『VERDAD!!』感想 礼真琴くん最高!
こんにちは、くららです。
星組『VERDAD!!』を観劇してきました。
以前に「『VERDAD!!』は凄いらしい」という記事を書きましたが、実際に観劇すると、私の想像をはるかに超えていました

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桁外れの実力の礼真琴!

「ノバ・ボサ・ノバ」メドレーのラストは、「シナーマン」を大熱唱してくれ鳥肌が立つほどの迫力でした!
しかし、それが終わりではなく、その後にソロダンス!
「熱唱の後に踊れる?」と驚いて唖然と見ているうちに、セリ下がっていきました。

一事が万事、超越しているのです!

ミュージカルコーナーの“自由を求めて”(WICKEDより)は、英語で歌って、発音が凄く良い!
そして音域が広くて、高音もとってもきれい!本当に驚きました。

「Let It Go」も、壮麗な歌声で、エルサの心境が見事に表現されていました。
その後、舞空瞳ちゃんと瀬央ゆりあ君も続けて歌い素晴らしかったです。
明日、劇団四季の「アナと雪の女王」を観劇予定で、映画を見直したり予習をしていたのですが、星組だけで「アナ雪」の世界観が十分楽しめた気分でした。

ディズニーコーナー、ミュージカルコーナーを聞いている時は、宝塚を超えて、外部で大活躍するこっちゃんの姿が見えるような気がして、必死でその思いをかき消しました。
「男役」としてのイケメンボイスも、本当に素晴らしい!イケメンボイスがいかせるのは、宝塚だけ!まだまだ宝塚で頑張って欲しいです。

「J-POP」歌唱もバッチリ!
宝塚の男役さんと「J-POP」は、あまり相性が良くないというイメージを持っていましたが、こっちゃんは関係無し。どんな歌も完璧に歌いこなして聞かせてくれます。
MISIAさんの「砂の城」では、銀髪長髪で和風テイストの奇抜な衣装で、娘役たちを侍らせて、孤高の狼のような男役らしさが新鮮でした。

「出来無杉まこと」のコメディセンスも最高!
間と表現力が良いのですよね。こっちゃんのコメディも、ぜひ見てみたい!

ダンスも最高にキレが良くて素敵なことは、周知のことですが、熱唱の後でも、熱唱の前でも、ハードなダンスを踊っても、歌唱に何ら影響がないように見えます。(もしかして、ご本人は苦しい時もあるのかもしれません)

そしてサービス精神がスゴイ!
円形劇場なので、そのまま定位置にいると、お客さんは一方面しか見ることができません。
そのために、右に左にとずっと動きまわって、全方位にお顔を見せてくれるのです。
私は真横に近い下手の前方席だったので、こっちゃんの配慮がとっても有難かったです。

「コンサート」ですが、歌唱面においては「礼真琴ワンマンショー」と言っても過言ではないでしょう。
これだけ一人のスターが歌い続けることは、なかなか無いと思います。
しかし、どんなに歌っても、すべての歌が最高級!
本当に「礼真琴」というスターの特別な才能を堪能できるコンサートでした。

舞空瞳ちゃんもスゴイ!

こっちゃんの「アマール・アマール」の歌声に合わせての、なこちゃんのソロダンスの素晴らしさ!どう表現したらよいのか。
泣いてお稽古したと「ナウオン」で話されていましたが、その分だけ奥深い魅力がありました。
なこちゃんのダンスも更に進化し続けています。

やしきたかじんさんが作曲された“心はいつも「パパラギより」”は、 白城あやかさんの映像をバックに、なこちゃんが心をこめて歌ってくれました。宝塚的な娘役歌唱が上手になってきました。
白城あやかさんのような、宝塚を代表する娘役さんとしてお名前が刻まれるような気がします。

ディズニーコーナーの「アニエル」は、可愛くて髪形からディズニープリンセスそのもので、歌唱もミュージカル的に思えました。
新たなチャレンジと話されていたのは、歌唱方法なのかな?と感じました。

なこちゃんのスタイルの良さは、全方位から見ても、人間とは思えない、お人形さんそのものでした。
全方位から見るからこそ、余計にそう感じました。

前回の記事の訂正

下手前方席
今回、下手の前方席で、舞台を真横に近い位置から見るという初めての経験をしました。
「見にくいかな?」と心配していましたが、星組生のサービス精神によって、とっても楽しめ、貴重な経験となりました。

以前の記事で、「公演時間は3時間5分」と書いていましたが、私の計算が間違っていて公式では「2時間35分」でした。(最近簡単な計算もできなくて、ごめんなさい)
しかし、3時間近い公演でした。終わった時間に時計をみたら、18時25分!(15時30分から始まりました)

2回のアドリブコーナーで、「時間のお知らせ」のチャイムが鳴ったら、そこからマスマス話が盛り上がっていくという感じでしたから。フリーダムな星組が、大好きです。
アドリブコーナーは、「琴・瀬央同期生トーク」と、「ゲストコーナー」、今日は天寿みつきさんでした。

「星組メドレー」の、星組の元トップスターさんたちの作品とお名前を書き上げた時に、瀬戸内美八さん、日向薫さんのお二人のものが無いな?と思っていました。
しっかり瀬戸内美八さんの 『ファンシーゲーム』、日向薫さんの『Too Hot!』が歌われていました。
「ナウオン」では、フルに話した後、時間に収まるように編集されているのですね。

琴・瀬央同期生トーク

序盤で、『セ・マニフィーク』で、礼・瀬央コンビで、熱く濃厚な絡みのデュエットダンスを踊ります。
娘役はせおっちで、金髪ボブに黒のシルクハットで、黒のタコ足ドレス姿の美女!
その格好のまま「同期生トーク」になります。
初日から、二人の出会いからを少しずつ進めながら話しているようです。

今日は、星組に配属された後のお話でした。

星組生は、配属発表があったその日に、星組の「太王四神記」のお稽古場に直行。
壁で倒立してる人、腕立てしている人、腹筋で鍛えてる人など、まるでアスリート集団。韓国ものなので、全員黒髪。

王子さまの集まりのような宙組で初舞台を踏んだので、あまりの違いに戸惑い、「この先やっていけるかな?」と思っていると、凰稀かなめさんが「私も星組1年生だから大丈夫」と慰めてくれたそうです。

こっちゃんは、その時から役がついていて、せおっちは東京公演の時に「インフルエンザで休演者10名」という非常事態に遭遇して、代役の代役とかで大変だったよう。
2人は立場は違えど、いろいろな事態を乗り越えて今に至っていて、同じ星組で共に育んできた絆は、本当に強そうです。

デュエットダンスの二人の表情からも、「同期の安心感」が漂っていました。
気を遣わなくても良い「同期」の並びは特別なのでしょう。
2人が並んでいるだけで、こっちゃんが「同期の顔」になっているところが、本当に可愛いです。

せおっちが面白くて、 嫌味なく自分を落として、さらに話を面白くしていきます。
話のもって行き方が本当にお上手。
タカラジェンヌの「コミュニケーション」ツールとして、せおっちのお名前が良く出てくるのもわかるような気がします。

今回、せおっちだけ黒髪で、それがとても魅力的でした。
せおっちも、歌っても踊っても素敵で、スターとしての輝きがさらに光ってきています。

「ゲストコーナー」天寿みつきさん

「8Kウルトラズームライブ配信」の日なので、ズームにたえられる方がゲストです、とこっちゃんの進行もお上手。

こっちゃんが最近、天寿さんのことを「ちひろさん」と呼ぶようになったのが謎でした。
今回のトークでその謎が解けました。

こっちゃんは、天寿さんともっと親しくなりたくて、この公演のお稽古初日から、「天寿さん」をあらため、親しみを込めて「ちひろさん」呼びにしたそうです。

二人の親密な出会いは、「ノバボサノバ」の新人公演。
こっちゃんがルーア神父さまで、天寿さんがシスターマーマ!

そして、こっちゃんのファーストキスは、その時のシスターマーマ役の天寿さんと!
ピンクの傘で隠して、ルーア神父とシスターマーマが「チュッ」とするのは、名場面ですね。

こっちゃんの初キッス相手であることを、嬉しそうに紹介する天寿さんでした。

組配属の時から見守ってくれている上級生と、良い関係の中で舞台に立てることも、こっちゃんには幸せでしょう。

星組の生え抜きとしてトップスターになったことは、こういう人間関係でも恵まれているなと思いました。

注目の102期生

コントの場面に店員として登場する、102期生の鳳真斗愛くん
りゅうちぇる風のオカマ店員で、振り切った演技がとっても様になっていて良かったです。

瀬央ゆりあ君が、コントの後、ゴールデンボンバーなどの歌を歌う「ローラ傷だらけ」で、「最高潮に振り切って歌っています」と「ナウオン」と話していました。
そして「振り切った演技の下級生」の話もされていましたが、その筆頭は鳳真斗愛くんでしょう。
動き一つ一つが面白くて、最後帽子を脱ぐと、長髪ブロンドの美女風の後ろ姿で、ローラだったのかな?

お芝居とコメディセンスが振り切っていたので、今後注目していこうと思っています。

「The Phantom of the Opera」(オペラ座の怪人)で、こっちゃんとデュエットしていた102期生の都優奈ちゃん。噂通り、歌声がとっても綺麗で、二人のデュエットは圧巻でした。
他のシーンでも、歌手として活躍していました。

星組102期生というと、舞空瞳ちゃんをはじめ、天飛華音くん、水乃ゆりちゃん、咲城けいくん。
これからが楽しみな人たちがそろっています。

星組の舞浜での公演も、はや折り返しとなり、あと7公演だそうです。あっという間ですね。
7月10日にライブ中継と、ライブ配信があります。
今日は「ワオゥ」と驚くことが先で、じっくり味わえていない部分もあるので、もう1度配信で素晴らしさを味わおうと思っています。

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