最前列センター「リモート観劇」
こんにちは、くららです。
今日は金曜日なので【第3弾】宝塚歌劇YouTube公式チャンネル<期間限定 おうちでタカラヅカ>の10本のコンテンツが公開されました。
今までの30本のコンテンツの中に、花組のトップ柚香光くんは、わずかしか映っていません。

一方「タカラヅカ・オン・デマンド プレミアムプラン」の看板画像は、れいくんの一人写りです。
れいくんを見たかったら、「有料のタカラヅカ・オン・デマンド プレミアムプランを見てね」と言うことなの?と、ふと疑問に感じました。
1番若いトップスターなので、既存のコンテンツの用意が無かっただけかもしれません。

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現在劇場再開に対して提示されているガイドライン

自粛解除の方向に向かっていますが、下記の2つのガイドラインが明らかになって、「公演再開はまだまだ遠い?」という思いになってしまいます。

全国公立文化施設協会のガイドライン

運営に必要な最小限度の人数で、「表現上困難な場合を除き原則としてマスク着用を求めると共に出演者間で十分な間隔をとる」と提示されました。

大人数で舞台に立つのが通常の宝塚では、
・最小限度の人数
・原則としてマスク着用
・出演者間で十分な間隔

上記のどれも宝塚がクリアすることは難しいです。
特にマスクを着用して舞台に立つなんて、宝塚の世界観ではありえません。

演出をどのように変えても「ソーシャルディスタンス」を宝塚の舞台上で可能にすることは「表現上困難」です。
徹底した健康管理を行っている「特定のメンバーのみ属する宝塚歌劇団」ということを主張していくしか無いと思います。

大阪府のガイドライン

大阪府の劇場や映画館などに関するガイドラインでは、
「十分な座席の間隔(できるだけ2メートルを目安に最小1メートル)が確保されること」という文言があります。

それに対して府民文化部の部長が、試算した結果、グランキューブなら2800席のうち388席で14%の占有率、NGK(なんばグランド花月)なら858席のうち128席で15%の占有率になってしまうとか。
座席の占有率が15%以下では、全く採算がとれず、ビジネスとしては成り立ちません。

この後、劇場が再開されていく中で、座席の占有率の基準は見直されながら上がっていくと思います。
しかし「コロナが完全に終息する時」までのウィズコロナ期間は、客席の間をあけることは、仕方ないことだとも思います。

宝塚の在籍団員数は約400名に上ります。
生徒さんたちのモチベーション保つためには、公演を再開することが一番だと思います。
現在「動画の更新」などを通してファンにサービスを提供してくれていることに感謝していますが、一番のファンの心をとらえることは、公演の再開だと思います。
こんな世の中だからこそ、宝塚の公演は、心をつなぎ、癒し、希望を与えてくれる最高のコンテンツです。

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新しい宝塚はリモート観劇?

これからは、新しい日常、行動変容が必要と言われています。
「リモートワーク」の促進が叫ばれている中、宝塚は「リモート観劇」ではないでしょうか?
「ソーシャルディスタンス」を守るために座席の占有率が下がってしまう赤字を、ファンの多い宝塚では、「リモート観劇」で補っていけるとも思います。

私の考えの変容

私は、コロナ禍までは、バリバリの「生観劇派」でした。
宝塚大劇場に通いやすい所に住んでいるので、宝塚大劇場や梅田の劇場には足繁く通っていました。
東京でしか上演されない外箱公演については、東京遠征をしていました。

大劇場の初日、初日1週間後、新人公演、新人公演後、千秋楽前、1公演約5回位観劇するのが通常で、舞台が変化していくことが楽しみでした。

舞台上の生徒さんと客席で、その瞬間の表現や反応を共有することに魅力を感じていました。
息吹くように「生の表現を共有する」ことに意味があると思っていました。

コロナ禍後は、映像観劇のみ

以前も映像も見ていましたが、コロナ禍の自粛生活の中で、毎日宝塚の舞台映像を真剣に見るようになりました。
日々たくさん映像を見ることで、映像に慣れて、「生観劇偏重主義」の堅い頭がやわらかくなってきたように感じています。

生観劇では、オペラを使わないと細かい表情は見えませんし、見逃していることも多くあります。
しかし映像では、テレビの画面を見ているだけで、見るべきところが映し出されて飛び込んできます。

生観劇の時は、話題になっているシーンが実際にしっかり見れていなくて、「今度は見るぞ」と意識して見る時が多くありました。

いつもそんなに良い席で観ているわけではないので、私が5回合わせて見て受け止めた情報量より、1回映像を見て受け止める情報量の方が多いのでは?と思います。
それだけ自分自身が注意力が散漫な年齢になっているということもあります。

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『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』の生中継

3月にスカイステージで雪組東京公演の千秋楽が生で中継されました。
その時にリアルタイムに映像を観劇して、気楽に家庭で楽しめる醍醐味を知りました。

生の観劇でしか舞台との一体感は味わえないと私は偏見を持っていましたが、それは間違いだと気づきました。

テレビの画面を通して一緒の時間を共有することでも、まるで劇場にいるかのような「生の表現を共有している」一体感を味わえました。

「リアルタイム」の貴重さ

映像は映像にすぎないと言われるかもしれませんが、「生で同じ時間を共有している」という一体感は特別です。
それまでも映画館での「ライブ中継」は通常にありましたが、映画館では拍手もできないし、声も発せられないし、笑うこともはばかれ「よそ行き」で映像を楽しまなければなりませんでした。
映画館で思わず拍手をしてしまって、「しまった!」と何度思ったことでしょう。

実際に観劇時は、拍手をしたり笑ったり感情表現は自由ですが、映画館でのライブ中継は、感情を抑制しなければ恥ずかしいと思ってしまうことが良くありました。
(これは若い人には無い「おばあちゃん現象かも」)

自宅でのライブ中継は、ストレートに感情を出しながら見れたことが、より楽しめる要因だったのかな、と思います。

映画館でのライブ中継と同額でも良いので、家庭での生中継映像を、これからも見れるようにしていただけたら、と願っています。
「スカイステージ」では課金システムが無いので、ネットでの発信になるのでしょうか?
オンデマンドで、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』の宝塚大劇場の千秋楽公演のフィナーレが発信されるという試みもありました。

通常の本公演は、東京公演中に宝塚大劇場で撮影されたブルーレイ等が発売されて比較的はやいですが、「リアルタイム」ではありません。
外箱公演公演については、約3ケ月後の発売で、「観たい!」と思った時からしばらく間があきます。

「生中継」でリアルタイムに観れることに価値を感じます。
お仕事などでリアルタイムに観れない方には、アーカイブ観劇も用意されたら良いかと。

欲を言えば、「初日」、「新人公演」「千秋楽」を用意して欲しい。

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更なる希望は最前列センターの「目線」

宝塚ファンの観劇時の最高の喜びは、「目線がもらえた」と錯覚することです!
例え前方席に座れても、「目線」がもらえなかったら、物足りなさが残ってしまう。

ここから妄想が大好きな「妄想コーナー」に入ります。
最前列センターの神席の位置で、銀橋に出てきたスターさんちたの目線がバチバチと映像を通してもらえたら、感激はうなぎ上りでは無いでしょうか?
ウィンクや投げキッスも。妄想なので何でも書きます!

座席の空席をつくらなければならない状態なら、多分銀橋のすぐ下の1列目も空席にしなければならないはずです。
そうなったら、最前列センター席にカメラを設置して、そのカメラをファン設定にして目線サービスを送ってもらえたら。

デジタル社会に宝塚もデジタル化を

先日、東京都の感染者数の集計システムが、いまだにファックスをベースにしていたと報道されて驚きました。
日本はIT先進国だと思っていましたが、信じられない昔風が残されており、学校教育でのデジタル化も差が大きいようで、デジタル後進国でした。
今こそ日本のデジタル化に力を注ぐ時です。

宝塚も最近になってSNSを活用されるようになりました。
この機会にドンドンデジタル化を進めていただけたらと願います。
「リモート観劇」だけでなく、さらにいろんなデジタル化の可能性が広がって欲しいなと期待しています。

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