遥羽ららちゃん宙組大劇場千秋楽配信
こんにちは、くららです。
昨日は宙組大劇場千秋楽公演を配信で観ました。
今日の配信でとても心に残ったのは、この公演で退団する遥羽ららちゃんです。
笑顔が素敵な娘役さんですが、宝塚大劇場を卒業するららちゃんの笑顔は、眩しいほど晴れやかに輝いていました。

そしてお芝居でもショーでも、さらにキラリ!と光っていました。

スポンサーリンク



アドリブ返しが見事だったららちゃんのハドスン夫人

真風ホームズの「退屈だぁ」アドリブは、今日もオオノリでした。

地球儀を回しながら
真風:「チェケチェケチェケ♪退屈だぁ」(ラップ風に)

真風:「チェケチェケチェケ♪退屈だぁ」

真風:「チェケチェケチェケ♪千秋楽!」

真風さんは、桜木ワトスンがラップに乗ってきてくれることを期待されていたと思います。
しかし桜木ワトソンは、笑いのツボにハマってしまったようで、両手を広げた新聞の後ろで必死で笑いを堪えている様子。
新聞を持つ手が小刻みに震えていました。

真風:「チェケチェケチェケ♪何か言ったらどうだぁ」

桜木:「う~~落ち着きたまえホームズ!」と返すのが精いっぱい。

そこに、ららハドスン夫人が扉を開けて入って来て、「チェケチェケチェケ♪」

ららちゃんに客席大爆笑でした!

「ビバ!タカラジェンヌ」で、ららちゃんが話していたこと

ららちゃん演じるハドスン夫人は、扉を開けて舞台に登場するので、舞台の様子が全く見えない舞台中央の扉の向こうにスタンバイしています。

その時に耳で会話を良く聞いて、舞台上の雰囲気を読みながら、バーンと扉を開けてハドスン夫人として登場するのが、とっても難しいと話されていました。

そんな状況でも、ワトソンが出来なかったアドリブ返しを
ハドソン夫人は「チェケチェケチェケ♪」と見事に返すことができました。

ららちゃんのコメディセンスも抜群だと思いました。

ららちゃんはお芝居とコメディが得意

幼い時からバレエを習っていて、将来舞台に立ちたいと思った時に、コンテンポラリーバレエの先生の所で表現力を学ぶようになったそうです。
その先生から宝塚をすすめられて、中学生の時にバスツアーでお母様と宝塚の観劇をして、ショーに魅了され、宝塚の舞台に立ちたいと思うようになって、1年弱受験の準備をして、中学卒業で1回で合格。
音楽学校に入ってから演劇を学んで、表現すること、お芝居が好きだと思うようになったそうです。

そして舞台に立つようになってからの忘れられない思い出は、2017年6月桜木みなとさん主演『パーシャルタイムトラベル 時空の果てに』のシャーロット。
コメディ要素の強い、お笑い担当の女の子役で、お稽古中は不安だったそうですが、舞台に立つと笑ってもらえて、すごくやり甲斐を感じたそうです。
その直前の『王妃の館-Château de la Reine-』の新人公演ヒロイン桜井玲子(本役:実咲凜音)も、コメディ要素のある役でした。

2019年2月の轟悠さん主演のコメディ『パパ・アイ・ラブ・ユー』でも、ヒロイン役的なローズマリー・モーティマー役で、とっても良い味を出していました。

ハドソン夫人役について
『異人たちのルネサンス』の新人公演で、ルイーザ(本役:花音舞)役がとても楽しかったので、今回のハドソン夫人役が嬉しかったそうです。

ちょっと怖めなガミガミ怒る女性だけど、その中に憎めない愛らしさ愛くるしさがあるのがハドソン夫人と生田先生に言われているとか。
イレギュラーズの子どもたちに囲まれている時は母性が出ていて、ハドソン夫人の温かい人柄が素敵に醸し出されています。

ららちゃん自身は、ホームズという変わった人を置いておける忍耐強さや、大きな心のハドソン夫人は、スゴイなと思っているそう。

今まで相手役のいる可愛い役を多く演じてきたけど、最後にみんなを温かく見守っている役がもらえて嬉しいと話されていました。

ショー『Délicieux!』でも、とってもキュート

ららちゃんは、「変食でお菓子が大好きなのでお菓子のショーに出れることが幸せ」と。
チョコクッキーが大好きで、辛いお菓子の後にチョコを食べるのも、何とも言えない幸せのひと時だそうです。

お菓子が大好きな娘役さんが多いですね。
一般的には、お菓子ばかり食べていたら素晴らしいスタイルは維持できませんが、タカラジェンヌは一般人とは運動量が全く違うので、お菓子を食べ放題でも、お人形さんのような抜群のプロポーションが保てるのですね。
「ホテルスヴィッツラハウス」で、様々なお洒落な衣装をファッションモデルのように着こなしていたららちゃんのスタイルの良さ特別でした。

ショーの好きなシーンは、キャンディー・ケーンを使った芹香斗亜さんとのシーン。
キキちゃんが素敵な表情で見てくれるのが、嬉しいそう。
配信でもららちゃんは、キキちゃんの笑顔に包まれてとってもとっても幸せそうでした。

その前の、6人の娘役さんと一緒に銀橋で歌うシーンも、大切にしているそう。
娘役だけで銀橋で歌うことはあまり無く、野口先生も初めてつくられたという貴重なシーンとのこと。
夏だけどサンタ帽をかぶって、とってもキュートで、とろけそうに可愛いシーンです。特に一人だけ赤のラインが入っている真ん中のららちゃんが際立っています。

千秋楽のご挨拶

すっしー組長さんの言葉
「可愛い子役から大人の女性まで熱量ある演技が印象的です。どの男役と組んでも相手のカラーに変化できる娘役である美学が光っていました。」

ららちゃんのご挨拶

姫

今沢山の方々の優しさに触れ、心が温かい愛で満たされていてら本当に幸せです。
時には不安や焦り、自分の不甲斐なさに心が折れてしまいそうな時もありました。
それでも今こうしてこんなにも幸せな気持ちでこの場に立たせていただけるのは、いつも助けてくださる方がいて、見守って下さら方がいて、応援してくださる方がいらしたからです。

今は宙組の皆様と過ごした日々、沢山泣いて沢山笑った日々が愛おしいです。
こんな私を支えて下さった全ての皆さまに心から感謝の気持ちでいっぱいでございます、
10年間というかけがえのない時間を本当にありがとうございました。

組長さんが仰ったように、相手の男役さんのカラーに変化できる娘役さんで、組むどの男役さんとも合っていて、素敵に魅せてくれました。
まだまだ活躍して欲しい娘役さんなので、本当に退団が残念です。

ららちゃんの魅力は純真でとろけるような笑顔だと思います。
Brilliant Dreams +NEXT#43「桜木みなと」のバトミントン編に同期の瑠風輝くんと出演していました。
走るのはとっても速くて運動神経が良さそうなのに、バトミントンは初心者で特訓しても全く上達しませんでした。
その出来ない時の素朴な可愛さと笑顔が何ともツボでした。
おっとりとした娘役さんらしさに何とも言えない魅力があります。

宙組は歴史が浅いこともありますが、歴代トップ娘役は星風まどかちゃんを除いては、みんな組替してトップ娘役に就任しています。
星風まどかちゃんの場合、研1の宙組の組回りの時から抜擢されていて、宙組20周年にトップ娘役に就任することは、はやくから計画されていたのかな?と思うようなところがあります。
現在山吹ひばりちゃんが抜擢されているので、これからは変わっていくのかもしれませんが、「宙組は生え抜きトップ娘役」を育てるつもりが無いのかな?と思えるようなところがありました。

トップスターについても、同じですね。桜木みなとくんが宙組トップスターになったら、初の生え抜き宙組トップになりますが。

娘役さんの歌唱力が重視されるようになってきました。
ららちゃんは、演技力とセンスはピカ一だと思いますが、歌唱面では得意とは言えないところが、「娘2」より上にいくことは難しかったのかな?と思います。

『婆娑羅の玄孫』でヒロインとして活躍していた星組の音波みのりさんについても、歌唱面に心配が無かったら、トップ娘役に就任されていたのでは?と思う所があります。

潤花ちゃんのように、華とスター性が特に秀でていたら、歌唱面には重きを置かれない場合もあります。

娘役さんには「時の運」も大きいような気もします。入団当初から抜擢されている娘役さんがやはり強い!
ららちゃんの退団を惜しむ声が多く聞かれます。本当に残念ですが仕方が無いですね。

東京公演も無事に上演できて、大千秋楽の9月26日にららちゃんをはじめ7名の退団者が、幸せに卒業されていくことを願っています。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
ランキングに参加しています。ポチッとバナーをクリックしていただけると嬉しいです♪
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村
いつも応援してくださってありがとうございます。

twitter


スポンサーリンク