
こんにちは、くららです。
「年度賞」の中で、いつも気になっている「団体賞」は、2025年度は次の3作品でした。
(後半に2日前に書いた「優秀賞」からの予想の訂正を書いています。)
2025年度【団体賞】3作品
花組『愛, Love Revue!』第6章「愛の誘惑」
雪組『Prayer〜祈り〜』第6章「海への祈り」
星組『阿修羅城の瞳』作品全体
舞台の素晴らしいシーンを目にすると、ファンは「団体賞をとるのでは?」と勝手に想像したり、「今度は何組が団体賞をとるか」と毎年楽しみにしています。タカラジェンヌさんたちも受賞するととても励みになる賞のようです。
海外公演の組には必ず送られます。また、その時の「時勢」も関わっているところもあります。
花組『愛, Love Revue!』は第6章「愛の誘惑」
日本レビュー界の第一人者、『ロマンチック・レビュー』を次々と生み出されている岡田敬二先生が「第51回2025年度菊田一夫演劇賞特別賞」を受賞されました。特別賞受賞理由は「永年のロマンチック・レビューシリーズの功績に対して」とのこと。
花組が『愛, Love Revue!』で団体賞を受賞したのは、岡田先生の「菊田一夫演劇賞特別賞」の受賞記念もあるのかもしれません。
「愛の誘惑」は、“バットパワー”と“ジゴロ”のシーンです。『ロマンチック・レビュー』で何度も上演されてきました。全国ツアーでの再演が中心だったので、花組の大劇場での永久輝さんを中心とする大人数での上演はさらにパワフルで素敵でした。
スカイステージで8月になって『愛, Love Revue!』が放送されています。大好きなショーで、楽しんでいたところなので、今回の受賞は嬉しかったです。
雪組『Prayer〜祈り〜』第6章「海への祈り」
朝美絢さんを中心とした雪組生が一つになり、凄まじい集中力で壮大に舟を漕ぐ大ナンバー「オギヨチャ!」シーンです。朝鮮半島を舞台にしたエキゾチックな世界観と、地響きのような「オギヨチャ!」の掛け声が客席を圧倒しました。延々と続くので出演している方たちには、とてもハードな場面だったのでは?
雪組の熱量とチームワークが結実した、文句なしの受賞ですね!
星組『阿修羅城の瞳』作品全体
礼真琴さんの集大成となる退団公演の受賞も嬉しかったです。
宝塚の伝統と、劇団☆新感線のいのうえ歌舞伎のケレン味溢れるダイナミックな世界観が奇跡の融合を果たしていました。
礼真琴さんが病葉出門役として魅せた、男役の枠を超えた圧倒的な殺陣、歌唱力、そして佇まいはまさに唯一無二でした。そして2番手の暁千星さんが「闇のつばき」を体当たりで妖艶かつ力強く演じきり、邪空役の極美慎さん、桜姫役の詩ちづるさんをはじめ、全員のエネルギーが礼さんにグッと集中していく「これぞ星組」という爆発力がありました。
礼真琴さん率いる星組5年連続団体賞受賞
礼さんが以前に「個人賞もありがたいけれど、何よりも嬉しいのは団体賞!」と語っていらっしゃいました。退団された礼さんにとっても、5回目の団体賞受賞は最高のプレゼントになったことでしょう。
礼さん主演『BOOP! The Musical 』先月観劇しました。
赤のミニワンピース姿がお似合いで、細いウエスト、脚線美。1年前に病葉出門を演じていた人と同じ人とは絶対に思えないキュートさ!
再現アニメから飛び出してきたような、コミカルでアニメ特有の誇張された動きや表情もお見事。圧倒的な歌唱力とダンス(タップも)は、「やっぱり礼真琴!」と言わしめる安定感、安心感。次にどんな作品に出演されるのか、楽しみにしています。
最近の団体賞受賞作品(2019年度~)
2024年度
雪組『ベルサイユのばら―フェルゼン編―』公演全体と出演者全員
星組『ANTHEM―アンセム―』公演全体と出演者全員
2023年度
星組『RRR×TAKA”R”AZUKA〜√Bheem〜』
第7場M13「ナートゥ Naatu Naatu」該当場面の出演者全員
2022年度
星組『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』
第4場 「出撃(ジョージアンダンス)」ディミトリ(礼真琴)他ジョージア軍。
宙組『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』
第9場「無名街」(ダンスシーン)スモーキー(桜木みなと)ほかRUDE BOYS。
2021年度
花組『The Fascination!』第5章The Fascination Flower!〜第6章オマージュ 該当場面の出演者全員
星組『モアー・ダンディズム!』第2章ミッション 該当場面の出演者全員
2020年度
月組『WELCOME TO TAKARAZUKA-雪と月と花と-』第4場(A、B)月の巻 該当場面の出演者全員
雪組『シルクロード〜盗賊と宝石〜』第5章(S14〜16)中国・蒼く燃え立つ、緋き夜 該当場面の出演者全員
2019年度
花組『恋スルARENA』公演全体と出演者全員
雪組『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』公演全体と出演者全員
団体賞には組による偏りがある
団体賞を受賞した組を「組カラー」で並べてみました。組の偏りがあるのを感じます。
2025年度:花組、雪組、星組(5)
2024年度:雪組、星組(4)
2023年度:星組(3)
2022年度:星組(2)、宙組
2021年度:花組、星組(1)
2020年度:月組、雪組
2019年度:花組、雪組
2018年度:雪組、星組
2017年度:花組、雪組
2016年度:花組、月組
2015年度:花組、月組
2014年度:花組
2013年度:月組
2012年度:宙組、星組
2011年度:星組
2010年度:宙組、星組
2009年度:星組、宙組
2008年度:星組
礼真琴さん、2019年10月14日付で星組トップスターに就任。
2021年度、2022年度、2023年度、2024年度、2025年度、5回団体賞受賞。
望海風斗さん、2017年7月24日付で雪組トップスターに就任
2017年度(彩風さん中心「海の見える街」)、2018年度、2019年度、2020年度、4回団体賞受賞。
明日海りおさん、2014年5月12日付で花組トップスターに就任。
2014年度、2015年度、2016年度、2017年度、2019年度、5回団体賞受賞。
柚希礼音さん、2009年4月27日付で星組トップスターに就任。
2009年度、2010年度、2011年度、2012年度、4回団体賞受賞。
真風涼帆さんトップ時代の宙組は、1回2022年度『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』第9場「無名街」(ダンスシーン)スモーキー(桜木みなと)ほかRUDE BOYSで団体賞を受賞しました。そのシーンの真ん中は当時3番手の桜木さんでした。
真風さんは「トップオブトップ」という印象でしたが、真風さんがトップ時代、真風さんの出演シーンは1度も団体賞を受賞されていませんでした。
これらは、【団体賞】についての新たな発見でした。
2025年度【優秀賞】解釈について訂正
トップスターは「必ず」【優秀賞】を受賞するわけでは無いかも
2日前に、通常トップスターが受賞する「優秀賞」を受賞しなかったら、次の年の10月まで在団していると予想できると書きました。
でも現在のトップスターたちは、わずか1年3か月のうちに全組交代しました。暁さんを除くと下記の通りです。
永久輝(花組)…2024年5月26日就任
鳳月(月組) …2024年7月8日就任
朝美(雪組) …2024年10月14日就任
桜木(宙組) …2025年4月28日就任
97期永久輝さん、93期鳳月さん、95期朝美さん、95期桜木さんの4人のトップスターは、わずか11カ月の間に誕生しました。就任順といっても、その差は最大11カ月です。
短い期間に次々にトップスターが誕生したことは異例なので、「優秀賞」を必ず受賞すると、言い切ることはできないと思いました。
「必ず」では無い場合もある。現に前宙組トップスターの芹香斗亜さんは受賞されていません。
「11か月間に4人のトップスターが誕生」という今までなかったトップスターのスケジュールの中で、劇団側が「優秀賞」にまで配慮できない可能性もあるかなと思いました。今後別枠で報いる予定もあるかもしれません。
また、12年程前の早霧せいなさん、壮一帆さんが在籍されていた頃は、年度賞は『歌劇』や『GRAPH』の6月号や7月号に掲載され、授賞式も夏に行われていました。
2019年度に【アーティスト賞】が新設されたり、2025年度には【功労賞】が新設されたり、移り変わっている部分もいろいろあります。
現時点で【優秀賞】の有無で、勝手に予想するべきではないと思いなおしました。申し訳ありません。
退団発表は1作前の東京千秋楽後もある
通常は退団発表は、1作前の宝塚大劇場の千秋楽後が定番です。
でも前任の芹香斗亜さんは、1作前の東京千秋楽(8月25日)の1週間後の9月2日(月)に退団発表がありました。
12年前に「3作」で退団した雪組の壮一帆さんも、1作前の東京千秋楽(2月9日)の3日後の2月12日(水)に退団発表がありました。
現在宙組は「黒蜥蜴/Diamond IMPULSE」の東京公演中です。
可能性としては低いと思いますが、「千秋楽後に退団発表があるかも?」という思いも、ほんのわずか心の片隅においておくと良いかもしれません。
『黒蜥蜴』でタイトルロールを演じ、実力・人気ともに盤石となったトップ娘役の春乃さくらさん。これだけの大きな役を花道にされないのは、「桜木さんと運命を共にする(添い遂げ退団)のため」なのかなと感じるのです。
スカイステージの「ほっとなふたり、とっておきのひととき。」や「レビュー本」の2人の仲が良すぎるポートや映像を見ていると、余計にそう思います。
全国ツアー「再会」に副題がついた
桜木さんと春乃さん主演・宙組全国ツアー『再会』の素敵なポスターが公開されました。そして『-風が残した君の名前-』という新しい副題がついたようで、ポスターにも掲載されています。
石田昌也先生の脚本に中村真央先生が新たな潤色を加えて上演されます。
1999年の雪組初演後、雪組と星組で再演されてきました。
私にはこの作品に『風が残した君の名前』というイメージがありません。
宝塚において「風」「去りゆく」「残された」といったワードは、しばしば退団の予兆(サヨナラへの伏線)として使われてきたイメージがあります。私の考えすぎかもしれませんが。
2日前に「年度賞からトップ人事予想」ということで、桜木さんの「3作退団はない予想」と言い切った内容を書きましたが、もしかしたら可能性がわずかでもあるかも、と思ってブログに書きました。
私はあるスターさんについて「ますます活躍していかれる」と思い込んでいて、突然の退団発表に大ショックを受けて寝込んだことがあります。心の片隅に僅かな覚悟を置いておくことは、心の健康のためだと思っています。
私の取り越し苦労のような気もしますが、念のため老婆心ながら書き添えました。
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