こんにちは、くららです。
『歌劇11月号』の月組の全国ツアー情報を興味深く読みました。
そして読んでいたら、今までと違った思いが沸き起こってきました。
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月城かなとさんと海乃美月さんは添い遂げ?
私は月城かなとさんが好きなので、できるだけ長くトップスターを続けて欲しいと願っています。
そのためには、雪組のようにトップ娘役が交代されるのかな?と思っていました。
研12でトップ娘役に就任した雪組の朝月さんは3作で退団されるため。
雪組と月組の状況
雪組トップコンビ、2021年4月12日付就任
就任当時、彩風咲奈(研15)・朝月希和(研12)
2022年12月25日 朝月希和退団
2022年12月26日 夢白あや(研6)就任
月組トップコンビ、2021年8月16日付就任 約4か月遅れ
就任当時、月城かなと(研13)・海乃美月(研11)
「2023年宝塚スターカレンダー」と「2023年宝塚ステージカレンダー」の海乃さん掲載月が前半にかたよっていました。
しかし、3作で退団されないことは確実です。(2作目の大千秋楽後に退団発表が無かったため)
そして娘役さんが二桁期で就任したからといって、必ずしも短期では無いことを思い出しました。
ひびき美都さんについて
研10で就任して5年間トップ娘役として活躍
ひびき美都さんは、花組の大浦みずきさんの相手役として、トップ娘役をつとめられました。
大浦さんは研14で、ひびきさんは研10でトップに就任されました。
同時退団された公演は、大浦さん研18とひびきさん研14でした。
二桁期でトップ娘役に就任しても、添い遂げられたケースはあるのです。
ひびきさんは、花組ではやくから抜擢されて、新進娘役さんのイメージでしたが、高汐巴さんのトップ就任早々、同期の秋篠美帆さんが、次期トップ娘役候補として組替えしてこられました。そして若葉ひろみさん退団後に秋篠さんはトップ娘役に就任されました。
花組には若いホープ娘役さんが沢山いたので、その間のひびきさんの役付きは良くはありませんでした。
しかし『メモアール・ド・パリ』で、大浦さんとひびきさんがタップり組んで踊るダンスを魅せる「パッシィの舘(泥棒紳士)」が大好評でした。
このシーンは、『Amour‘ de 99!!-99年の愛-』(2013年宙組)で、当時トップ娘役だった実咲凜音さんと2番手だった朝夏まなとさんで再現されてた名シーンです。
ひびきさんは、一見地味ですが、実力派のダンサーで、年々努力を重ねて鍛えあげた体で、正確で綺麗なダンスを踊られる方でした。
高汐さんと秋篠さんが同時退団されることになって、「トップの大浦さんの相手役は誰?」となって、最有力と思われていた水原環さんは退団されて、ひびき美都さんがトップ娘役と発表されました。私はとても驚きました。
その頃も「トップ娘役は若さと華が魅力」という流れがあったので、同期から同期にトップ娘役が交代するとは思ってもいませんでした。それにひびきさんは次期トップ娘役候補という位置で活躍されていたわけでは全くありませんでした。
大浦さんは、高汐さんの退団公演の途中に怪我をされて、半年程休演されていました。大浦さんの負担の軽減と2番手時代のショーでの2人のダンスの評判が良かったので、経験値の高い実力派のダンサーのひびきさんに白羽の矢が立ったのでしょう。(憶測です)
大浦さんが一番踊りやすくて、組みやすい相手役さんだったのでしょう。
ひびきさんは、落ち着いていて控えめな印象の娘役さんですが、いざ踊ると凛としたトップ娘役としての風格があって、大浦さんとの並んでのダンスがとても素敵でした。
男役さんたちを従えて踊っても、娘役さんたちを従えて踊っても、キラリと輝いていました。
「ダンスの花組」
「ダンスの花組」という形容は、大浦さんが2番手の頃から使われるようになって、大浦さんがトップ時代が最高潮でした。ひびきさんも「ダンスの花組」にとても貢献されていました。
1989年のニューヨーク公演に出演されました。花組の『The Fascination!』では、その時の「タカラヅカ・フォーエバー」からのシーンが再現されていました。
途中で花組のトップ娘役は、若い娘役さんに交代されるのかな?とも思っていましたが、大浦・ひびきコンビは添い遂げられました。
大浦さんの意向が強かったのかな?とも勝手に感じていました。大浦さんはプロ意識が誰よりも強かったそうなので、正確に的確に踊るひびきさんは、大浦さんの良き右腕だったのでしょう。
月城さんは、海乃さんとのコンビに、大浦さんと同じようにとても思い入れがあるように感じています。
「歌劇11月号」から受けた印象
ショー『FULL SWING!』担当の三木先生の話
海乃さんは、肩の力も抜けてきて、自信をつけてきて、月城・海乃はコンビとして場数を踏んできて、舞台でお客様の手ごたえを得ながら、成長している。
2人の気持ちがすごく合ってきている状態なので、コンビの良さにご注目いただけたらと仰っていました。
暁千星さんは組替し、鳳月杏さんは東上主演のため出演されないので、まわりのメンバーがガラッと入れ替わる中、トップコンビのシーンだけはそのまま上演されます。
三木先生の仰るように、コンビの関係性の良さ、深まりがより感じられるような気がします。
他の組と比べて、ショーでも芝居要素が強いので、「月城・海乃のコンビ売り」が強い印象があります。
月城さんの話
「海乃とは博多座のプレお披露目公演も含めるともう5作目となり、今また違った関係性を作れるのは良い経験になると思いますし、このタイミングだからこそできることでもあるのかなと。」
お芝居『ブラック・ジャック 危険な賭け』は、海乃さんが2役を演じます。(トップ娘役の出番が少ないため)
アイリス役は、ケイン(風間)の元恋人役で、如月恵役が、ブラック・ジャックの元恋人役です。恋人役といっても回想シーンのわずかな出番。
今回のお芝居では、トップコンビの恋愛要素は非常に薄いですが、月城さんは、その今までと違った関係性も良い経験になると思われているようです。
この月城さんの視点にたつと、月城・海乃コンビは、そんなに簡単には終わらない、これからももっともっと温めていきたいと思われているような気がしました。
2人がトップとしての初お披露目は、1年と1か月前の博多座の、『川霧の橋』と『Dream Chaser-新たな夢へ-』でした。
ちょうどスカイステージで初回放送されて、月城さん率いる新生月組に博多座で心が躍った感激を思い出しました。
その前の『ダル・レークの恋』(TBS赤坂ACTシアター・ドラマシティ)でも、二人は主演コンビとして組んで演じていましたが、新生月組のトップコンビというフレッシュな印象はまた別なものがあって、演目を重ねるごとに二人の息がさらに合ってきていることを感じます。
『ブラック・ジャック 危険な賭け』正塚先生の話
月城と海乃は芝居と感じさせない芝居ができる二人。その分説得力を出せるので今回の再演でもそこに期待しています、とのこと。
「芝居の月組」の中でも芝巧者な二人。
ショーの売りも芝居仕立てのシーンであるように、二人の一番の売りは、やはり芝居だと思います。
【LOCK ON!‐スター徹底検証‐#32月城かなと】
この番組は、『グレート・ギャツビー』の宝塚大劇場公演と東京宝塚公演の間に収録されたようでした。
月城さんの相手役の海乃さんへの思い
月城さんは、同じ時にトップになってお互い初心者から始まって、現在2作目で同じような気持ちを抱いていることをとても感じるそう。
これが二人で組む意味なのだなと思っていらっしゃるとか。
お互いに口に出さなくても、コンビの阿吽の呼吸に手ごたえを感じていて、これからも2人で共にトップのつとめを果たしていきたいと仰っていました。
月城さんは、「トップスター」としての思いと同じくらい、「トップコンビ」としての思いも持っていらっしゃるのを感じます。
相手役の海乃さんと手を携えながら、トップとしてのつとめを、組を引っ張っていきたいと思っていらっしゃる。
今の月城さんにとって、海乃さんは唯一無二の最高の相手役さんのようです。
一方、海乃さんが宝塚を卒業することに対して、どのような思いを抱いていらっしゃるのかはわかりません。
月城さんの思いを受け止めて、添い遂げたいと思われているのか?
後進に道を譲りたいと思われているのか?
劇団の意向もあることでしょう。
先ほどの番組の中で、壮一帆さんが、「月城かなとが最高に輝ける役を、引き寄せている」と仰っていましたが、私もその通りだと思っています。
月城さんのブラック・ジャックも、当たり役になるのでは?
とっても楽しみです。
どうか月組全国ツアーも無事に初日の幕が上がりますように。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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