Wトップ体制とトップ就任の順番

こんにちは、くららです。
スカイステージで1981年の花組「ファースト・ラブ」を見ました。
この作品は松あきらさん・順みつきさんトップ体制のショー作品です。
通常公演と違って真ん中0番の使い方が独特ですが、明るい雰囲気の作品でした。しかしファンの間では拍手合戦などのバトルが繰り広げられた熱い作品と記憶しています。

そしてこのショーは黒木瞳さんをはじめとする67期の初舞台生公演で、初舞台ロケットもありました。

※次は9月23日午前2時から放送されます。(興味ある方はお見逃しなく)

どうしてWトップ体制になったのか?

安奈淳さん鳳蘭さん汀夏子さんといったベルばら4強のトップスターたちが相次ぎ退団する中で、安奈淳さんの後を継いで松あきらさんが花組トップスターでしたが、集客が芳しくなかったため、花組で2年以上トップをつとめていた松あきらさんの組に順みつきさんが組替えしてきて、ダブルトップ体制になりました。

一馬力では集客が弱いので二馬力にしようと単純に考えたのでしょう。しかしその弊害は大きかったです。これ以降二度とWトップ体制は行わないと宣言があったように記憶しています。

Wトップ体制のショー

プロローグ

大階段の中央の0番で松あきらさんが大きな衣装と羽をまとって歌を歌い、衣装を脱ぎ捨てて階段を降りてきて踊っていると、大階段の上から順みつきさんが0番の位置で同じ衣装で降りてきました。すると松さんはセンターのせり下がりから消え、順さんが舞台中央で歌い踊りながら銀橋を渡っていました。

銀橋0番に松さんと娘役さん、大階段中央0番に順さんと娘役さんそれぞれ歌い踊り、舞台上にやってきたら松さんと順さんはシンメになって踊り、そのあと2人で少し踊った後、大階段の0番を挟んで二人は階段を昇っていって、中央でスポットライトを浴びてポーズを決めたら、歌い踊りながら階段を一緒に降りてきて、舞台の花組生たちの先頭の0番を挟んで2人は立ち、主題歌を歌い踊っていました。

カーテン前

銀橋に出て松さん順さんふたりで歌い踊っていました。

その後は、松さん中心、順さん中心、若手中心のシーン。

フィナーレ前

カーテン前で銀橋に出て、松さん順さんふたりで歌い踊るっていました。同じジャケットスーツでしたが、中のシャツが松さん水色順さんピンク色。

初舞台生ロケット

67期生の初舞台ロケット。かなり長い時間放送されました。何人かのお顔を認識することが出来ました。

黒木瞳さん、真矢みきさん、涼風真世さん、毬藻えりさん、水原環さん、舞希彩さん(娘104期咲彩いちご)さん、北原遥子さん、小乙女幸さん、燁明さんら。

現役では月組組長梨花ますみさん

日本航空ジャンボ機墜落事故の犠牲になった北原遥子さんが華麗なバク宙を披露されているのが映っていました。

フィナーレ

階段降りは映っていませんでしたが、銀橋でも本舞台でも同じ衣装に同じ羽根で0番を挟んで二人は立っていらっしゃいました。

トップスターというのは、組の頂点に立つ立場です。それが二人いるとやりにくかったと思います。特に松さんは既にトップスターの経験を重ねていました。順さんは独自の個性をもつ方でした。それぞれの魅力を舞台で活かすことが難しかったのではと思います。スターたちにもストレスがたまったと思います。

作 ・ 演出 : 岡田敬二
併演『宝塚春の踊り』『恋天狗』(若手主演・高汐巴、若葉ひろみ、平みち)

Wトップ体制の経緯

松あきらさんは52期、順みつさんは54期、(4組経験者。月組より組み替え)

松あきらさんと順みつきさん (宝塚大劇場の公演を基本として記載)

1978年8月 松あきらさん花組トップ就任
1980年 『花小袖』『プレンティフル・ジョイ』順みつきさん花組組替え
1980年9月 『アナトール』(宝塚バウホール)   高汐巴さん花組組替え

初ダブルトップ体制1980年11月『友よこの胸に熱き涙を』『ザ・スピリット』、芝居は役替わり

ダブルトップ体制2回め1981年3月~『宝塚春の踊り』『ファースト・ラブ』

ダブルトップ体制3回め1981年10月『エストレリータ』『ジュエリー・メルヘン』

ダブルトップ体制4回め1982年3月『春の踊り〜花と夢と愛と〜』『アルカディアよ永遠に』

松あきらさん退団公演1982年8月『夜明けの序曲』 順みつきさん外部主演(『キャバレー』(再演・博品館劇場))

順みつきさん退団公演1983年2月、『霧深きエルベのほとり』『オペラ・トロピカル』

松あきら・順みつきのダブルトップ体制は4作行われて、5作目松あきらさんの退団公演でした。その間順みつきさんは外部で『キャバレー』の主演やバウホール主演をされていました。

6作目が順みつきさんの退団公演でした。

その陰で寿ひずるさん突然の退団で大波乱

劇団は花組の順みつきさんの後任として寿ひずるさんのトップ就任を予定されていたところ、寿さんは10月に突然坂東八十助氏との婚約を発表され、2カ月後に退団されたため、高汐さんは組替え騒動に巻き込まれました。

同期の寿ひずるさんと高汐巴さん

寿ひずるさんは、花組から雪組に組替えして、「麻実れい・遥くらら・寿ひずるのゴールデントリオ」としてで売りだしました。
高汐巴さんは雪組から花組に組替えして、Wトップ体制の時代を過ごしました。

寿ひずるさんは、 順みつきさんの後花組トップ就任のため、花組に組替え。松あきらさん退団公演の東京公演から出演。
高汐巴さん松あきらさん退団公演の宝塚公演に出演後雪組に組替え。

しかし寿ひずるさんが婚約発表をして、松あきらさんと一緒に退団することになってしまいました。

高汐巴さんの雪組時代は約3か月(1982年11月~1983年2月)で終わり、花組に組替えして、順みつきさんの退団公演の2番手をつとめ、その後1983年8月1日に花組トップスターに就任されました。

トップ就任の順番

当時花組には1期下の平みちさんがいましたが、高汐巴さんを呼び寄せてトップに就任させたということは、劇団内にトップ就任の順番があるのだと思います。

高汐巴  1983年8月1日  花組トップ就任。
峰さを理 1983年8月11日 星組トップ就任。

就任日が近いのは星組の瀬戸内美八さん退団公演「オルフェウスの窓」が先に東京で行われて宝塚が大千秋楽となったためです。

58期の2人のトップスター就任を印象づけるために、わざと日程を近づけていたのかもしれません。

平みちさんは、1983年3月に雪組に組替えして、麻実れいさんの後を継いで1985年4月31日雪組トップスターに就任。

寿ひずるさんがそのまま花組のトップに就任されていたら、雪組トップには高汐巴さんが就任されていたのでしょうか?そうすると平みちさんのトップ就任はなかった?謎です。

今でもトップスターの就任の順番はある?

100期の場合、まず風間柚乃さんが就任されて、聖乃あすかさんが次のように思います。

97期の永久輝せあさん98期の暁千星さん、暁千星さんが早期抜擢されるかも?と思える時期もありましたが、
永久輝せあさん2024年5月27日付で就任。
暁千星さん2025年8月11日付で就任。
約1年3か月の差です。

トップスターの就任計画ついては、水面下で何年にも渡って計画されていると思います。

Wトップ体制について思うこと

0番にたって羽根を背負うのがトップスターだと思います。ファンは応援しているスターのその姿を見てみたいと願っています。

「ファースト・ラブ」のWトップ体制を見る限りは、0番に一人で立つことが少なかったです。羽根を背負ったら0番を挟んで二人が立つ形でした。

だから松あきらさんも順みつきさんも、一人トップ体制で退団されていきました。

Wトップでは、スターご自身もファンも満足度が低いと思います。

現在の宙組の桜木みなとさんと水美舞斗さんは同期で拮抗した実力と人気ですが、桜木さんがトップスターという設定で良かったと思います。そして水美さんがトップスターとして引き継ぐ時がいつかくる時を待ちたいと思います。

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