こんにちは、くららです。
宝塚にも働き方改革かと、昨日礼真琴さんの休養の件で報道されていました。
でも私は雪組全国ツアー『愛するには短すぎる』『ジュエル・ド・パリ!!』の公演日程が発表された時に、とてもハードなスケジュールで驚きました。
雪組の全国ツアー公演は、働き方改革とは逆行するような日程だと思っています。
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ハードすぎる今度の雪組全国ツアー
雪組全ツは、期間も会場数も公演回数もダントツで多い
コロナ禍以降、1回でまわる公演会場の数が抑えられていましたが、今回の雪組公演は９会場。しかも３日間、４日間と長期に渡って上演する会場も３か所あります。
公演期間:8月25日（金）～ 9月18日（月）３週間＋４日間、33公演。
雪組全国ツアーのスケジュール
| 大阪府・梅田 | ４日間(8/25～8/28) | ６公演 |
| →２日間移動 | ||
| 神奈川県 | 4日間(8/31～9/3) | ７公演 |
| →1日移動 | ||
| 栃木県・宇都宮 | 1日(9/5) | ２公演 |
| 福島県・白河 | 1日(9/6) | ２公演 |
| 福島県・郡山 | 1日(9/7) | ２公演 |
| →1日移動 | ||
| 秋田県・あきた | 1日(9/9) | ２公演 |
| →1日移動 | ||
| 岩手県・北上 | 1日(9/11) | ２公演 |
| →1日移動 | ||
| 宮城県・名取 | 2日間(9/13、9/14) | ４公演 |
| →1日移動 | ||
| 北海道・札幌 | 3日間(9/16～9/18) | ６公演 |
宝塚では、移動したその日に公演することを「乗りうち」と言うそうです。会場を移動すると、公演前に「通し」のようなものもするそうなので、1日２回公演以上の労力を使います。9月5日から9月7日まで３日連続しています。この三箇所は距離はそんなに離れていないようです。
その他の場所はかなり距離が離れているので、移動日に相当時間がかかりそうです。
残暑の厳しい期間の公演になるので、体力的にも大変だと思います。
また、台風シーズンにも重なっています。状況によっては、早めの移動となってスケジュールが更に厳しくなったりする場合もあるかもしれません。
どうか台風に遭遇しませんように。
全国ツアーの前後も余裕がない
雪組の東京公演は7月16日（日）に千秋楽を迎えます。全国ツアーの初日が8月25日なので、この間も長期の休みがとれないまま、全国ツアーのお稽古が始まるのかな？と思います。
そして次の宝塚大劇場の公演の初日が11月10日（金）です。
全国ツアーが終わった翌日から次の公演の初日まで、7週間と3日しかありません。
大劇場の集合日まで、１週間お休みがあるでしょうか？北海道でツアーが終わるので、のんびり北海道を満喫される時があったら良いなと思います。
最近の全国ツアー
コロナ禍で全国ツアーは公演期間が短くなって、比較的にハードでは無くなっていました。先日の星組全国ツアーを例にあげてみます。
2023年
星組『バレンシアの熱い花』『パッション・ダムール・アゲイン！』
主演 凪七瑠海・舞空瞳
3月26日（日）〜4月11日（火）２週間と3日間。５会場、23公演。
星組の全国ツアーは、雪組と比べると8日間短く、公演数は10公演少なかったです。
星組全国ツアーも下記の表にしてみました。表で、雪組と星組のボリュームの違いがわかると思います。
星組全国ツアーのスケジュール
| 大阪府・梅田 | ４日間 | ６公演 |
| →２日間移動 | ||
| 千葉県市川 | 2日間 | 4公演 |
| →1日移動 | ||
| 広島県 | 2日 | ４公演 |
| 山口県周南 | 1日 | ２公演 |
| →1日移動 | ||
| 福岡県福岡市 | 4日間 | ７公演 |
コロナ禍の全国ツアーについて
2022年の全国ツアー 3公演の差ほとんど無し
星組『モンテ・クリスト伯』『Gran Cantante（グラン カンタンテ）!!』
2022年9月1日（木）〜9月21日（水）３週間。７会場。
(9月13日～18日の公演は中止)
花組『フィレンツェに燃える』『Fashionable Empire』
2022年10月14日（金） ～11月3日（木）３週間。６会場。
月組『ブラック・ジャック 危険な賭け』『FULL SWING!』
2022年11月18日（金） ～12月7日（水）２週間と6日間。６会場。
2021年の全国ツアー
雪組『ヴェネチアの紋章』『ル・ポァゾン 愛の媚薬 －Again－』
2021年6月2日（水）〜6月15日（火）２週間、３会場。
花組『哀しみのコルドバ』『Cool Beast!!』
2021年8月25日（水）〜9月14日（火）３週間、６会場。梅田と神奈川5日間、名古屋4日間と都市で長めの設定。
宙組『バロンの末裔』『アクアヴィーテ（aquavitae）！！』
2021年11月21日（日）〜12月9日（木）２週間と5日間、７会場。沖縄まで。
コロナ禍では比較的余裕のあるスケジュールが組まれていました。
私の勝手な思い
5月8日より様々なことが元に戻っています。全国ツアーも、長期に渡って全国をまわっていたコロナ禍前に戻している印象をもちました。
そしてコロナ禍になっては、１か所で長期に渡って上演されるようになりました。その結果連日２回公演が続くことになります。
今回の雪組公演は、コロナ禍の「1箇所での連日2回公演」とコロナ禍前の「長期に渡る」の合わせ業で、とてもハードになっているように私は勝手に感じました。
コロナ禍の副産物として、ライブ配信も行われるようになりました。そこから生まれる収益も大きいのではないかと思います。
私の個人的な思いとしては、コロナ禍前の全国ツアーに戻すのではなく、ライブ配信などを含めた収益も加味して、新しくコロナ禍後の全国ツアーのプランを組んだ方が良いように思います。
年に３回全国ツアーは開催されています。
もし次にあるとしたら、11月から12月にかけての花組全国ツアーだと思います。
花組も雪組のようにハードなスケジュールになるのでしょうか？
ファンとしては、様々な所で公演が上演されることは嬉しいですが、生徒さんたちに無理のない公演スケジュールを優先して欲しいと思います。
別箱公演の期間が会場によって違う
花組『二人だけの戦場』
主演:柚香光・星風まどか
★梅田芸術劇場メインホール (大阪府)
4月29日（土）〜5月6日（土）8日間(1週間と1日)
★東京建物 Brillia HALL（豊島区立芸術文化劇場） (東京都)
5月13日（土）〜5月19日（金）7日間(1週間)
月組『DEATH TAKES A HOLIDAY』
主演:月城かなと・海乃美月
★東急シアターオーブ (東京都)
6月12日（月）〜6月28日（水） ２週間と３日間
宙組『Xcalibur エクスカリバー』
主演:芹香斗亜・春乃さくら
★東京建物 Brillia HALL（豊島区立芸術文化劇場） (東京都)
2023年7月23日（日）〜8月5日（土）２週間
せっかくの新トップコンビのお披露目公演なので、大きな会場で東西で長期にわたって上演して欲しかったです。
雪組全ツ『愛するには短すぎる』『ジュエル・ド・パリ!!』
主演:彩風咲奈・夢白あや
★全国９会場
8月25日（金）～ 9月18日（月）３週間＋４日間
星組『ME AND MY GIRL』
主演:水美舞斗（専科）／暁千星、舞空瞳
★博多座 (福岡県)
10月9日（月）〜11月2日（木）３週間と４日間
2021年の月組トッププレお披露目公演も、2021年10月11日（月）〜11月3日（水）３週間と３日間でした。博多座は長期公演です。
雪組の別箱公演は長期続き
今年の雪組の御園座『BONNIE & CLYDE』は、長期間上演されていた記憶がありました。調べてみると、下記のように長かったです。
御園座：2023年2月6日（月）〜3月1日（水）３週間と３日間
前年の星組御園座公演は、2022年2月8日（火）〜2月27日（日）2週間と6日間でした。 (※2月8日～17日11時中止)
昨年延期になって夏に梅田芸術劇場メインホール公演で上演された雪組『ODYSSEY（オデッセイ）－The Age of Discovery－』も、7月21日（木）〜8月7日（日）2週間と4日間でした。
最近の、彩風さんの主演する別箱公演は、長めになる傾向があります。このままのスケジュールでまわると、来年の秋は博多座の長期公演が彩風さん率いる雪組になるのでは？と思います。
彩風さんについて思うこと
現在宝塚大劇場で上演中の雪組『Lilac（ライラック）の夢路』『ジュエル・ド・パリ!!』で、初日の頃に比べると、彩風さんのお疲れを感じる時があります。ショー芝居ともに出づっぱりで活躍されています。
この東京公演が終わったら、怒涛の全国ツアーに突入されます。
勝手に彩風さんのことを心配してしまいます。
タカラジェンヌは、どんなに疲れていても、1回1回全身全霊で舞台をつとめられます。やはり休息の時はとても大切だと思います。
礼真琴さんの休養について、数社は「宝塚の働き方改革」というとらえ方をして、記事を書かれていました。「宝塚の働き方改革」はやはり必要とされていると思います。
トップスターをはじめとする生徒さんたちの「休息の時」を優先しながら、全ての公演スケジュールを組んでいって欲しいと思います。
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