
こんにちは、くららです。
昨日の続きですが、今日は月組の独自性について書いていきたいと思います。
月組のトップ・トップ娘役史
月組は独特で、「月組生え抜きのトップスター時代」と「組替えトップ時代」がありました。(大地真央さんトップ時代から書き上げています)
●は、トップ、トップ娘役が共に月組生え抜きの時にマーク。
一次「月組純血主義・生え抜きトップ時代」(1982年~1997年)
●大地真央(月組出身)1982年トップ就任。
・黒木瞳(月組出身)
●剣幸(月組出身)
・こだま愛(月組出身)
●涼風真世(月組出身)
・麻乃佳世(月組出身)
●天海祐希(月組出身)
・麻乃佳世(月組出身)
●久世星佳(月組出身)
・風花舞(月組出身)
「組替えトップ時代」(1997年~2012年))
真琴つばさ(花組出身)1997年トップ就任。
・風花舞(月組出身)
・檀れい(月→雪→月)
紫吹淳 (花→星→月→専科→月)
・映美くらら(星組出身)
彩輝直 (月→星→専科→月)
・映美くらら(星組出身)
瀬奈じゅん(花組出身)
・彩乃かなみ(花→宙→月)
・ヒロイン不在
霧矢大夢 (花組出身)
・蒼乃夕妃(星組出身)
二次「月組純血主義・生え抜きトップ時代」(2012年~)月城さん例外
●龍真咲(月組出身)。16年ぶり月組生え抜きトップ。
・愛希れいか(月組出身)
●珠城りょう(月組出身)
・愛希れいか(月組出身)
・美園さくら(月組出身)
・月城かなと(雪組出身) 2021年8月16日就任。9年ぶりに組替えトップスター。
・海乃美月(月組出身)
▲鳳月杏(月組→花組→月組)月組出身。
・天紫珠李(月組出身)
月城さんは雪組から組替えしてきましたが、珠城りょうさんの2作目から出演して4年あまり組子を続けた後に、月組生え抜きの海乃さんと共にトップに就任されたので、組替え色が強くありませんでした。
鳳月杏さんの2回の組替え
鳳月杏さんは、花組に組替えして約4年半過ごした後、再び月組に組替えされました。厳密に言うと「生え抜き月組生」ではありませんが、「芝居の月組」をそのまま体現されているので、「月組出身」と言っていいかも?と思っています。
月組⇒花組 鳳月杏(研9):花組に組替え。 2014年12月28日付
花組⇒月組 鳳月杏(研14): 月組に組替え。2019年4月29日付
明日海りおさんのトップお披露目公演『エリザベート』の次の別箱『Ernest in Love』から鳳月さんは花組に出演。博多座公演『あかねさす紫の花』では中大兄皇子役で明日海さんと役替わり。明日海さんの退団コンサート『恋スルARENA』に出演してから、月組の公演に出演。
4年半の明日海さんと輝かしい実績を残した花組時代があったからこそ、月組トップスターに就任されたのだと思います。
2000年代組替え主義の時代は宝塚全体の流れ
月組が「組替えトップ時代」になったのは、宝塚全体の流れがそうだったので、「月組純血主義」を通すことは難しかったと思います。
2000年代前後の組替え狂乱時代
1998年1月1日、「宙組」が誕生しました。新しい組が発足するので各組から宙組に組替えがありました。さらに宙組誕生後も、たびたび組替えがありました。
2000年6月1日付けで新しい専科制度(通称「新専科」)が導入されました。
5組の各2番手3番手10名を専科へ異動させて、各組に特別出演という形になりました。
2001年5月16日には、21人の大きな組替えが発表されました。
一気に21人です。
2004年は「宝塚90周年」を記念して、各組の2番手級のスターが、他の組に特別出演するプロジェクトが行われました。
その結果、花組生だった瀬奈じゅんさんは花組の公演に出演することなく、月組生になりました。
目まぐるしい人事の変化がありました。
大空ゆうひさんの例
月組から花組に組替え(研17)
真飛聖トップお披露目公演で2番手をつとめる(2008年)。2作めも。
別箱公演『銀ちゃんの恋』倉岡銀四郎役で大ヒット。ヒロイン小夏は野々すみ花さん。
組替え宙組トップスターに就任(研18)
トップ娘役は『銀ちゃんの恋』のヒロインだった野々すみ花さん。二人で宙組に一緒に組替えして、トップに就任されました。
博多座トッププレお披露目公演『大江山花伝/Apasionado!!』。
お披露目公演『カサブランカ』。
月組のショー『Apasionado!!』が宙組で上演されていることは、おおらかな時代だったと思います。
大空さんの月組時代の最後の本公演が『MAHOROBA/マジシャンの憂鬱』でした。花組の全ツで再び再演されますね。
花組で2番手に昇進することが予定されていたから、『マジシャンの憂鬱』でポスター入りして、ジグモンド役は2.5番手的な感じだったのだなと思いました。
花組では、真飛聖さんが退団されると同時に、宙組に組替えしていた蘭寿とむさんが花組に組替えで戻って、トップに就任されました。
この頃は組替えとトップ就任が同時のことがよくありました。(2015年5月11日北翔海莉さんトップ就任まで)
当時の感覚でいると、簡単に組替えして、その後トップ就任という道筋が見えますが、組替えに慎重な姿勢をとっている現在の宝塚では、どうなのかな?と思います。
月組に関しての組替え
昨日、月組は過去2回の大規模な組替えに関わっていなかったことを書きました。ここ15年程の月組の組替えについて調べてまとめてみました。
他の組に比べて、やはり月組は組替えが少ないです。2012年から今までのものが、下記です。
路線スター
入星組⇒ 美弥るりか (研10):2012年4月1日付 2番手退団
入宙組⇒ 凪七瑠海(研10): 2013年1月29日付 専科へ
出⇒花組 明日海りお(研10):2013年3月25日付 花組トップスター
入雪組⇒ 月城かなと(研8) : 2017年2月20日付 月組トップスター
出⇒雪組 朝美絢(研9) :2017年5月31日付 雪組トップスター
入雪組⇒ 彩海せら(研5):2022年1月26日付
出⇒星組 暁 千星 (研11) :2022年5月27日付星組トップスター
月城さんと朝美さんはトレード組替えなのでカウントしません。
明日海りおさんと暁千星さんのトップスター2人を他組に送り出しています。
専科
雪組⇒月組 沙央くらま(研12): 2013年3月1日付
⇒専科 沙央くらま(研14): 2014年12月28日付
⇒専科 星条海斗(研16): 2015年7月27日付
宙組⇒月組 凪七瑠海(研10): 2013年1月29日付
⇒専科 凪七瑠海(研14): 2016年9月5日付
⇒専科 輝月ゆうま(研13): 2021年8月16日付
娘役
入星組⇒ 早乙女わかば(研7): 2014年5月18日付
出⇒雪組 咲妃みゆ(研4): 2014年1月29日付 雪組トップ娘役
出⇒星組 詩ちづる (研3) :2021年11月4日付 星組トップ娘役
入雪組⇒ 彩みちる(研9): 2021年11月15日付
組替えの人数を他の組と比べるとやはり少なかったです。やはり月組は純血主義だなと思いました。
少し前に、月組の階段降りメンバーは、「グレート・ギャツビー」2022年7月16日(宝塚初)~ 10月9日(東京千秋)と変わっていないことを書きました。
彩海せらさんが組替えしてきた最初の本公演から、路線スターに変化がありません。新人公演主演者は順調に増えています。
「芝居の月組」、「個性を尊重する月組」の伝統だからかな。
月組では、そのうち風間柚乃さんがトップに就任されると思います。3年半同じ路線状況に、変化はあるのだうか?組替えがあるのだろうか?ちょっと気になります。
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