こんにちは、くららです。
今週は木曜日に雪組『ポーの一族』の新人公演があります。主演は華世京さんと研2の澄花まいさん
男爵(瀬央)は霧乃あさとさん、シーラ(小桜)は白綺華さん、アラン(縣)は律希奏さん
期待のホープさんたちが配役されています。

1本物の名作は、新人公演の配役に力が入っていることを感じます。

花組『エリザベート』の新人公演も、大作ということで将来の宝塚を担う人たちが配役されるでしょうか?
過去の『エリザベート』の新人公演を振り返ると、トート、エリザベート役を演じた多くの方たちが、トップスター、トップ娘役に就任されています。それだけに余計に花組の『エリザベート』新人公演の配役が気になりますね。

過去の新人公演『エリザベート』主演者

【トップスター、トップ娘役は赤色表示】

2018年月組

トート役:暁 千星、エリザベート役:美園さくら

2016年宙組

トート役:瑠風 輝、エリザベート役:星風まどか

2014年花組

トート役:柚香光、エリザベート役:花乃まりあ

2009年月組

トート役:明日海りお、エリザベート役:羽桜しずく

2007年雪組

トート役:沙央 くらま、エリザベート役:大月さゆ

2005年月組

トート役:青樹泉、エリザベート役:夢咲ねね

2002年花組

トート役:蘭寿とむ、エリザベート役:遠野あすか

トップ娘役の大鳥れいさんが急病(インフルエンザ)のため休演され、新人公演でエリザベート役を務めた遠野あすかさんが急遽本公演の代役として主演を務めました。代役として舞台に立つことが正式に決まったのは、なんと開演のわずか15分前だったとか。

1998年宙組

トート役:夢輝のあ、エリザベート役:南城ひかり(第一幕) / 久路あかり(第二幕)

この新人公演では、1幕・2幕でエリザベート役を分割していました。

1996年星組

トート役:彩輝直、エリザベート役:月影瞳

1996年雪組(初演)

トート役:安蘭けい、エリザベート役:貴咲美里

主演者の学年と主演経験値(最近3回)

2018年月組 暁千星(新公4回目:研7)、美園さくら(新公3回目:研6)
2016年宙組 瑠風輝(新公2回目:研5)、星風まどか(新公2回目:研3)
2014年花組 柚香光(新公2回目、研6)、エリザベート役:花乃まりあ(新公3回目、研5)

『エリザベート』は、みんな新人公演の2回目以上の主演・ヒロイン経験でした。つまり、『エリザベート』がはじめての主演、ヒロインだった方はいませんでした。

2016年の宙組新人公演は、キャスト全員の歌唱力と演技力が極めて高く、“奇跡の新人公演”と語りつがれています。

伝説の2016年宙組新人公演

トート(朝夏まなと):瑠風 輝(研5)
エリザベート(実咲凜音):星風 まどか(研3)
フランツ(真風涼帆):留依 蒔世(研6)
ルキーニ(愛月ひかる):和希 そら(研7)
ルドルフ(澄輝/蒼羽/桜木):鷹翔 千空(研2)

2026年花組の「トート役」の予想

106期 鏡星珠さん

花組は105期の美空真瑠さん、夏希真斗さんが新公を卒業されたので、106期以降で新人公演の主演経験があるのは鏡星珠さんだけです。

『蒼月抄』新人公演の平知盛(本役:永久輝)で初主演

・落ち着いていて堂々とした、華のあるたたずまい。
・芝居心の光る繊細な演技力。
「知盛が何を見て何を感じるかを追求した」と語られましたが、深い内面表現が光りました。
本公演の方でも、少年知盛役で、和物の似合う美しいビジュアルが目立っていました。ショー『EL DESEO』ではソロ歌唱も披露され、この公演から鏡さんへの注目度が、とても上がっています。

現在全国ツアー『マジシャンの憂鬱』『EXCITER!!2026』で活躍中

お芝居では、5人の居候の一人ヤーノシュ役。前回博多座では侑輝大弥さんが演じていました。コミカルで可愛らしい動きや生き生きとした表情で大いに盛り上げています。タカラヅカニュースの稽古場レポートでも見どころを熱く語っていました。
ショーでも大活躍。パレード(階段降り)では、美羽愛さんを挟んで、天城れいんさん(104期)と3人並で降りてきます。
若手スターとして大きな期待を寄せられているのを感じます。

鏡星珠さんが適任な理由

・新公主演を経験し勢いに乗っている。
・抜群の歌唱力と端正なビジュアル
・学年的なタイミング(106期・研7)

新人公演主演の経験値があるということだけでも、鏡星珠さんが第一候補だと思います。他の様々な要素でも。
同じ106期のライバル、遼美来さんや宇咲瞬さんの予想もあると思いますが、私は大穴候補として109期の月世麗さんをあげたいです。

109期 月世麗さん

178cmの長身の月世さんは音楽学校の文化祭の時から気になる存在でした。

『蒼月抄』新人公演で平教経役(本役:極美慎)

極美さんの持ち味や雰囲気を驚くほど忠実に再現して、研4になったばかりとは思えないほど、説得力と見応えのあるお芝居で観客を引き込んでいました。『悪魔城ドラキュラ』新人公演でのマグヌス役(本役:希波らいと)も好演されていて印象的でした。

侑輝主演『赤と黒』で ラ・ジュマート男爵役

現在上演中の『赤と黒』では、月世さんは4人の貴族の一人のラ・ジュマート男爵役を演じています。
7年前の珠城りょうさん主演『赤と黒』御園座公演では、ラ・ジュマート男爵に礼華はるさんが大抜擢されました。礼華さんは数日前に紹介した、風間柚乃さんが代役のカストロで活躍された『チェ・ゲバラ』で、ルイス・ベルグネスに抜擢されました。この役は元々風間さんの役だったと思われます。
その役から礼華さんが急に路線にのって、月城さん舞台復帰の『I AM FROM AUSTRIA』新人公演で2番手月城さんのリチャード役。その次が御園座『赤と黒』ラ・ジュマート男爵役で、その次の『ピガール狂騒曲』では新人公演の主演に抜擢されましたが、残念ながらコロナによって新人公演は中止。その後2作続けて新人公演の主役をつとめ、現在路線スターとして大活躍されています。
今回ラ・ジュマート男爵に抜擢されている月世さんは、礼華さんと同じように期待されている男役さんだと再認識しました。舞台度胸があって期待値が高いので『エリザベート』の新人公演ではトートは難しいかもしれませんが、主要な役に抜擢されると思います。

ヒロイン・エリザベート役の予想

圧倒的な歌唱力と、少女から大人の女性、そして孤独な晩年までを演じ分ける演技力が求められる、娘役さんにとって最難関の役です。

彩葉ゆめ(110期)

全ツの『マジシャンの憂鬱』の5人の居候の一人のギゼラ役を体当たりで演じられているのをみて「彩葉さんエリザベート」の期待値があがりました。星風まどかさんも、新人公演の2回目で研3でエリザベートを見事に演じられました。彩葉さんと同じ経験値です。

「高音の安定感」と「圧倒的な歌唱力」で、「私だけに」をはじめとする高難度のナンバーも安心して聞かせてくれるのでは?と思います。

彩葉さんは可愛いイメージですが、気品溢れるノーブルな顔立ちで、透明感があって、初代シシィを演じた「花總まりさん」の面影を感じます。

花海凛(108期)

新公ヒロインの経験はありませんが、劇団屈指の圧倒的な歌唱力の花海さん。シシィの最大の聴かせどころである「私だけに」を高音まで完璧に歌いこなされ、大きな感動を与えてくださると思います。

七彩はづき(107期)

すでに新人公演のヒロイン2回、東上公演ヒロインの経験もあり、現在上演中の『赤と黒』でも輪っかのドレスがとても似合っていて、華やかなお嬢様としての説得力がある美しさです。しっかりと芯のあるお芝居をされていて、容姿からも実力の高さからも、完成度の高いシシィを演じられると思います。

新人公演の経験値があることと、「華」があるという点で、鏡星珠さん、彩葉ゆめさんが抜擢される可能性が高いかもしれません。

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