ベビーフェイスに騙されるな!暁千星
こんにちは、くららです。
今日からありちゃん(暁千星)は、星組生です
1月11日に組替が発表されてから約6か月。
とうとうこの日がやってきました。

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大千秋楽の様子

残念ながら「ブエノスアイレスの風」の千秋楽の観劇は叶わなかったので、Twitterなどで「千秋楽レポ」を読ませていただきながら、ぽろぽろと泣いてしまいました。
舞台上も客席も涙・涙の千秋楽だったようです。

ラストのソロを歌い始めたありちゃんは、声が詰まって涙がこみ上げてきて歌えなくなってしまったとか。
その間客席から拍手が起きて、温かい大きな拍手が会場が包みこんでいたそうです。
客席がありちゃんと同じ思いを共有して、一体感で結ばれた貴重な時でしたね。

フィナーレの最後、みんながありちゃんと絡むところはハグの嵐で、ありちゃんは泣きながらも嬉しそうな笑顔だったそうです。

ご挨拶でもずっとありちゃんの頬は涙で濡れていたそうですが、カーテンコールを重ねていくうちに、いつもの可愛いありちゃんが戻って来て、ありちゃんが音頭をとる月組ジャンプで終わったそうです。

この光景をご覧になった方々には、一生忘れられない思い出になりましたね。

祝福されているありちゃん

大阪の初日のご挨拶で、ありちゃんは「東京の初日、東京の千秋楽、今日の初日とお天気が晴れて。お天気に祝福されていると思います」と話されていました。

大千秋楽の昨日も朝から快晴のお天気だったのですが、公演の始まった後から、雨になっていました。
ありちゃんはご挨拶で、「今日のお天気が自分の気持ちのよう」という感じの話をされたそうです。
しかし終演後に外に出たら、地面は濡れているものの、雨が上がっていたそうです。

5月7日に、私が日本青年館で観劇した時も、同じでした。
会場に入る時は快晴だったのに、出ると地面がビショ濡れでした。
しかし終演後の空は晴れていました。

積乱雲の帯が千葉の方から西進してきて、スコールのような雨が叩きつけたようでした。
その日、ディズニーランドで遊んでいた息子は、スコールのような雨に打たれて、酷い目にあったと言っていました。

やはりありちゃんは、祝福されていると思います。

そして、星組の大劇場公演がコロナで中止になってしまったり、雪組の東京宝塚劇場公演が延期になる中、ありちゃん主演の『ブエノスアイレスの風』は、予定通り東京も大阪も完走することができました。
ゴールデンウィーク中に月組公演が上演できていることは、希望の星でした。

芝居の月組で爪痕を残して組替

月組最後のこの公演は、ありちゃんの目を見張る成長と充実ぶりを感じるものでした。
リアルな大人の男役を魅せる正塚作品で立派に主演をつとめあげ、さらに日々ありちゃんを中心にお芝居が進化、深化していました。特に東京から大阪間のブラッシュアップが凄かった。

「芝居の月組」と言われる中で、かつては芝居面ではありちゃんは少し弱いかな、苦戦しているなと感じる面もありました。
しかしこの公演では、人生の悲哀や影を宿す複雑なニコラスを自然に演じていて、伝わってきました。
「芝居の月組」で、主演として、みんなの先頭にたってお芝居を引っ張っていました。

ダンスと歌とキラキラとしたスター性は、他の追随を許さない域に達しつつありちゃんです。
それに芝居力が加わりつつあることは、鬼に金棒、この先怖いものなしのように思います。

大きな転機の時に、この役に出会えて組替をするありちゃんは、運を持っている、祝福されたスターだと思います。

ベビーフェイスに騙されるな!

「ベビーフェイスに騙されるな!」は、「宝塚GRAPH6月号」の“Maxim‟(今の想いを言葉で伝える)コーナーのありちゃんが自分につけたキャッチフレーズです。

「ベビーフェイス」と言われることを以前はコンプレックスと感じていたそうですが、
実は肩が広くて体格が良い、アンバランスさが魅力!と思ってもらえたらと今は考えているよう。
コンプレックスを強みに変えて頑張っていきたいとのこと。

『ブエノスアイレスの風』では、冒頭から黒い革ジャン姿がとても似合っていました。
黒いエプロンをつけたバーテン姿、開襟白シャツにサスペンダーをつけた黒いパンツ姿、スーツ姿、ロングコート姿…
身長が高くて、脚と腕が長いので、どんな衣装も男らしく格好良く着こなされていました。

後ろ姿を見せるシーンも多く、背中で語る男役さんになったなと感動しました。
スタイルが良い上に、広い肩幅をしていて、体格が良いことは、ありちゃんの言うように、男役としての骨太さが加わるありちゃんの強みです。

顔の輪郭もシュッとしてきているので、ベビーフェイスでは無くなってきているように思います。

「ベビーフェイスに騙されるな!」という域はもう越えていると思いますが、こういうコンプレックスだったことを強みにしたいと堂々と言えるありちゃんに、自分をそのまま受け容れて、自分に自信を持てるようになった強さを感じます。

男役10年を超えたスターには、自己プロデュース力が備わってきますが、ありちゃんも自分の魅せ方がわかってきて、男役が楽しくなってきているようです。

捉え方によって明るくも暗くもなる

座右の銘は、置かれた状況が同じでも、捉え方によって明るくも暗くもなる

私でさえ、ありちゃんの組替をとてもショックに感じました。
当事者であるありちゃんのショックは、どれほど大きかったかと思います。

でも、組替という「置かれた状況」を、ショックとかマイナスと受け止めず、プラスに捉えるように努力し続けてきたのだと思います。
そして千秋楽まで舞台のためだけに全精力を傾けて猛烈に頑張ってこられたのでしょう。

そのため、芝居を終えてフィナーレの最後の歌になった時に、それまで張りつめていたものがプチンとキレて、堰を切ったように想いがあふれてきたのでしょう。

泣くことは心身共にメリットがあり、カタルシス効果(浄化作用)があると言われています。
ありちゃんが月組最後の日に、仲間たちの前で泣くことが出来て良かったと私は思います。

良くここまで頑張り抜くことがきたと思います。
本当にお疲れさまでした。

今度ありちゃんの舞台に出会えるのは、星組全国ツアー初日の9月1日です。
月組生たちは、間もなく『グレート・ギャツビー』のお稽古が始まるでしょう。

星組は『めぐり会いは再び next generation』『Gran Cantante!!』の千秋楽が7月24日なので、全国ツアーのお稽古が始まるのは7月の終わりだと思うので、それまで2ヶ月あります。

真面目なありちゃんには、この空白の2か月が辛いのかもしれませんね。
彩海せらくんも、1月に雪組のバウホール公演を終えて、月組の『ブエノスアイレスの風』のお稽古に入るまでに、かなりの期間がありました。
組替の先輩のあみちゃんに、空白期間の過ごし方を教えてもらったらいいかもしれませんね。

またこの空白期間も、ありちゃんにとって大切な時になると良いなと思います。

すーさん(憧花ゆりの)のnote

現在は宝塚ホテルの支配人をされている、元月組組長の憧花ゆりのさんが、『ブエノスアイレスの風』をご覧になって、組替するありちゃんへの思いを「note」に綴られていました。

今スーツ姿でスラっと立つありちゃんを観ると、全て必要な事だったし、その試練を乗り越えたんだなと思える。
月組生に囲まれて笑う、暁千星の姿を目に焼き付けて、星組に行ってしまう寂しさも感じながらもきっと何年かたったら、また「これで良かった」とこの人は思わせてくれる人間力を秘めているのだろうと思う。引用note

私も以前に、すーさんと同じような内容を、このブログに書いていました。

目の前の事だけにとらわれていたら、どうして、こんな寂しい思いをする組替をしなければならないのだろう、と思ってしまいます。

しかし、暁千星というスターの今後を思うと、もっともっと大きなスターになれる無限の可能性を秘めています。
礼真琴くんのいる星組にいくことは、その可能性を大きく広げることでしょう。

星組生となったありちゃんのこれからが、楽しみです。

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