おめでとう108期生、宝塚音楽学校文化祭
こんにちは、くららです。
昨日まで3日間宝塚音楽学校の文化祭が上演されていました。
そして108期生38人は、本日卒業式、入団式を迎えます。
おめでとうございます。
午後には芸名も発表されますね。
例年は卒業式を午前に終え、同日午後に劇団で入団式に臨み、芸名が発表されていましたが、今年の入団式は明日になります。(間違った情報を記載していて、申し訳ありませんでした)

私は12日の夕方の文化祭を見ました。音響のトラブルがあったということで、最初の日本舞踊がもう1度繰り返し上演されました。上演中に「座席についての案内」が流れたことがトラブルだったのかしら?トラブルの理由がわかりませんでした。

生徒さんたちは2回続けて同じものを上演することにビックリされたと思いますが、扇子を投げて持ち替える難しそうなシーンも難なくこなされていて、皆さん肝が据わっているなと思いました。

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108期生コロナ禍の受難

108期生は、コロナ禍での受験、緊急事態宣言で入学式延期、卒業公演にあたる文化祭も2週間遅れてやっと上演が実現という大変な状況での2年間のコロナとの闘いの学校生活だったと思います。

文化祭の公演プログラムには、下記のようなメッセージが掲載されていました。

異例づくしの学校生活でしたが、私たちにしか経験できない濃い2年間を過ごして参りました。当たり前の大切さを忘れず、沢山の方に笑顔をお届けできる舞台人を目指して頑張ります。 108期生一同

従来のカリキュラム通りしっかり学ぶことは出来なかったと思います。
しかし108期生はとってもエネルギッシュでパワーに満ちていて、日本舞踊から、歌唱、第2部の演劇、第3部のダンスコンサートと、とっても見応えがありました。

例年と比べて全く見劣りしていません。むしろ将来性を感じるスター揃いの期になるのかな?と思いました。

大変だった2年間を「濃い2年間」と受け止めて精進を続けている彼女たちは、とても頼もしいです。

こんな時だからこそ、沢山の方に笑顔を届けられるよう、より頑張っていこうとしている姿勢は「タカラジェンヌの原点」で、音楽学校時代にその礎が築かれているのですね。

今年は残念ながら、予科生の合唱披露がありませんでした。web記事によると、出演者を本科生に限定して、舞台裏で先輩たちを手伝うことも無かったそうです。昨年から予科生のプログラム売りも無くなっています。

109期生たちは「ゲネプロ」の時に客席から見守っていたそうです。エネルギッシュに舞台で頑張っている本科生たちの姿は、目標になったことでしょう。

印象的だった生徒さんたち

演劇の部「オーロラの歌声」は役替わりでA・Bの両班に分かれての出演となりますが、私が見たのはA組でした。

谷正純氏の演出で、スウェーデン王国を舞台に、皇太子の近衛兵をめぐる、2年間の訓練兵を描いた群像劇で、とてもわかりやすくて、出演者たちの活躍が良く見えました。2年間の訓練設定が音楽学校の2年間とリンクしているようにも思いました。

川上凜オディセさんは超イケメン男役!

このタイトルはweb記事に掲載されていたものです。
主役の皇太子役の川上凜オデイセさんは、お顔が綺麗で、軍服姿がとても凛々しく似合っていて、貴公子的で、ノーブルで、「超イケメン男役」というweb記事のタイトル通りでした。
お名前が川上凜オデイセさんなので、西洋の血が入っているのかな?
超イケメンのマイルドな男役さん、今後の活躍を期待しています。

ヒロインは、成績3番の山本さん

山本さんは、とても可憐で綺麗なお顔立ちで、可憐で、声もヒロインらしかったです。
歌唱部門では、『皇帝と魔女』をとっても美しく歌いあげていました。

娘役2は、首席の岩永さん

岩永さんは、ヒロインよりセリフが沢山あって、チャキチャキとした動きと滑舌の良い綺麗な声で、役の個性がとても出ていてお上手でした。

とても小柄で、初めの日舞のセンターで踊っていた時から、ピシっと締まっていて、注目しました。
歌でもダンスでも活躍されていて、何でもできる首席さん。

男役2は、伊勢谷さん

伊勢谷さんは私には、朝夏まなとさんと雰囲気が似ているように思えました。
小顔で脚が長くてスタイル抜群。

文化祭演劇の部の主な配役について

演劇 A組 B組
主演 川上 田中
ヒロイン 山本 北山
男役2 伊勢谷 奥山
娘役2 岩永 梶原

日本舞踊のソロ歌唱の岡原さんと北山さん

例年日本舞踊のソロ歌唱を担当するのは、娘役の中で歌がとても上手な人です。今年は岡原さん北山さんのお二人で美しい歌声を聞かせてくれました。

岡原さんは、落ち着いた深い歌声で、響きが素晴らしかったです。「ヴィエントデブエノスアイレス」のソロ歌唱も抜群でした(成績2番)。即歌の戦力となって活躍できそうです。
A組のお芝居の皇太子の婚約者役で豪華な輪っかのドレスで登場。

北山さんは、澄んだ歌声でした。演劇B組のヒロインも。
きっと素敵なヒロインを演じられたことでしょう。

歌上手な男役の糀屋さんと岩崎さん

クラシック・ヴォーカルは、糀屋さん岩崎さんが担当。
お二人とも本格的な見事な歌唱でした。

ポピュラー・ヴォーカルでも、岩崎さんからはじまり、
最後は、「さよならは夕映えの中で」の糀屋さんでした。

男役で、最も歌が上手なお二人でしょう。
演劇では、糀屋さんがファーレン少佐、岩崎さんが一匹狼のルーカスと個性的な役を巧みに演じられていて、お芝居もお上手。
芝居心があるから、歌も伝わってくるものが大きいです。

糀屋さんは、劇団生が混じってるの?というくらい、貫禄もあって安定していて、安心感がありました。

岩崎さんはお顔が整っていてとても華やか。舞台度胸があって大物感がありました。声が良くて歌が上手なので、望海さんや礼さんのように活躍されていく予感。

ポピュラー・ヴォーカルで、男役の大塚さんもお上手でした。

ダンスは、奥山(男役)さんと島見さん(娘役)

はじまりのタップダンスから、水色の衣装で奥山さん島見さんが真ん中で勢いよく踊っていました。

それ以降も、いろんなダンスシーンで、奥山さんと島見さんの魅せ場が多かったように思いました。

奥山さんは、「ミラキャット」の歌も良く、芝居B組「男役2」も。
品のある美しい立ち姿の爽やかな男役さんです。

島見さんは、スタイル抜群でデコルテがとても美しく、可愛い笑顔が印象的でした。

昨年107期の文化祭のダンスで、終始真ん中で活躍していた一輝翔琉くんが現在月組で抜擢されていて、今後の活躍が期待されています。奥山さんも一輝くんのように続いていけるかな。

「沸騰ワード」のミクちゃんも活躍

「沸騰ワード」で宝塚受験の取材を受けていたこと、野中海玖さんも、歌にお芝居にダンスにと活躍されていました。
受験時代から見守っていたので、「みくちゃん」が舞台にあらわれると、「あっ、みくちゃん!」とすぐにわかります。笑顔がひと際輝いていて、温かいオーラが出ていました。

108期の成績上位6名は全て娘役さんでした。(107期と同じ)
成績上位から、岩永さん、岡原さん、山本さん、岡村さん、梶原さん、島見さん。
上でお名前をあげた方たちです。やはり成績の上位者が文化祭で活躍されるのですね。

昨年は「娘役さんの期」という印象を持ちましたが、108期は男役さんもとても活躍されていましたが、娘役優秀傾向は続いているようです。

昨年の文化祭で大活躍していた首席の白綺華さんは、まだ新人公演の役がついていません。今後の活躍を楽しみにしています。

スカイステージで108期文化祭4月に放送

108期文化祭放送
初回放送が4月4日20時~、9日10時~、14日0時~、19日14時~、28日9時~と合計5回放送されるようです。
108期生の中から、将来のスターが沢山出てくるような気がします。お見逃しなく。

先日「95期生の文化祭」が放送されて、とっても話題になっていました。
後は、96期生文化祭が16日24時~、97期生文化祭が17日24時~、98期生文化祭が18日24時~から放送されます。こちらもお見逃しなく。

108期生は、4月23日に宝塚大劇場で開幕する星組公演で初舞台を踏みます。
既に星組公演のお稽古は始まっています。
今年はどんなラインダンスを魅せてくれるのか、今からとっても楽しみです。

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