花組初日感想 逆転の発想で水美さんの将来性広がる?
こんにちは、くららです。
花組公演初日を観劇してきました。

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初日の感想

『元禄バロックロック』は、谷貴矢先生の発想が奇抜でセンスが抜群で、とっても面白かったです。痛快で爽やかなハッピーエンドでした。
「谷先生のパラレルワード」についていけるかな?という私の心配は杞憂に終わりました。
谷貴矢先生は、宝塚歌劇団の演出家のホープに間違いありません。

そしてショー『ザ ファシネイション』は、銀橋がふんだんに使われていて、星組『モアー・ダンディズム!』と正反対で、笑顔が輝く花組生たちをしっかり見ることができました。
花組100周年をお祝いするにふさわしい、とっても華やかで花組らしい魅せ場続きのショーでした。

とってもとっても幸せな気持ちで、パレードの時を迎えました。
聖乃あすかさんは、やはり一人降りでした。
永久輝せあさんが、全国ツアーの時と同じように3番手羽根!(色はピンク)

そして水美さん!2番手羽根を期待しました。
初日はついつい大階段の天辺でスタンバイする光景を見てしまいます。
雪組の朝美絢さんの時は、天辺で横向きに歩いている姿に大きい羽根がついていて「わぁ!」と客席から歓声が起きていました。
余りにも先走った反応に、皆同じ思いなのだなぁと思ったものです。

水美舞斗さんの天辺での横向き姿に注目しましたが、大きいものはついていません。
そして正面を向いて降りてこられたら、永久輝さんと同じ色でサイズでした。
「なんで~?」という思いが残りました。あたりもそんな雰囲気でした。

2種類のスチールが発売され、公演プログラムでも「2番手」の扱いです。→スチール写真
お芝居では銀橋の歌があり、ショーも2番手の位置にいらっしゃいました。
誰もが2番手羽根を背負われると期待されていたと思います。

水美さんは、とびっきりの笑顔で幸せそうに階段を降りてこられました。
その後も終始はちきれんばかりの笑顔をふりまいていらっしゃいました。
こんなポジティブな素晴らしいショーで、マイナスな思いに支配されてはならないと、気持ちを切り替えました。

階段降り
エトワール・咲乃深音(101期)

一之瀬航季(100期)・音くり寿(100期)・帆純まひろ(99期)

飛龍つかさ(98期)・優波慧(96期)

聖乃あすか (100期)

永久輝せあ(97期 ピンク3番手羽根)

水美舞斗(95期 ピンク3番手羽根)

星風まどか(ピンク娘1羽根)

柚香光(濃いピンクに白い羽根が散ったくじゃく入りトップ羽根)

 

並び 飛龍・副組長・聖乃・水美・柚香・星風・永久輝・組長・優波・鞠花

そして、家に帰ってからいろいろと思いを巡らせました。
今回2番手羽根でなかったことは、将来性のあることではないか?という逆転の発想が思い浮かびました。

逆転の発想

2番手羽根を背負われなかったことは、この先が長いから、将来性があるから、と思うのです。
私の勝手な憶測かもしれませんが、書いていきたいと思います。

「2番手羽根」の後には二択しかない

現在の各組の流れを見ていると、2番手羽根を背負うことは、その後トップスターに就任するか、2番手で退団するかの二択しかありません。(現在95期は各組に同期がいるため)

以前は「1作トップ就任」などもあり、トップスターの間口が広い時もありましたが、現在はトップスターに就任すると5作は上演され、厳選された方のみがトップスターに就任という感じで、トップスターの間口が以前より狭くなっています。

花組では、「VISA」のイメージキャラクターの永久輝せあさんが控えていらっしゃいます。
そのキャラクター契約を交わした時に、永久輝さんが数年後にトップスターに就任するということは、契約の大前提だったと思われます。

過去の「VISA」のイメージキャラクターについて

過去の例では、前任者の明日海りおさん、前々々任者の春野寿美礼さん共に研12花組トップスターに就任され、5年以上トップスターをつとめて退団されました。
前々任者の音月桂さん研13で雪組トップスターに就任されましたが、様々な出来事が重なって2年で退団されてしまいました。

永久輝さんの意志など関係なく、契約している以上、トップスターに就任することは最優先事項だと思います。

企業に属していたら、その一員として指示に従うしかありません。従えない場合はやめるのみです。
少し前に真風涼帆さんに関してのブログにも書きましたが、イメージキャラクターをつとめたら、組内のスターの状況など関係なく、契約条項が最優先だと思います。

そのため、花組では柚香光さん後任のトップスターは、永久輝せあさんに決まっているのだと思います。
そして就任時期は想定外のコロナ禍によって、当初の計画よりは遅れているでしょう。現在永久輝さんは研11です。

そのため、今回水美さんが「2番手羽根」を背負ってしまうと、トップスター就任は無いため、「2番手退団」しか残りません。

スターとしての勢いがある現在の水美さん

公演ごとに魅力が増し、現在スターとしての勢いがとてもある水美さんが「2番手退団コース」を進まれるのは勿体無さすぎます。

銀ちゃんの恋』では、お芝居の人としての新境地を開拓され、今回のお芝居『元禄バロックロック』でもイケおじ敵役コウズケノスケを見事に演じられていました。とても芝居力が上達されているように感じました。
今まで「ダンスの名手」として注目されていましたが、「お芝居の人」として、さらに役幅が限りなく広がっていかれるように思います。そういう活躍の場が待っているような。
「これから」の人です。

公演プログラムには、ショー演出中村一徳先生が、水美さんのことを「花組を新しい時代に導くスターのひとり。これからも益々注目していきたい人材です。」と言うような内容を書かれていました。

水美さんは95期の「7人のスター」の中では、中学卒業で入学されているので、柚香さんと共に一番若い年齢です。
永久輝さんの2期先輩ですが、学年では同級生

先日花組を2番手退団された瀬戸かずやさんとは、8歳の差があります。
瀬戸さんと同じ年齢まで在団されるのなら、後8年あります。
ご本人の意志で、将来を選ぶ選択権があるのでは?と私は勝手に思っています。

敢えて現在「2番手退団コース」をたどられる必要はありません。
将来性をみつめて、「2番手」としての羽根は無かったのかな?と私は受け止めました。

「VISA」のイメージキャラクターも辛い立場

宝塚は、それぞれのスターに熱心なファンがついて応援しています。
熱心なファンの間では、競争心が芽生えます。
「VISA」のイメージキャラクターということで、無条件にトップスターへの道が約束されていることは、そうでないファンの方には不平等に感じられるものです。

永久輝さんについて
私は昔から永久輝さんのファンのため、永久輝さんに関してのブログを書くと、またその関連内容などに対して、ご批判がくることがあります。
ただの「いちファン」の私に対してもそうなので、永久輝さんに実際に届くものは、相当なのでは?と推測しています。

今回も、羽根のことで永久輝さんが批判にさらされているかもしれません。

過去の就任された方々
明日海りおさんは、月組から花組に組替してトップスターに就任されたため、はじめのうち相当ご苦労されたようでした。
退団前にその頃のご苦労を語られていました。

音月桂さんも、彩吹真央さんの2番手退団を経て、雪組のトップスターに就任されたので、非難の嵐を経験されていました。

春野寿美礼さんも、2番手時代が1作しかありませんでした。
その2番手である時に、匠ひびきさんのご病気のため、東京公演ではトップスターの代役をされて、本当にご苦労が多かったように私は感じていました。

「VISA」のイメージキャラクターに就任して、トップスターになるということは、通常の流れでは無いので、ヘイトが集まりやすくなります。

前例があるので、ヘイトが集まらないように人事を行っていくのが、宝塚歌劇団の舵取り方法だと思いますが、今回のことを通してもそのあたり経験値が全く生かされていないように思えました。

あまりに何も考えていないように見えることは、それ以上に水美さんの幸せな将来が待っているのでは?と思えてきました。

来年の「宝塚スターカレンダー」の水美舞斗さんの掲載月は、10月です。
「スターカレンダー」は、「宝塚の顔」とも言えるもので、阪急阪神ホールディングス関連の企業名入りカレンダーが多く配布されています。
このカレンダーに、退団後に掲載されることは絶対に無いと断言できます。

「宝塚ステージカレンダー」の方は、退団後に掲載ということも、過去の例ではありました。

花組『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』『Fashionable Empire』の東京公演は、7月~9月に予定されています。

来年の10月に掲載されているということは、この公演では絶対に退団されません。その後の活躍が約束されています。

今回の公演で、2番手羽根を背負っていらっしゃらなかったことは、これからさらにスターとして磨きをかけられていくためだと信じたいと思います。

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