こんにちは、くららです。
台風14号がとても心配です。
大きな被害が出ないよう祈るばかりです。
私的にとっても衝撃を受けることがありました。
それは紅ゆずるさんのことです。
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紅ゆずる主演舞台、初日の翌日から公演中止
昨日(17日)から、大阪松竹座で、元星組トップスター紅ゆずるさん主演『アンタッチャブル・ビューティー ~浪花探偵狂騒曲~』の幕が上がりました。
この公演は昨年4月16日(金)初日~26日(月)千穐楽の予定でしたが、稽古の段階で多くの感染者が出たため中止になっていました。
今回は、そのリベンジ公演です。(9月17日(土)~25日(日))
この公演の宣伝のため、紅さんは多くのテレビ番組に出演して、綺麗なお姉さんになった姿を見せてくれていました。外見は変わっても中身は楽しい紅さん。
大阪・ミナミにある探偵事務所に、突然「探偵になりたい」と現れた本間カナ(紅)の物語が描かれる、ハートフルコメディです。とても面白そう。
昨日無事に初日の幕があがったことを、嬉しく思っていました。
紅さんの退団後の舞台のほとんどが、コロナによって中止になり続けていたので、余計に嬉しかったです。
しかし、公演関係者に体調不良者がいたということで、本日の2回公演が中止になっていました。
そして陽性が判明したため、明日19日から24日の土曜日まで公演中止になってしまいました。
あとは25日(日)の千秋楽のみです。千秋楽の上演について松竹は「決定次第改めてお知らせいたします」とのこと。
私は、たまたまこの千秋楽のチケットを持っています。
でもとっても複雑な気持ち…。
やっと公演が上演できたと思っていたのに、この度重なる公演中止は、いくら気丈で明るい紅さんでも、心が折れてしまうでしょう。
今作は前作をさらに練り上げて、「誰にでも楽しく見ていただける舞台、空気を感じながら演じたい」と意気込みを語っていらっしゃいました。
是非多くの人に見てもらいたかったことでしょう。
「神は乗り越えられる試練しか与えない」と言いますが、紅さんへの試練はとどまることがありません。
コロナ禍直前にファーストコンサート開催
紅ゆずるさんが宝塚をご卒業されたのは、2019年10月13日。
2020年2月に、宝塚歌劇団全面協力のもと、紅さんのファーストコンサート「紅-ing!!」が梅田芸術劇場と国際フォーラムで開催されました。
コロナ禍の始まりの頃で、客席降りはあったものの、ハイタッチなどの接触は避けられていました。今から考えれば、あの時にギリギリ無事にコンサートが開催できて、本当に良かったと思います。
(余談ですが、在団中にコンサート等が開催できなかった場合は、退団後に宝塚歌劇団の全面協力のもと、開催されることを知りました。)
それからは、博多座の「越路吹雪40回忌コンサート『Apres Toi~アプレ・トワ』」、新橋演舞場『熱海五郎一座』、ディナーショーなど中止になっていきました。
昨年は、4月の『アンタッチャブル・ビューティー 』が全公演中止。
8月からの紅さん主演ブロードウェイミュージカル「エニシング・ゴーズ」は、東京の明治座での公演が7公演上演できただけで、続く名古屋・御園座公演も、大阪・新歌舞伎座公演も博多座公演も中止でした。
徐々に徐々に中止になっていったので、観客側もとてもヤキモキしました。
紅さんのサヨナラ公演の前楽中止
紅さんは退団直前に大きな試練に直面されました。
紅さんはサヨナラショーで、紅子に扮して
「もう台風いい加減しろよ!日本国民に謝れ!宝塚ファンに謝れ!」と仰いました。
それを聞いてスカっとしたものです。
台風19号が関東を直撃したことで、大千秋楽前日の公演が中止になっていました。
サヨナラショーが開催される前楽が含まれていました。
大千秋楽当日も開催が危ぶまれていましたが、無事に開催することができました。
紅さんは、トップスターとして星組生たちの先頭にたって、この事態に前向きにプラス思考で臨まれたようでした。
千秋楽の記者会見で
「最後の日の最後の時に見えているものがとてもキレイで、この瞬間を見るために今までの時間があったのではないか」とお話しされていました。
試練を「キレイ」という言葉に昇華できる紅さんの人間力に感服したものです。
コロナ禍になって、「公演中止」は当たり前になってきましたが、2019年当時は「公演中止」は、ほとんどないことでした。
しかもサヨナラ公演の前楽、千秋楽という、タカラジェンヌにとって一番大切な時期でした。
そして無事に宝塚をご卒業されて、コロナ禍でリベンジ公演の『アンタッチャブル・ビューティー 』が初日だけ上演できて、再び公演中止。
紅さんをはじめ、キャストやスタッフの皆さんのお気持ちを考えると、本当に辛いです。
どうか、千秋楽に出演者のみなさんが笑顔で舞台に戻って来ることができますように。できることなら、再びリベンジ公演を。
そしてエンターテインメント業界が、PCR検査の陽性によって、簡単に舞台が中止になる世の中から逸していって欲しいです。
星組全国ツアーの代役
紅さんと礼真琴さんは、LINEなとで連絡を取り合っていると聞きます。
今回の紅さんの公演中止は、礼さんにとっても、心が痛いことだったと思います。
『モンテ・クリスト伯/Gran Cantante!!』休演者7名のうち、5名の代役が発表されました。
大きな台風が近づいているというだけで、とっても心が不安になります。
それに関東には激しい雨が降っているようですね。
そんな中、星組の全国ツアーチームは、代役さんをはじめ皆さん必死にお稽古を頑張っていらっしゃると思います。
35名のうちの20%の7名が休演です。
ショーでは、人海戦術で何とかできる人数ではありません。
フォーメーションは崩れても、仕方ないと思います。
ショーでは、出演者の負担にならない最小限の代役であっても、星組生の熱さで、舞台の空間は十分埋められると思います。
どうか出演者に無理がかからない公演でありますように。
お芝居の代役について
実力と個性を蓄えている中堅さんたちの活躍が見れそうです。
ノワルティエ(ナポレオン派。ヴィルフォールの父)
⇒ 遥斗勇帆(99期)
実力派の遥斗さん。今回素晴らしい歌声を披露する役ではありませんが、愛嬌のある味わい深いノワルティエを演じられることでしょう。
ルイジ・ヴァンパ(密輸船のボス、ストーリーテラー)
⇒ 蒼舞咲歩(99期)
暁千星くんは、乗組員手下の3人組【ムハンマド(蒼舞咲歩)、ハッサン(夕陽真輝)、アリ(鳳真斗愛)】がとてもお気に入りのようでした。
その中の筆頭の蒼舞咲歩くんとは、とても相性が良いように思いました。お互いに気になる存在のような。
咲歩くんは、愛月ひかるディナーショー『All for LOVE』でも、『Brilliant Dreams#「瀬央ゆりあ」~personal~』でも、スカイステージの『星組からのメッセージ』でも、個性がキラリどころか、爆発的に光っていました。
蒼舞咲歩くんは、亜音有星(宙組103期)のお姉さん。オーラのある美形姉妹です。亜音くんは超路線ですが、お姉さんの方はなぜか抜擢されてきませんでした。今回の抜擢が嬉しいです。
セリフが多い役で大変だと思いますが、ストーリーテラーとして、ありちゃんとタッグを組んで、わかりやすく伝えてくれることでしょう。
ありちゃんも、星組一星組生らしい咲歩くんと組むことで、より星組生らしさに磨きがかかるかも。
ヴォリフォール(検事 3悪人)
⇒ 夕陽真輝(101期)
新人公演ではずっと華形ひかるさんの役を演じていました。
『柳生忍法帖』新人公演では、天寿光希さんが演じた沢庵和尚役。
お芝居が深くてとってもお上手なので、3悪人のひとりとして魅せてくれるでしょう。
乗組員の手下
ハッサン ⇒ 樹澄せいや(106期)
梅田の最後の日の自己アピールが最高でした。
乗組員の手下
ムハンマド⇒ 御剣海(104期)
新人公演で骨太な男役さんを演じて印象的です。
乗組員の手下は、3人でカタコト言葉で面白いことをしています。
アリ役の鳳真斗愛くんがいるので、代役のふたりも大船にのった気持ちで面白役に挑戦できるでしょう。
ヴァランティーヌ(フランツの婚約者。ヴィルフォールの娘)
⇒ 綾音美蘭(104期)
キュートで個性的な演技をする美蘭ちゃん。
キラリと光る演技を魅せてくれることでしょう。
イザベル(記者)⇒ 星影なな(105期)
代役は大変だと思いますが、チャンスでもあります。
みんな頑張って欲しいと思います。
台風の影響が全くありませんように。
3日間、みなさん元気に完走できることを願っています。
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