こんにちは、くららです。
『ODYSSEY』の公演についてのお知らせは「今日の午後」だと思ってボッーと過ごしていました。
すると午前中に「全公演中止」のお知らせが届きました!
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全公演中止のお知らせ
「中止になるかも」と覚悟はしていましたが、「実施できる可能性もある!」と一縷の望みをもっていました。(14日11時のチケットを保持しているので)
その夢が破れてしまいました。この「最終通告」は辛かったです。
私以上に、お稽古を一生懸命頑張ってきたのに、披露することができなくなった彩風さんはじめ出演者の方たちの気持ちを思うと…。
和希そらくんについて
雪組デビューの和希そらくんにも辛いスタートとなってしまいました。宙組での最後の公演「プロミセス、プロミセス」に出演していたため、お稽古に遅れて参加されました。
初めての組でのお稽古に、遅れて参加するというのは負担が大きかったと思います。
歌って、踊って、カルメン【女役】として、アイドルとして、プログラム内容が満載だったので、時間が少ない中、がむしゃらに頑張られたと思います。
(力の限り頑張っていたのは、そらくんに限らず、出演者全員でしょう。)
そらくんは昨年の4月22日、バウホールで『夢千鳥』の初日の幕が上がり、主演として2役を大熱演されました。
5月3日が千秋楽の予定でしたが、緊急事態宣言下での「無観客要請」により、22日、23日、24日、25日の4日間しか公演を上演することができませんでした。
「公演が中止になる」という無念な思い、悔しさ、やりきれなさを、その時に痛いほど味あわれたと思います。2020年春の『壮麗帝』でも。
主演という立場なので、自分の思いより、みんなをまとめること等に力を注がれたのでは無いかと思います、
生配信はできませんでしたが、ディレイ配信によって多くの視聴者が見ることができて、作品と出演者たちが素晴らしいと大評判になり、主演のそら君は大きな爪痕を残すことに繋がりました。
映像を残し、配信して、多くの人たちに感動の舞台を配信で届けてくれたことが、せめてもの救いでした。
雪組公演は「国際フォーラム」という外部の貸会場なので、1月22日(土)の千秋楽が来ると、全てを撤去しなければならないでしょう。
私が勝手に思っていることですが、「濃厚接触者の2週間の自粛」が公演中止に大きく関係しているのでは無いかと思います。
舞台稽古も終えられ、会場には舞台装置がセットされ準備万端で、出演者たちの活躍を待っていたところですが、2週間は全員が集まることは出来ないと思うので、映像で残すことも、ディレイ配信も難しいでしょう。
新型コロナは、現在感染症法上の1~5類とは別の「新型インフルエンザ等感染症」に分類されているので、外出自粛の要請といった強い措置が取られているからです。
本日の「『ODYSSEY-The Age of Discovery-』公演中止について(追)」の案内には、下記のようにありました。
「管轄保健所のご指導を仰ぎながら、検討いたしました結果、大変申し訳ございませんが、1月22日(土)までの全ての公演を中止させていただきます。」というものでした。このことからも、その思いを強くしました。
ここまでオミクロン株が蔓延してしまったら、大きな集団の中で検査をして陽性判定になるのは当たり前になってきます。
多くの方々の心血が注がれた『ODYSSEY』は、絶対にお蔵入りしてはいけません。
5組の公演が計画的に規則的に行われているので、スケジュールを調整することはとても大変なことだと思いますが、『ODYSSEY』を開催できるようにしていただけたらと願っています。
1月に国際フォーラムで上演された公演は、夏に梅田芸術劇場で再演されてきました。
2017年 星組『オーム・シャンティ・オーム-恋する輪廻-』
2018年 宙組『WEST SIDE STORY』
2019年 月組『ON THE TOWN(オン・ザ・タウン)』
2020年の『DANCE OLYMPIA』は、ハードなダンスショーだったため、真夏の梅田で上演するには過酷なためか、国際フォーラムだけでの上演でした。
その後コロナ禍になって、現在に至っています。
雪組の『ODYSSEY』が次の別箱公演として、梅田芸術劇場で上演されたら、とっても嬉しいなと思っています。
野口先生は、真風さんのリサイタルでお忙しいのでしょうか?
望海風斗さんについて
雪組の公演中止のお知らせと同じタイミングで、「明日の搭乗のお知らせ」が届きました。
10日、飛行機に乗る前に「初日から3日間公演中止」を知ったので、13日出発に変更していただいていたからです。
雪組の『ODYSSEY』が中止になりましたが、歌舞伎やミュージカルのチケットを複数取っているので、明日から東京に行く予定です。
私の一番の楽しみは、望海風斗さんご出演の『INTO THE WOODS』の観劇です!
昨夜、今夜とプレビューで、私が観劇する明日が「初日」となっています。
昨夜のプレビューを観劇した方々から、望海さん大絶賛の声が多く上がっています。
望海風斗さんのやさしさと愛
花組出身で雪組に組替して雪組トップスターに就任し、昨年の4月に退団された望海さん。
今回の花組公演中止、雪組の公演中止と、発表されるたびに、ご自身のインスタに、とっても思いのこもった「励ましのメッセージ」をあげていらっしゃいました。
望海さんは、コロナ禍初期に、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』東京公演中、何度も公演中止を余儀なくされました。
その頃は誰もがコロナのことがわかっていませんでした。
公演を再開したということだけで、宝塚が世間から非難の嵐を浴びたりもしました。
その後、宝塚大劇場で望海さんのコンサート『NOW! ZOOM ME!!』を開催し、退団公演『fff-フォルティッシッシモ-』『シルクロード〜盗賊と宝石〜』も予定通り上演できて、昨年4月11日に退団されました。
トップスターとして、タカラジェンヌとして、コロナ禍での様々な感情を味あわれているので、望海さんの励ましの声には、深い思いやりの心とパワーがあふれていました。
本当に胸が痛みます
今は誰がなっても仕方ないのかもしれない…
でも、公演をやり続ける為に
この2年ずっと我慢と緊張の日々…
その我慢がどれだけ孤独かも知ってるから…
どうか皆さんの気持ちが折れないことを祈ります。いや、折れないわけがないでしょ…
皆さんどうか我慢せず、泣くだけ泣いて、叫ぶだけ叫んで、今までの思いをちゃんと吐き出せますように…
感染された方が一日も早く回復されることを祈るのと同時に、どうか自分を責めないでほしいとも思います引用nozomifuto_official
オミクロン株が流行る前までは、タカラジェンヌの皆さんの涙ぐましいほどの我慢と努力によって、徹底的に感染は抑え込まれてきました。
私のような一般人は、宝塚大劇場の入り口で、体温測定があるだけで、「大丈夫かな?」と少しドキドキします。
タカラジェンヌは、鼻の奥まで綿棒を入れ、痛い思いをしながら粘膜を擦って採取して、PCR検査を定期的に行われています。
陽性が出たら、様々な大変なことに繋がっていくので、結果が出るまでの緊張は一般人の私のドキドキなど全く比べ物にならないものでしょう。
日々の生活も「感染しないように」と細心の注意をされているようです。音楽学校で同期の連帯意識を叩き込まれているので、感染防止に対する共同意識も強くて徹底されているのだと思います。
世の人々の感染意識が緩んでいっている中でも、孤独感を感じるほどに我慢を続けていらっしゃるのですね。
息をぬいて「ほっ」と出来る時はあるのでしょうか?
本当にお疲れさまです。そして舞台のためにありがとうございます。
舞台人がお稽古の時に、マスクをつけなければならないことは、本当に息苦しくて疲労度も相当高いと思います。そんな中最高のパフォーマンスを魅せてくださるのですから、頭が下がります。
卒業された今、望海さんが自分の体験を踏まえて、このような言葉をかけられていることは、どんなに現役タカラジェンヌさんたちの励ましになっていることでしょう。
初めて読ませていただいた時は涙があふれてきました。
そして、舞台のために全てをかけて励んでくださっているタカラジェンヌたちに、もっともっと敬意をもって感謝したいと思いました。
そして望海さんのお人柄。心から尊敬しています。
望海さんは昨日から『INTO THE WOODS』の舞台が始まりました。
宝塚を退団されて、初めて女性として、ミュージカルにチャレンジされています。
今、この時期に望海さんが「魔女」を演じられていることに、意味があるように感じています。
またブログに感想を書きたいと思います。
副組長の千風カレンさんが休演されたため、透真かずきさんが座長として、みんなをまとめていらしたそうです。公演中止になって、心労もいかばかりかと思います。今まで本当にお疲れさまでした。
102期の琥白れいらくんは千秋楽でご卒業予定でした。退団は延期になるのでしょうか?本当に中止になって残念でした。
なによりも、主演の彩風咲奈さんが一番辛い思いをされているでしょう。
望海さんのお声かけのように、我慢せずに、泣くだけ泣いて、叫ぶだけ叫んで、思いを吐き出して、しばらく休息して、お疲れをとってください。
咲ちゃんブルーム船長の「ODYSSEY号」の蘇りと出航を待っています。
バウ『Sweet Little Rock ‘n’ Roll』
縣千くん主演の『Sweet Little Rock ‘n’ Roll』は、あさって、14日が初日です。
どうか無事に初日の幕が上がりますように。
そしてあまりに突然のことでしたが、彩海せらくんが、この公演の千秋楽(1月25日)を最後に、翌日から月組に組替することになりました。
同時に組替が発表された咲城けいくんは、次の別箱公演と星組本公演『めぐり会いは再び next generation』を終えてからで、7月25日付なので、あみちゃんと半年違います。
この違いは、咲城けいくんは星組『めぐり会いは再び next generation』の新人公演の主演を終えてから組替。
あみちゃんは、月組の『グレート・ギャツビー』の新人公演の主演をするために、その前の別場から合流なのかな?と勝手に解釈しています。
彩海せらくんファンや雪組ファンの方には、発表して2週間で組替という、急なことで心が大変だと思いますが、あみちゃんが更なる活躍をするための「栄転」だと思います。
ありちゃん(暁千星)ファンの私も、昨日ブログには「出来るだけ良かったこと」と書こうとしましたが、ありちゃんの組替がまだ受け容れきれてなくて、寂しい思いが湧いてきたりする時があります。
その前後に「『ODYSSEY』中止ショック」が2回あったので、余計に心が忙しいです。
でも宝塚に組替は「なくてはならないもの」です。
組替があるから、スターが更に成長し、輝いていっています。5組の調和がとれ、どの組も魅力的です。
このショックの中、「組替爆弾」を落とさなくても良いのにとも思いましたが、宝塚は計画の中で遂行されています。
今回の公演中止についても、出来る限りの努力と工夫をしながら、何とか乗り越えていこうとされています。本当に有難いと心から感謝しています。
今後宝塚だけでなくエンタメ業界全てにおいて公演が続けられるために、また社会経済活動を維持していくために、新型コロナウィルス感染症が「季節性インフルエンザ」相当の5類に位置付けられるように、専門家で協議していって欲しいなと願っています。
これ以上、大筋に関わらない理由で、宝塚の公演が中止になってはいけません。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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