花組『蒼月抄』感想、活躍していたのは4人だけ役は多いけど

こんにちは、くららです。
花組『蒼月抄』『EL DESEO』のスカイステージの【NOW ON STAGE】についてのお知らせがありました。初回放送は2月24日(火)22:45よりです。

4人だけが主に活躍する花組

出演者は永久輝せあさん、星空美咲さん、聖乃あすかさん、極美慎さんの4人です。人数が少ないですね。
実際に観劇しても、W2番手体制の花組は、この4人に活躍が集中していました。それ以降の路線の方たち、上級生の方たちがとても割をくっている印象でした。

そしてトップ娘役の星空美咲さんが、とっても強くて、お芝居ショー共に大きな存在感でした。強い娘役さんと言うと、95期の愛希れいかさん以来ではないでしょうか。
愛希さんはダンサーとしても活躍されていましたが、星空さんは歌で。お芝居ではソロ2回、ショーでは1回、澄みわたった歌声を聞かせてくれました。星空さんの歌は本当に素晴らしいです。

『蒼月抄』の役の感想

壇ノ浦の戦いから40年後、朝葉ことのさん演じる「四条局」(後年の明子)と天城れいんさん演じる「後高倉上皇」(後年の守貞親王)が小舟にのって回想しているところから始まります。(その時の船頭は極美慎さん。ラストにその謎が明かされます)

海つ霊の娘役さんたちの踊りと共に美しい場面転換があって、プロローグは知盛役の永久輝せあさんがせりあがってきてスタートします。(海の底から呼び起こされて出現してくるイメージだそう)
教経、重衡、宗盛たち平家一門、郎党たち、源氏の3名も登場。

そして、お芝居が続いて、ラストは永久輝さん最期のシーン。永久輝さんで始まり、永久輝さんで終わりました。

その後、再び四条局と天城れいんさんの回想シーンになって。

エピローグは、上手すっぽんから、重衡役の聖乃あすかさんがせりあがってきて、
次に下手すっぽんから、教経役の極美慎さんがせりあがってきて
最後に、舞台中央に知盛役の永久輝せあさん明子役の星空美咲さんの2人がせりあがってきます。
そしてプロローグに登場した人たちに囲まれて幕が降ります。

登場人物4人だけがフォーカスされている作品というのは、今まで無かったように思いました。

4人以外で大きな役というと、平清盛役の英真なおきさん明子(星空)の父親役の紫門ゆりやさん

路線男役は、宗盛役の一之瀬航季さん。プロローグのはじめに教経役の極美慎さんと絡んでいたので、一瞬聖乃さん?と思ったら、一之瀬さんでした。聖乃さんはその後一人で奥から登場されました。

それから源氏側で名がある人物として登場するのは、
源義経役の希波らいとさん
梶原景時役の侑輝大弥さん
その息子を景季を演じる夏希真斗さんの3人だけ。

この作品では源義経は敵側なので、悪役として描かれています。
希波さんは悪そうなお顔と雰囲気を全面に打ち出して、敵方を演じられていました。長身なので圧倒的な気迫がありました。

侑輝さんは髭をつけて、(髭姿も格好良い)、義経よりは落ち着きのある強い武将を演じられていました。

夏希真斗さんは身のこなしが軽いので、殺陣もお上手でしたが、鮮烈な印象に残り、涙を誘うのは、知盛(永久輝)の息子の知章役の美空真瑠さんです。夏希さんと美空さんが剣を交わすシーンもありました。

知章役の美空真瑠さん
一ノ谷の戦いで、知盛(永久輝)と知章(美空)の父子の涙の別れが描かれていました。平知章は享年16歳だったそう(数え年で16歳なので、実年齢は14歳か15歳)。
美空さんが幼く見えて、健気で。とても力量のある人だなと思いました。

男役さんたちが殺陣で活躍されている中、後高倉上皇というストーリーテラーの静かな役を演じた天城れいんさん。芝居上手な四条局役の朝葉ことのさんと共にわかりやすく伝えてくださいました。目立つ役でしたが、路線男役さんとして、この役はもうけ役なのかな?と考えてしまいました。

娘役では、舞を披露する徳子役の美羽愛さんが存在感がありました。
重衡の妻の七彩はづきさんは、セリフは少ないものの、平家の家族として舞台の上には長くいました。
守貞親王役の彩葉ゆめさんは、とてもかわいくて、知盛・明子にとって大切な存在なので、目立つ存在で、銀橋もわたっていました。
安徳天皇役の花海凛さんも可愛らしかったです。白拍子役の時にソロ歌唱のシーンもありました。歌声がきれいでした。

全般に本当に役としてセリフのある方が少なかったです。
公演プログラムには、役名がずらりとあって、その役名を知っていれば、舞台を観て「ああ」と納得ですが。

熊倉先生の大劇場デビュー作なので、役を絞って書き込む方が安易だと思いますが、80人以上の出演者を用いて大劇場の舞台をつくりあげるという視点にたつと物足りなかったかもしれません。

シー『EL DESEO』も、W2番手で作品をつくったことで、4人以外は、プロローグの4人組(聖乃さん極美さん侑輝さん希波さん)、中詰めの歌い継ぎぐらいしかスポットの当たるところは無かったように思うので、これは「W2番手」に重きを置いた弊害かもしれません。特にショーは45分間といつもより短かったので、良いショーでしたが、いろんなスターの活躍を楽しむという点では物足りなかったです。

ここに書いた方以外で活躍していた人というと、新人公演の主演をつとめる106期の鏡星珠さん。お芝居の回想シーンで、知盛の少年役で歌うシーンがありました。ショーでは砂漠のハンターのシーンでソロ歌唱。

『エリザベート』が花組で上演されることになって、新人公演のトートは誰がされるのだろう?と思ったら、花組の2026年度の新人公演の主演経験者は今回挑戦する鏡さんだけです。鏡さんになるのかな?
あまりに該当者がいないので、雪組から華世京さんが組替えということもあるのか?そんなことを思いながら、鏡さんの活躍を見ていました。

ショーについては、また書きたいと思います。

「ポーの一族」の出演者発表

【専科】
・美穂圭子さん
・奏乃はるとさん
・小桜ほのかさん

奏乃さんは、2月23日付けで専科に異動されますが、現在上演中の雪組本公演に続いて本公演に出演されるのですね。雪組の別箱には出演されません。

小桜ほのかさんは「ポーの一族」に出演されるので、花組『エリザベート』には出演できませんね。ゾフィーはやはり美風組長さんかな。『蒼月抄』でもここぞという所で美声を轟かせていらっしゃいました。

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