愛さずにはいられない華優希ちゃん
こんにちは、くららです。
今日は花組公演の大千秋楽です。東京では無事に上演できること本当に良かったです。
配信を楽しみに待っています。

7月1日から「タカラヅカニュース」がリニューアルしました。
とっても爽やかなはじまりで、朝から清々しい気持ちになれます。

そのリニューアル1日めの、トップバッターは、「卒業インタビュー 花組 華優希part1」でした。
翌日は「part2」でした。これらを見て、華優希ちゃんについて書いていきたいと思います。

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タカラヅカニュースの卒業インタビュー

MCは元花組スカイ・ナビゲーターズの、紅羽真希さん春妃うららさん
7月になったので、既に“元”が付いていました。

華優希ちゃんは、とてもやわらかい表情で、やさしい笑顔が輝いていました。

最後まで向上心を持ち続けている華ちゃん
インタビューの一言めから
「卒業するぞ!というよりも、変わらずに1回1回大切に、日々向上していきたいなという気持ちでいます」
と、最後まで「向上心」を持って、前に向かっている華ちゃんでした。

春妃さんも、紅羽さんも、一緒に舞台に立っていて、その嘘偽りない華ちゃんの努力と成長を、日々感じていらっしゃることを話されていました。

喋ることが苦手だった華ちゃん
初演の「はいからさんが通る」の頃より、スカイステージの出番も多くなってきましたが、華ちゃんはこういう場でのお喋りの苦手意識が、とても強かったようです。

「周りの方が気長に発言を待ってくださっていたのがすごく辛かった」と。

しっかり頭で考えて話すタイプなので、自分の思いがまとまっていない状態では、言葉にしづらいのでしょう。
言葉を噛み締めながら、自分のペースでゆっくり話すのが、華ちゃん流の話し方です。

花組の方々には、そういう華ちゃんの印象があるので、先日の「華優希スペシャルライブ」で、華ちゃんがよどみなくお話をされていたので「あんなに喋っている華ちゃんを初めて見た」と、配信を見た後、花組生たちから続々と喜びの連絡があったそうです。
紅羽さんと春妃さんも、配信を見てのその成長ぶりを喜んでいらっしゃいました。華ちゃんの中の熱さが伝わってきたとも。
そうやって、変化していく華ちゃんをみんなでやさしく見守っている花組は温かい組ですね。そして華ちゃんはとても愛されていますね。

『仮面の男』について

華ちゃんは、2011年の雪組の『仮面の男』から「♪君がそばにいる」を歌いました。
この作品は、一部の演出が観客・ファンから大顰蹙を買って、当時の理事長が『歌劇』誌上で異例の謝罪、東京公演で演出が手直しされるという展開になりました。演出を担当された先生は、その後作品を残すことなく、退団されました。

ファン時代の華ちゃんの大好きな憧れの雪組作品なので、いつか歌ってみたいと思っていたそうです。
紅羽さんと春妃さんは、組回りでこの作品に出演していたので、また聞けて嬉しかったと喜んでいらっしゃいました。

この作品は、宝塚の暗黒面の一部のように語られることがありますが、出演していた方々にとっては、一生懸命頑張っていた懐かしい作品に変わりありません。悪く語られることは、出演されていた方々にとっては、心痛むことだったろうなと感じました。

現在の宙組公演のショーの一部の演出に対して、いろいろと声があがっていますが、生徒さんたちは演出家、振付家の意図に添えるよう、精一杯頑張っているだけです。特にトップ娘役披露の潤花ちゃんはガムシャラに頑張っているので、話題にあがることが可哀想に思っています。演出の問題であって、演者には何も関係ないです。

宙組のとっても素敵なショーなのに、観客側が一部分だけ切り取って声高に批判することは、「どうなのかな?」と感じています。(私も初日の感想で嫌な感じと書きましたが)
「仮面の男」とはレベルが違うようにも思います。

宝塚の内部で、上演する前に、「スミレコード」的なチェックを、しっかりして欲しいとは、思っています

良い舞台のために全てをかけて生きている世界
華:全員が一つのものに向かって同じ意志を持って、良い舞台をつくるために、全てをかけて生きている世界は、なんて素晴らしいのだろう、と卒業させていただく今スゴク感じています。」

宝塚の一番の魅力は、華ちゃんの言うように、良い舞台をつくるため全てをかけて生きている世界だからこそ、伝わってくる部分が大きいと思います。大きな感動があります。
特にコロナ禍の現在、「全てをかけている」意味合いがとても強くなっています。

華ちゃんの努力
春妃うららちゃんは、最初に全国ツアーで一緒になった時(2017年)に『EXCITER!!』の一つの振りを黙々と練習し続ける姿を見て、『この子は努力の人だな』と思って、その頃から華ちゃんの意志の強さを感じ、「スペシャルライブ」でも変わらない強さをみて、すごく感銘を受け、「お手紙を書こうかな」と思うほどだったそうです。

華ちゃんは、「普通だったら練習しなくてもできるような振りが出来ないから、やらないと仕方なかっただけです。わからないことも出来ないことも多すぎて、努力しないと皆さんと同じ舞台に立てる状態では無かったので、とにかくやらねば、という気持ちでした。」と謙遜して話されていました。
華ちゃんは、卒業する最後の日まで、決して奢ることなく、「自分はできないから努力するのは当たり前」という、謙虚な姿勢を貫いていかれるのでしょう。

お二人とも下級生のそういう華ちゃんから、たくさんのことを学ばさせてもらっていると話されていました。

愛さずにはいられない華ちゃん

何もできない自分を花組の皆さんが温かく見守ってくださって幸せでした」と終始華ちゃんは、話していました。

紅羽さんは、「みんなが華ちゃんのことを、人として尊敬しているから、温かく見守っているんだなというのを、すごく感じるので、あなたが素晴らしいのです」と。

こういう花組の上級生と下級生の関係は、素敵ですね。

華ちゃんが、花組のみんなから愛されている理由は、今までもこのブログにいろいろと書いてきましたが、今回のお2人との会話を聞いても、華ちゃんが、どれだけ花組生たちから愛されているかを、あらためて感じました。

やはり「人としての素晴らしさ」が愛される根底にあるようです。

「ナウオンステージ」に出演した時のことについて、華ちゃんはとても面白いお話をされていました。
「ナウオンステージ」は、いつも柚香さんと一緒に出演していて、どの回でも柚香さんのそばでお腹がグッーと鳴ってしまったそうです。
柚香さんは、そんな華ちゃんに対して笑顔だったそうですが、「普通の女の子」のとってもかわいいお話ですね。
そういう可愛らしさも、愛される理由でしょう。

今日の大千秋楽も、花組生からの愛に包まれて、卒業されていくのでしょう。
最高に輝いている華ちゃんの最後の雄姿を見ることが出来るような気がしています。

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