花組『悪魔城ドラキュラ』新人公演配信感想こんにちは、くららです。
配信で花組『悪魔城ドラキュラ』新人公演を観ました。
新人公演担当は中村真央先生。(中村暁先生のお嬢さん)。希波らいとさんバウ主演『儚き星の照らす海の果てに』で演出家デビューをされたばかり。花組に縁がある先生です。

最初の演出が神官シャフト(美空真瑠105期 本役:峰果とわ)ストーリーテラー的な役割にしたことはとても良かったです。
美空真瑠さんには落ち着いた特別な存在感があって、シャフトにストーリーが動かされているような感じがありました。長の期としての挨拶も立派で、もはや影の主役のよう。新人公演インタビューでは「シャフトのような人ならざる存在を演じるのが楽しみだった。負の精神体として性別も曖昧な存在を意識し、声や振る舞いを研究した」と語っていらして、役者として新人公演の域をはるかに超えているなと思いました。

「タカラヅカニュース」の新人公演インタビューを聞いたことも交えて、感想を書いていきます。

アルカード(永久輝せあ)…夏希 真斗(105期)

「宝塚で出せるベストは当時の自分は出していたと思うので、東京に向けて各方面さらに深い部分を自分で探っていけたらと思っている。」と話されていました。宝塚での経験の自信に満たされているので、東京ではさらに熱く押し出し強く演じられていて、器が大きく包容力のあるアルカードが素晴らしかったです。

175㎝の長身でスタイルが良いのでコスチューム姿が映え、ダンスも決まっていてマント捌きがとても上手なことに驚きました。
男役の声が安定していて活舌も良いのに、時々言い直しされていたのは、緊張のせいなのかな?歌も感情がこもっていて良かったです。

今回は実際に舞台を観たわけではなく、配信で大きな画面越しに表情を見たので。心に深い闇や葛藤を抱えている「陰」のイメージを一生懸命つくろうとしているのが伝わってきました。最後のご挨拶での素の笑顔を見た時に、心の深い闇の部分を即席で新人公演で表現するのは難しかったろうなと感じました。画面越しに見なければそんなことはわからなかったと思います。

とても落ち着いた挨拶を堂々とされました。「舞台を宝塚をそして花組を愛する気持ちを大切にこれからも日々精進していきます」ここに「花組」が入るのが花男!

カーテンコールの挨拶で「わたしたち若い者は」と言ったところで客席から笑いが起こって、「あっ」と素の顔に戻った所が可愛かったです。こういうところが新人公演の良さだなと思いました。

マリア(星空美咲)…彩葉 ゆめ(110期)

彩葉ゆめさんを見るために、今回の花組の新人公演の配信を見た方も多いのでは?とても注目されている研2の娘役さん。その大きな期待に見事にこたえた舞台を見せてくださいました。本当にスゴイ娘役さん現る!だと思います。

私は宝塚の新人公演はスカイステージの映像を見ただけですが、今回配信を見て、東京でとても成長されているのを感じました。宝塚の本公演で半妖精の彩葉さんが観るたびに成長されているのを感じましたが、日々舞台に立つたびにいろんなことを吸収して成長されていっているのだと改めて思いました。この吸収力がすごいのでは?

一目でヒロインとわかる華があって、声が良くて、歌も上手で、タイプの違う歌を何曲も歌ってくれました。本役の星空美咲さんさえ難しい歌と話されていたのに、サラリと歌われていて、歌の実力も相当なものだと思いました。歌が上手なだけでなく感情もこめられていて、芝居心もある。

彩葉さんは中卒で研2なので、まだ20歳になっていませんが、かわいいというよりとても大人っぽい雰囲気。本公演の半妖精のような可愛い役より、大人っぽい女性の役が似合うように思いました。本格的な大人の女性のお芝居を演じる未来が待っているのでは?

星空美咲が演じている今回のマリアは、彩葉さんとはキャラが違っていました。キャラが合わないのはキャラクターものだったというのもあるかもしれません。

キャラクターものは新人公演に不向き

『悪魔城ドラキュラ』のようなキャラクターものは、役者として経験値を重ねていないとこなせない役なので、新人公演に不向きな作品なのだと思います。彩葉さんだけでなく、アルカードやリヒターなどキャラが立っている役は、経験値のある上級生が研究を重ねて演じているから成功しているのだと思うので。

その他の配役について

鏡 星珠(106期 ドラキュラ伯爵:輝月ゆうま)
圧倒的な威厳と華と迫力がありました。その心情がヒシヒシと伝わってくるドラキュラ伯爵がとても素晴らしかったです。
鏡さんは輝月さんから”イケオジの法則”を教えてもらったことや、「800年分のシワを意識したり、復讐や愛の記憶を体に宿す感覚を大事にした」と独自の工夫をインタビューで紹介されていました。

「自分も実際に宝塚の大劇場で踏んだからこそ味わえた感覚が明確にあり、これをどう自分の中に取り込んでうまく活かせるかで、”ドラキュラ”としても、”鏡”という役者としても大きくなれると思う。改めてその舞台を一度経験し、もう一度できる意味をしっかり感じて感謝し、東京公演ではそれを踏まえて大きくなれるように頑張りたいと思っている。」と抱負を語られていました。

今回”鏡”という役者として、とても成長されたと思います。2022年10月バウホールの『殉情』で マモル役に抜擢されてから、私は「新人公演の主演はいつ?」と思っているうちに3年たってしまいました。次の『蒼月抄(そうげつしょう)』新人公演では主演に抜擢されるといいですね。

宇咲 瞬 (106期 リヒター:聖乃あすか)

宇咲さんは、新人公演の香盤発表前から「Bloody Tears」の曲を聞いて“リヒター”に惹かれ、譜面を自ら練習していたそうです。若々しくてかわいいリヒターでした。活舌と歌はこれからの課題のよう。声が聖乃さんに似せている感じで、鞭使いも上手で、相当練習されたのだなと思いました。

七彩 はづき(107期 リサ:朝葉ことの)

「母としての包容力や母性といった部分をさらに深めたい」とインタビューで話されていましたが、母としての包容力や母性が溢れていて、慈愛に満ちたリサでした。華がある娘役さんなのでヒロインの経験値がいかされていました。今回芝居力をさらに獲得されて、これからもますます活躍されていくと思います。

月翔きら(106期 神父/オルロック :一之瀬航季 )
渋い神父と若々しく妖艶なロングヘアーのオルロック。ガラリと変わって面白く魅力的でした。

遼美来(106期 サキュバス: 侑輝大弥)
お色気たっぷりで気が強くて娘役度の高いサキュバス。人外さはちょっと低めかな。

月世麗(109期 マグヌス :希波らいと) 
178cmの長身なので迫力があって妖しく力強いマグヌスでした。研3で大健闘。

滝みらい(108期 ロベスピエール: 羽立光来)
イケメンで活舌が良い。最後の倒れ方にビックリ。身体能力が高いのかな。研4で大健闘。

トップ娘役の星空美咲さんがいろんな役で出没するのが楽しかったです。その他大勢でいても華があるから目立つのですね。最後の新公学年なので、同期と共に頑張られたのでしょう。そういうところも和気あいあいとしていていいですね。

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