『侍ストッパー』で感じた人事の新潮流とお詫び

こんにちは、くららです。
月組『侍タイムスリッパー』を配信で見ました。
とっても面白かったです。

ちょっとだけ感想

鳳月杏さんだからこその経験値を見事に活かした、地味な着物と袴の高坂新左衛門をあれほど味わいのある魅力的な人物として演じることができたのだと思いました。鳳月さんの芝居力に感嘆しました。

ポロシャツにジーンズに丸メガネといういで立ちでも、舞台で成立するのは、天紫さんの華やかな持ち味があってこそ。優子という名前通りの包み込むような優しさに癒されました。

そして風間柚乃さんは、芝居巧者の本領を発揮されて、圧倒的な「説得力」と「存在感」。殺陣も歌も見事で、2番手としての実力がみなぎっていました。

劇中のクライマックス、「無音の殺陣の時間」は、まさに「芝居の月組」の真骨頂でした。

感想はこのへんにして、2回前に書いた『RISING STAR GUIDE 2026』についての解釈、私が間違っていたなと思うところがあるので、この場で訂正させていただきたいと思います。

美颯りひとさん(107期)抜擢

村田左之助役の美颯りひとさんが活躍していると聞いていましたが、配信を見て思っていた以上に出番が多くて活躍されていて、驚きました。
少し誇張かもしれませんが、村田左之助から始まって、村田左之助で終わったイメージ。

白虎隊では、既に2回の新人公演主演を終えている雅耀さん(108期)と二人で中心を担われていました。

御曹司と言われる雅耀さんも若手俳優役で坂本龍馬を演じて見せ場がありましたが、出番という点では美颯さんの方が目立っていた印象でした。

美颯さんの抜擢は突然はじまった

『ゴールデン・リバティ』(2024年11月~)

新人公演 ランディ[無法者]役(本役 一輝翔琉)

鳳月杏さんのトップお披露目公演の新人公演では、同期の一輝翔琉さんの役でした。
同期の役を演じるというのは、そんなに期待されていなかったと受け止めてもいいのかも。
それ以前の新人公演の役も調べてみましたが、大きな役はなかったです。

『花の業平』全国ツアー(2025年4月~5月)

一輝翔琉さんは、全国ツアーで退団。

その全国ツアーで、業平の従者の春景役一輝翔琉さんと一緒に秋宗役を演じていました。
度々登場してきて、会話する、少し目立つ役でした。

私はその公演を観て、107期には可愛いお顔立ちの美颯りひとさんという男役さんがいるんだと初認識しました。

故郷・福岡公演に凱旋されるので、109期の乃々れいあさんと一緒に、西日本新聞の記事になっていました。

この公演から、美颯りひとさんが少し注目される存在になったと思います。

『GUYS AND DOLLS』(2025年7月~)

新人公演 ネイサン・デトロイト役(風間柚乃)

前回は同期の役でしたが、なんと突然2番手の風間さんの役。
こんなに急に大抜擢された例は、あまり無いことだと思います。

新人公演を見に行くことはできませんでしたが、本公演を観劇する時に「美颯」さんを探したら、真っ直ぐな眼差しが印象的でした。頑張るぞという気迫を感じました。

そして新人公演では大奮闘。芝居も歌もダンスも器用にこなされて、一躍「美颯りひと」という素敵な男役さんがいる、と話題になりました。

抜擢されてちゃんと結果を出せるのは、それだけ実力を持っていらっしゃるからです。努力を重ねて蓄えていらっしゃったのでしょう。

美颯さんのような逸材が埋もれていたことに驚きでした。
タカラジェンヌは、みなさん優秀なので、逸材なのに埋もれたままというケースはほかにもあるのかもしれません。
美颯さんが抜擢されて、スターとして頭角をあらわしてこられて、良かったと思ったものです。

『侍タイムスリッパー』(2026年1月~)

そして、今回です。
主要なポジションの村田左之助役で大抜擢。地に足の着いた演技が見事でした。

白虎隊でも、御曹司として注目される雅耀さんの隣で、輝いていました。

若手らしい真っすぐな力強いまなざしが印象的です。

エネルギッシュに前に進んでいらっしゃいます。

107期の期待の星に

初舞台からずっと注目され続けていた一輝翔琉さんが退団されて、美颯さんがその穴を埋める存在になった印象です。

しかもこんな急激な男役さんの抜擢は、今まで記憶にありません。

107期はまだ新人公演の主演者がいませんが、美颯さんが間違いなくその筆頭候補としての名乗りをあげているように感じています。

『RYOFU-呂布-』の新人公演について

主演は鳳月杏さんの芝居力、そして力強さと色気が求められる難しい役どころだと思います。
美颯さんが新人公演主演を射止めれば、『侍タイムスリッパー』で証明した実力が結実します。

しかし月組は各期に新人公演の主演者を割り振る傾向があるので、106期の和真あさ乃さんが抜擢される可能性も高いです。その次の公演も2026年度内になりますが。

109期の翔ゆり愛さんという有力候補もいます。
ただ、翔ゆり愛さんは、新人公演の経験値が現在低い番手なので、段階を追って抜擢されていく可能性も高いです。

美颯さんのような急速な抜擢があるなら、人事の予想がつかない

今までに例になかった美颯さんのような急速な抜擢があると、今後の新人男役戦線の予想がつきにくくなると思っています。

107期については、美颯さんが新人公演の主演を射止めたら、107期の主演者の枠を埋めれます。しかし枠がうまったからといって、抜擢をやめないで欲しいと思います。

優秀なタカラジェンヌはたくさんいらっしゃるので、新人公演主演を前提に、抜擢を積極的に行って、第二の美颯さん、第三の美颯さんが誕生していって欲しいです。

『RISING STAR GUIDE 2026』についての感想の訂正

私の勝手な苦言について

『RISING STAR GUIDE 2026』に関して、期による偏りがありすぎと苦言を呈しました。
新人公演主演経験者: 105期は8人、106期は1人、107期は0人

美颯さんの抜擢によって、この偏りを改善しようとされているのを感じています。

勝手に先走って書いて申し訳なかったと思っています。

『RISING STAR GUIDE 』の解釈が間違っていた

過去3回は、掲載学年は「研6~研9」と定められていました。
しかし今年は「研4~研10」。102期は前回と重複していました。

掲載学年の幅を広げたのは、幅広く抜擢していく予定だからかな?と思い直しました。

「研6から研9」と定めてしまったら、107期は次回の『RISING STAR GUIDE』に掲載されません。

106期については、新人公演最終学年となる2026年度の終わりまでに、数人は抜擢予定だと思います。既に鏡星珠さんが決まっています。

107期については、新人公演最終学年となる2027年度の終わりまでに、最低でも数人は抜擢予定だと思います。

次号にその人たちを載せるために、108期までの新人公演の経験者を今回載せておいて、4年後あたりの次号で、それ以降の新人公演経験者を全員載せるために、学年のしばりを撤廃したのだと思います。

つまり、学年の偏りに気づいているからこそ、だと思いました。

早合点して、間違った解釈をしていたことをお詫びいたします。

これから、新人公演学年の頑張りがますます活性化していきますように、願っています。

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