彼女自身の回想録によると、二人の関係は肉体関係のないプラトニックなものであったとされています。
奇妙な「公認」の関係
妻のガラも公認の仲で、ダリ、ガラ、アマンダの3人で旅行に出かけたり、夏を一緒に過ごしたりするほど密接な関係でした。
妻ガラ(輝月)は「太陽」、アマンダ(星沢)はミューズ、「月」という感じだったのかもしれません。
過去の記憶の中の「ガラ」と、ダリを刺激し続けたミューズ「
華世京さんは「ジョーカー・ナルシス」
卵から産まれるという奇抜な登場のナルシス。
若さとエネルギーで瀬央ダリを翻弄する、物語の鍵を握るトリックスターになりそうです。
諏訪さきさんは「ジャック・ロブスター」
華世京さんの「ジョーカー」に対して、諏訪さんは「ジャック(Jack)」。数字の11を表す絵札(J)で、宮廷に仕える「従者・兵士」を意味します。
「キング・ダリ」「クイーン・ガラ」に使える存在なのかな?
様々なキャラクター
公演解説に、様々な芸術家との親交と書かれています。ピカソ(透真)やマグリット(藤影)といった同時代の天才たちが登場するのでしょう。
過去の記憶の中の家族やガラ
また、ダリの絵画(燃えるキリン、象、卵、溶けた時計)がそのままキャラクターや装置として動き出すような、万華鏡のように目まぐるしい展開が予想されます。
Uno(ウーノ)、Dos(ドス)、Tres(トレス)、Cuatro(クアトロ)、Cinco(シンコ)、Seis(セイス)、Siete(シエテ)、Ocho(オチョ)、Nueve(ヌエベ)、Diez(ディエス)。配役をみただけでも、面白い舞台になりそうです。
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