星組『めぐり会いは再び』新人公演配信感想
こんにちは、くららです。
星組『めぐり会いは再び next generation』の新人公演を配信で見ました。
小柳先生が、目いっぱい役をつくられ、それぞれの役に魅せ所を設けられているので、沢山の下級生たちの活躍を見ることができました。

みんなお芝居上手で、星組の未来は明るい!と思いました。
歌上手さんも沢山いらして、なかなか本公演や別箱で活躍の場が無いのは残念ですね。

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「長の期」の102期生が充実していて大活躍!

星組には、102期8名のバラエティ豊かな実力派スターさんが揃っています。

舞空瞳天飛華音紅咲梨乃咲城けい奏碧タケル都優奈鳳真斗愛水乃ゆり
102期生の充実ぶりを改めて感じました。
同期が大奮闘している中、舞空瞳ちゃんも出演したかったのでは?

目を奪われた天飛華音くん(102期)

今回の配信を見て一番印象に残ったのは、天飛華音くんのスターとしての風格とオーラです。
「新人公演インタビュー」でも真ん中で仕切って話を回していて、とても安心感がありました。

さらに痩せてお顔がシュッと引き締まって男前度が上がったように思います。頭身バランスも良くてスタイルも抜群なことに、今回初めて気づきました。

レグルス役(本役;瀬央 ゆりあ)を、サラッと力を抜いて演じていて、役としてのあり方が新人公演を超えているよう。

星組の中で、極美慎くんの次のスターとして、これからますます活躍されていくことでしょう。

初主演ルーチェ(礼 真琴)……咲城けい(102期)

本役の礼真琴君に似せて大健闘されていました。
気品があって爽やかで、声もよく通って、可愛らしくてやさしい、ルーチェがピッタリ似合っていました。

ダンスはキレキレで、お得意な分野なので活き活きされていました。

しかし歌というと苦手意識が強いのかな?幕開きは緊張の中の歌にちょっと驚きましたが、段々と緊張もほぐれていきました。
真琴君自身が先生が難しく作曲されたと言われるだけあって、礼真琴くんでなければ歌いこなせないほどの難曲ばかりなので、咲城くんにはハードルが高くて、気の毒だったように思いました。

東京公演が千秋楽を迎えると雪組に組替です。新人公演の経験を自信に雪組でも頑張って欲しいと思います。

本役さんが出来すぎというのも、新人公演では難しいものです。
しかし天飛華音くんは前回の『柳生忍法帖』の新人公演で礼さんの役を見事にこなせていたので、天飛くんの実力は相当なものなのかも。

宰相オンブル(綺城ひか理)……鳳真斗愛(102期)

「Verdad!!」から注目していて、いつも期待を超える素晴らしさに感動しているのですが、今回もスゴイ!と思いました。

お化粧が上手でビジュアルが良くて、悪をまといながらも色気があって格好良い!そしてスタイルも抜群!髭も渋くて素敵なイケオジでした。
コメディエンヌの印象が強かったのですが、二の線としてもやっていけそう。

堂々とした深い演技と、迫力と存在感が只者ではない。表情も本当にうまい!

そして歌がとってもとってもお上手!知りませんでした。

オンブルのナンバー(鳳真、大希、鳳花)が、迫力あって聞きごたえがありました。

これからの活躍が更に楽しみになりました。

レオニード(音波 みのり)……水乃 ゆり(102期)

はじめはお芝居がかたい気がしましたが、衣装替えが始まると水乃ゆりちゃんの真骨頂。どのお衣装も完璧に着こなして、綺麗で可愛くて華がある!
男装もとってもお似合いでした。

お芝居、歌ともに努力されているのを感じました。ビジュアルや雰囲気はヒロインそのものなので、更に上達されると良いですね。

エメロード(美穂 圭子)……都 優奈(102期)
歌がお上手だろうと思っていましたが、本役の美穂さんのように貫禄があったことにも感動。
もう「星組を代表する歌姫」と言ってもよいでしょう。今後の活躍がとっても楽しみで期待しています。

コーラス王(朝水りょう)……奏碧タケル(102期)
やはりエクボと爽やかな笑顔が魅力。熱演されていました。

マダム・グラファイス(万里柚美)……紅咲梨乃(102期)
流石に本役の万里さんのような年期の入った貫禄は真似できませんが、上品な婦人として好演されていました。

驚くべき108期生!

この春に初舞台を踏んだばかりで、先日星組配属になったばかりのピカピカの108期生、早々に大抜擢されていました。

ルベル(天飛 華音)……馳 琉輝(108期)

碧音斗和くん(104期)が休演のため、配属早々研1生が代役で抜擢されて話題になっていました。

コソ泥三原色の「赤」と気にしていたら、カメラに映る回数が多くて、堂々と活躍されていてビックリ。何の違和感もありません。何年も新人公演出ています、という落ち着き。
肝が据わっていて、声は良いし、お芝居は上手いし、整った端正なお顔に、凛とした立ち姿。
音楽学校の入学時から、みんなが気になるスターオーラを放っていました。そのオーラはさらに磨かれている感じ。

106期の華世京くんを超える抜擢を受けていきそう。期待しています。

コソ泥三原色の緑・カエルレウス(奏碧タケル)役の碧羽陽ちゃん(107期)もとても印象的でした。娘役として演じていました。
馳くんがマジックするところで、碧羽陽ちゃんが「グランカンタンテ」を元気よく歌っていました。その陽のエネルギーがとっても魅力。

星組の舞台では、碧羽陽ちゃんの満点の笑顔にいつも目が惹かれています。

回想ルーチェ…茉莉那ふみ

首席で初舞台の時から目立っていた茉莉那ふみちゃんにも役がついていました。
子ルーチェはとっても可愛くて、情感がこもっていて雰囲気があってスゴイ!
やはり茉莉那ふみちゃんも只者では無いと思いました。

105期のホープさんたち

初ヒロイン アンジェリーク(舞空瞳) ……詩ちづる(105期)

組替早々、新人公演のヒロインは大変だったと思いますが、とっても可愛くて愛らしいアンジェリークを好演されていました。
きれいな声で、セリフ回しもお上手で、やはり歌が抜群にお上手。

ダンスは本役の舞空瞳ちゃんが飛びぬけて上手なので、その違いは感じてしまいました。ドレスさばき等は経験値が必要でしょう。

アンジェリークは成人した女性だと思うのですが、ちづるちゃんのアンジェリークは、少女のような幼さを感じました。それが愛らしさでもあるのですが。

プリンセス感というか、高貴さのようなものも、舞空瞳ちゃんと比べると、少なかったかなとも思いました。

105期の娘役では、花組の星空美咲ちゃん、雪組の音彩唯ちゃん、宙組の山吹ひばりちゃんに続いて4人目の新人公演ヒロインです。(本当は花組より先でしたが、宝塚での公演が中止になったので、後になってしまいました。)このヒロイン戦線も気になるところです。

セシル(天華えま)……稀惺かずと(105期)

メガネをかけていて独特な雰囲気だったので、一瞬誰かわかりませんでした。初演の真風さんが演じたエルモクラートにも似ている感じがしました。

お芝居が本当にお上手だと思いました。
何気ない仕草も面白く、お芝居のセンスが光っていました。

滑舌も良く、声も聞きやすくて、また歌がとってもお上手。
キラキラとできるオーラが漂っていました。

ロナン(極美 慎)……大希颯(105期)

前回に引き続き、極美君の役。期待されています。
芝居も歌もとっても上手で、声も魅力的。
高身長で小顔で長髪が似合っていて、キリッと切れ長の目がきいていて、独特な雰囲気があって格好良い。

大希くんと稀惺くんは、共に105期のホープ男役さん。
今回「新人公演インタビュー」に出演していたのは、大希颯くんでした。
稀惺くんは前回露出が多かったからかな?

二人ともお芝居も歌もお上手で、甲乙つけがたい素晴らしさで、これからも同期のライバルとして切磋琢磨しながら、成長されていきそう。

ジュディス(小桜ほのか)……鳳花るりな(105期)
歌上手な鳳花ちゃんに、やっと美声を披露する時がきて良かったです。本当に声が綺麗で歌が抜群にお上手。
どんどん綺麗になっていて、華やかで、潤花ちゃんにビジュアルの雰囲気が似ているなと思いました。

印象に残った人たち

ティア(有沙瞳)……星咲 希(103期)
新人公演ては、有沙瞳ちゃんか小桜ほのかちゃんの役を演じ続けている、歌、ダンスが得意な実力派。
雪組の希良々うみちゃんの妹さん。3拍子揃った実力派なところもお姉さんと同じです。
のびのびと演じられていてお上手でしたが、色濃さを出すためにセリフの抑揚をつけすぎて、聞き取りにくい部分がありました。顔の表現もつけすぎのような。

※配信で見ているからそう思うのであって、実際に舞台で見たら、顔芸は全然気にならないかもしれません。

ブラン(白妙 なつ)…… 瑠璃 花夏(103期)
今回は副組長さんの役で、安定感抜群。

ユリウス(天寿 光希)…… 紘希 柚葉(103期)
ほわっとした温かさが滲み出ていて、本役の天寿さんのように味のあるユリウスで、とっても安定感がありました。

アニス・メレル(水乃 ゆり)……綾音美蘭(104期)
クルクルと変わる表情が可愛くて、声色も変えていて、本役とは違う美蘭ちゃんの個性を生かしたアニスを演じていました。
とっても面白くてキュートで男前で、滑って転んでも全く動ぜず、それさえお芝居の一部のように表現されていました。可能性をいっぱい秘めた、できる娘役さんです。

フォーマルハウト(美稀 千種) ……世晴あさ(104期)
本役の組長さんと身長差が著しいので、まず不思議な感じがして、世晴さんの独特な個性に惹かれました。
声が良くてセリフが聞き取りやすくて、とっても味がありました。

終わりに

残念ながら宝塚での新人公演は中止になりましたが、東京で新人公演を無事に開催できて、本当に良かったと思いました。

しかし、咲城くんカーテンコールのご挨拶で、
「課題や反省は沢山ありました。この作品で果たすことができないのが悔しいです」と。

やはり新人公演は、宝塚で課題を見つけて、東京で課題をクリアしようと成長して、ふたつがセットであってこその「宝塚の新人公演」なのだなと思いました。

また感染者数が増えてきているというニュースもありますが、これから新人公演が1回も中止になることなく、東西で無事に開催していけたら良いなと思います。

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