トップスターの愛称などエトセトラこんにちは、くららです。
月城かなとくんが8月16日から月組のトップスターに就任して、初の「歌劇」誌が先日発売されました。

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トップスターの愛称の呼び方について

トップスター5人のコーナー「えらんで!どっち?」に、月城かなとくんが初登場。

92期の宙組 真風涼帆さん。
93期の雪組 彩風咲奈さん。
95期の星組 礼真琴さん、花組柚香光さん、月組月城かなとさんというメンバーです。
5人のうち「95期が3人」というのは、やはり「95期のゴールデン期襲来」を感じますね。

今回は真風涼帆さんからのお題「靴下は五本指派?」というものでした。

真風さんと彩風さんのふたりが「五本指派」でした。

私は五本指のソックスを何回か買ったものの、1本ずつ指をおさめるのが面倒で、引き出しの奥に追いやっていましたが、真風さんが体に良くて、靴の中で足が安定して、疲労感も違うと大絶賛されていたので、再び五本指ソックスを履いてみようかなと思いました。名古屋での尾てい骨の痛みがまだ治っていません。

仲良く95期の3人は「五本指派」ではありませんでした。
このコーナーを読んで面白いと思ったのは、同期間の愛称の呼び方の違いです。
95期間の呼び方を赤字にしました。

柚香光さんに対して
・礼真琴  「れいちゃん
・月城かなと「れい
・真風涼帆 「れいちゃん」
・彩風咲奈 「れいちゃん」

礼真琴さんに対して
・柚香光  「ことちゃん
・月城かなと「こと
・真風涼帆 「まこっつあん」
・彩風咲奈 「礼真琴さん」

月城かなとさんに対して
・礼真琴  「うっしー
・柚香光  「れーこちゃん
・真風涼帆 「れいこちゃん」
・彩風咲奈 「れいこ」

真風涼帆さんに対して
・礼真琴  「ゆりかさん」
・柚香光  「真風さん」
・月城かなと「真風さん」
・彩風咲奈 「ゆりかさん」

彩風咲奈さんに対して
・礼真琴  「さきさん」
・柚香光  「彩風さん」
・月城かなと「さきさん」
・真風涼帆 「さきちゃん」

同期間でなくても、呼び方の違いが面白かったです。
彩風さんは、元雪組の下級生だった月城さんのことは「れいこ」と呼び捨て、先にトップに就任している礼さんに対しては「礼真琴さん」とフルネームでさん付、同じく先にトップに就任している柚香さんに対しては「れいちゃん」で、呼び方の違いに関係性があらわれているのかなと感じました。

そして真風さんが、元星組時代に下級生だった礼さんのことを「まこっつあん」と呼んでいるのも面白いです。

以前に同じ組に属していたいうことは、愛称にも親しみがこもるのですね。

しかし下級生は上級生のことを、決して「ちゃん」呼びすることはありません。
もし愛称のちゃんを使うときは、「○○ちゃんさん」と、さんがさらにつきます。

愛月ひかるさんのことをファンは「あいちゃん」と呼びます。
愛ちゃんのプロフィールの愛称を見ると、あい、ちゃんさんと書かれていました。
上級生になってきたので、「あいちゃんさん」と呼ばれることが増えたからでしょうか?

トップスターになって愛称が統一された柚香光さん
柚香光さんは、下級生時代「ゆずかれい」、「ゆずカレー」、「カレー」、「かれい」と呼ばれていたように記憶していますが、今は「れい」に統一されています。

組替して新しい愛称になった舞空瞳ちゃん
舞空瞳ちゃんは、花組時代は「ひっとん」でしたが、星組に組替してからは「なこちゃん」。なこちゃんが定着していると思いましたが、プロフィールには花組時代の愛称も書かれていました。

珠城りょうさんの愛称について

珠城さんは、「たまきち」と呼ばれることを、あまり嬉しく思っていなかったようですが、退団されるまで「たまきち」という愛称は浸透していました。
ファンの方は「たま様」「たまちゃん」「りょうちゃん」「りょうくん」と呼んでいましたね。

「歌劇9月号」の月組の「絵と文」姫咲美礼さんの「サッコにおまかせ!」に珠城さんの「この人しか呼んでいない」独自の愛称について書かれていました。

「ティーティ」と輝月ゆうまさんと晴音アキさんが。
「きっちゃん」と千海華蘭さんが。(“たまき”の“き”から)
「たっちゃん」と鳳月杏さんが。
「りょーたん」と佳城葵さんが呼んでいらしたそうです。

「たまきち」と呼ばれることを嫌がっているのを知っているので、愛情をこめて独自の愛称で呼ばれていたのでしょうね。

宝塚ほど「愛称」が定着しているところは無いと思います。
芸名が漢字の羅列でかたかったり、読み方が難しかったりするので、愛称で呼ぶと親しみがわきます。

でも、その愛称は宝塚に詳しい人にしかわからないところもあります。
プログラムや公式ホームページには、芸名だけが使われていて、愛称は「宝塚おとめ」や「プロフィール」を見なければわかりません。

私はブログに書く時に、初めての人でもわかるように、できるだけ芸名を使うようにしています。
すると堅苦しいので、途中から愛称に変えたりしていますが、このあたりの扱いは難しいなと毎回感じています。

そして漢字の芸名を見ると、スターの顔に結びつきますが、読み方までわかっていないことも良くあります。
スターさんで無い場合、退団される時に芸名が呼ばれて、「こういう読み方だったのか!」と気づくことも多いです。

昨年くらいから、初舞台生の芸名と一緒に読み方も掲載されるようになって、少しとっつきやすくなりました。

愛称が芸名より浸透しているのは、宝塚の独自の文化でしょうね。

しょーちゃん、ツレちゃん、ジュンコさん、おとみさんってわかりますか?
昭和の「ベルばら4強」「ベルばら四天王」と言われた、榛名由梨さん、鳳蘭さん、汀夏子さん、安奈淳さんの愛称です。

宝塚ファンになった時は、必死に「宝塚おとめ」を見ながら愛称を覚えました。
この宝塚独自の文化はこれからも続いていくのでしょうね。

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