
こんにちは、くららです。
今回は月組風間柚乃さん主演『稲妻開化譚-イナズマカイカタン-』(作・演出/齋藤吉正先生)について深掘りしていきたいと思います。
『稲妻開化譚』の東瀬風馬と二本松少年隊
あらすじを読んで興味深く思ったのは「二本松少年隊」です。
『侍タイムスリッパー』と白虎隊
映画にはありませんでしたが、宝塚版では主人公・高坂新左衛門の出自である会津藩や、その悲劇を象徴する白虎隊の場面が丁寧に描かれていました。
「今を生きる私たちの平和」の重みを再認識させてくれました。
二本松少年隊とは
福島県二本松藩の少年隊は、会津の白虎隊(16〜17歳)よりもさらに幼い12〜14歳が多く含まれていました。少年たちは母の縫った服を着て、
風間さんは「敵」から「当事者」へ
風間さんは『侍タイムスリッパー』では会津藩の敵の長州藩士(新政府軍)でした。会津・
「新聞記者」と「怪盗」
二本松少年隊として過酷な戦場を生き延びたという設定から、風馬というキャラクターに深い影と強さの両方を感じます。
「仲間が死に絶えた中で自分だけが生き長らえた」という葛藤。
明治の世を憂い、この理不尽な世を変えようと、昼は新聞記者として、夜は謎多き怪盗「稲妻小僧」として実力行使に出る。
「稲妻小僧」は実在した
稲妻小僧(いなずまこぞう)は、明治時代に実在した凶悪犯「稲妻強盗」こと坂本慶次郎(さかもと けいじろう)がモデルの一部になっていると考えられます。
「稲妻強盗」の異名で恐れられた実在の強盗犯です。神出鬼没で、稲妻のように素早く逃げ去ることからその名がつきました。
人気漫画『ゴールデンカムイ』に登場する「稲妻強盗・坂本慶一郎」のモデルにもなっています。
実在の凶悪犯をそのまま描くのではなく、「昼は新聞記者、夜は怪盗」というフィクションならではの魅力的なキャラクターになって、風間さんが魅せて下さることでしょう。
伊藤博文(長州藩出身)と対峙し、裏で取引
「負けた側」と「勝った側」
二本松藩を攻めた中心勢力である長州藩の出世頭・伊藤博文。風馬にとっては、故郷を壊し、仲間を死に追いやった「憎むべき敵の象徴」のような人物です。
その男から取引を持ちかけられるという展開、興味深いです。
「飾り皿」を巡るポリティカル・サスペンス
単なる盗賊物語ではなく、国家の機密が絡むという点に、スケールの大きさがあります。
「伊藤博文が作った新しい日本」を風馬がどう見つめ、どう抗うのか。風間さんの重厚な芝居が、単なるエンターテインメントを超えた人間ドラマにしてくれそうです。
登場人物
岩城麻里(ヒロイン)
近所に住む士族の娘、子供たちを集め私塾を開く。
風馬の下世話な記事に憤り、二人は事あるごとに喧嘩を繰り返す仲。
麻里には、斎藤先生作の宙組『MY BLUE HEAVEN -わたしのあおぞら-』(2024年)のヒロインのヤヨイと共通したものを感じます。「自分の足で立ち、時代に立ち向かう」能動的なヒロイン。
花妃舞音さんには、能動的なヒロイン像を感じませんが、成長されるかな?
私は初めてあらすじを読んだ時に、花妃さんとは違う印象を受けました。
月組には「組みすぎ問題」は無用
花妃さんは、2年前の風間さん東上主演「BLUFF」でもヒロインを演じられました。他の組では「組みすぎではないか?」問題が起こりますが、月組は治外法権というか、既に月城さん海乃さんトップコンビによって「組み過ぎはトップコンビニ関係ない」と立証済みです。
月城さん海乃さんの例
月城さんは2回目の東上主演直後は珠城さんのサヨナラ公演だった
月城さんの場合、「ダル・レークの恋」の直後が珠城りょうさんサヨナラ公演『桜嵐記(おうらんき)』『Dream Chaser』でした。
鳳月さんがもし4作で退団だとしたら、風間さんは月城さんと同じ立場になります。
このあたりから、「鳳月さんは4作退団?」説は有り得るような気がします。
伊藤博文
時の権力者。当時44歳。
愛人スキャンダルで世間の耳目を集めた風馬は、伊藤の邸へ連行されてしまう。そこで風馬の裏の顔を知る伊藤から、何者かに盗まれた、ある機密が隠された黄金の“ツィーアテラー(飾り皿)”を奪い返して欲しいとの取引をもちかけられる。
鳳杏さん主演『NINE』には、娘役さんたちと女役をする男役さんが選抜されると思うので、風間さんチームに男役さんが集中するのでは?と思います。
そのため44歳の伊藤博文は路線男役さんかな?と思います。でも芝居上手な風間さんと対峙するのなら、専科の方?かなとも。
個性豊かな登場人物達
と書かれていましたが、具体的な名前は書かれていませんでした。
明治期の帝都東京を駆け抜ける一人の男の生き様を描きあげる、痛快で人情味溢れる物語とのこと。
とても楽しい作品になりそうです。
兵庫県立芸術文化センターについて
関西では有名なホールです。 2005年開館の綺麗な施設で、客席は見やすく、音響面も高く評価されています。
阪急神戸線「西宮北口駅」の南改札からデッキで繋がっているので、傘なしで行けます。西(右手)に歩いてください。2分程です。
とっても交通の便が良く、評判の良い劇場なので、宝塚でもっともっと使われるようになったらと思います。
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