「Hotel Svizra House」感想とライブエンタメ共同声明
こんにちは、くららです。
昨日は「Hotel Svizra House」のライブ配信を見ました。

スポンサーリンク



この公演で植田景子先生が訴えたかったことは、「文化芸術は生きるために必要!」ということだと感じました。
Lives in the theaterの全員での歌唱は感動しました。
そして息子の死で心が病んでサン・モリッツのホテルで療養していた万里柚美さん演じるウェリントン子爵夫人は、バレエの舞台を見てから心が癒され、病気が回復しました。
心を豊かにしてくれる文化芸術は生きるために必要です。
上田久美子先生の雪組「fff」からも、形は違いましたが、同じような魂からの訴えを感じました。

5月11日まで出されている緊急事態宣言の延長の内容についても、政府の中でも考え方が分かれています。
今回の3回目の緊急事態宣言は突然東京まで含められて発令されたので、ライブエンタメ団体は否応なしに要請に従いました。
しかし延長に対しては、「みすみすと従わないぞ!」という社会的な声が多く上がっています。

ライブエンタメ団体からの声明

この度の非常事態宣言の延長に対して、Twitterで「# ライブエンタメ共同声明」として様々な団体が声明を出しています。
宝塚歌劇団も参加している「緊急事態舞台芸術ネットワーク」も、声明文を公開しています。

如何なる時も、舞台芸術は社会と共にありたいと思います。これまで当ネットワークは様々な機会を通じ、感染拡⼤防⽌に努めることを第⼀義としつつ公演を開催していくことをお伝えしてまいりました。舞台を愛する皆様に今を⽣きる喜びを提供しながら、舞台芸術に従事しているものたちの⽣活を守るという社会的役割を果たしたいと考えております。引用緊急事態舞台芸術ネットワーク延長に対しての声明5/6

大阪府と兵庫県の医療は危機的状況にあって、その中で精一杯頑張って下さっている医療従事者のことを思うと協力したいと思います。
しかし観客一人一人が感染対策に努めながら、一言もしゃべらず静かに観劇、移動し、余裕を持って⼊場、規制退場に従い、会場まで直行直帰を心掛けるなら、感染リスクは無いはずです。主催側も万全な対策を講じて公演を開催して下さっています。

「緊急事態宣言の延長」は仕方ないことでしょうが、その内容の緩和について、政府も「声明」に耳を傾けてよく考えていただきたいと思います。
そしてもし緩和されて公演が実施できるようになったなら、観客側も「絶対に喋らない」、距離を保つ、など出来る限り協力しなければならないと思います。

「Hotel Svizra House」感想

新トップコンビ真風涼帆&潤花について

潤花ちゃんは、真風さんに合わせて大人っぽくなったように感じました。
華やかでオーラがあって、ヒロインにピッタリです。
声も大人っぽくて、お芝居が自然で、ニーナ役にとても好感がもてました
潤花ちゃんは娘役の中では長身なので、雪組より長身でスタイル抜群の人が多い宙組にやはり合っています。
それでも、真風さんには背伸びをしなければ抱きつけなくて、ふたりの並びはちょうどよいですね。

2幕の最後、プロポーズされて幕が降りるまで、ギュっと真風さんにしがみついて抱き合っている潤花ちゃんの後ろ姿に胸キュンでした。自分の夢が叶った後に、最愛の人と結ばれるなんて最高ですね。
大人っぽい真風&潤花コンビのこれからが楽しみです。

アルマ役の遥羽ららちゃん

「ポーランド出身の若く魅力的な未亡人」と紹介されていました。腰高で抜群にスタイルが良くて、ファッションモデルのように次々と色っぽい衣装を華やかに着こなす「魅力的な未亡人」でした。
芹香斗亜さんとのカップルもお似合いでした。

「夢千鳥」では、天彩峰里ちゃんが新境地を開拓していましたが、「2番手娘役」として、ららちゃんと峰里ちゃんがいる宙組は、中堅の娘役陣も他の組に比べて充実していますね。

宙男のスーツの格好良さは抜群

スーツの着こなしは下級生まで本当に綺麗でした。長身というだけでなく、スタイルが良いから?宙組にはスーツの魅せ方の秘伝があるのかな?と思うほどでした。
その中でも、「宙組1、2」の真風・芹香の長身二人のスーツの並びは抜群。
ロングのトレンチコートも抜群に似合います。

真風・芹香のビリヤードタンゴ
タンゴの曲でビリヤードをする男役ナンバーは、二人のデュエットダンスのようにも見えました。
ふたりともセクシーでスタイリッシュで最高!
長身のふたりは絵になります。

瑠風輝君について
抜群のスタイルの良さでスーツでもコートでも光っていたのは、真風さんの部下役のエーリク役の瑠風輝君。
役としては出番は多いものの部下役に徹していたので、それほどインパクトはありませんてした。
もえこちゃんの一番の武器は歌唱力だと思うのですが、今回も全く歌のシーンが無く「宝の持ち腐れ」。
新公主演4回バウ主演1回、抜群のスタイルと歌唱力の期待の98期生なのに、雪組の綾凰華くんと比べると「組内の位置」が全く違っています。運なのか?宝塚らしい華やかさに欠けるから?
ブレイクしそうな役に恵まれないことを気の毒に思います。
2年前のバウ主演「リッツ・ホテルくらいに大きなダイヤモンド」は、とても良かったと思うのですが。

希峰かなた君のチャールズとハロルドの顔芸が巧みで、別格の引き締め役として良い味を出していました。
99期の同期の若翔りつ君の「夢千鳥」での「彦乃の父親役笠井宗重」役も渋くて専科生のような重厚さが素敵でした。
二人が同じ舞台に出ていると、名わき役同士で混同しやすいのですが、こうして公演が違うと、それぞれの良さが際立ちます。

振付家兼ダンサーユーリー桜木みなと

2幕冒頭桜木みなとくんのバレエから始まりましたが、映像ではあまりインパクトがありませんでした。
1幕の練習で踊っているシーンも、映像で大きく映りませんでした。このあたり、実際に観劇すると自由に目を向けられるので、印象が変わると思います。
桜木・潤が中心の「シェヘラザード」のバレエの舞台を楽しみにしていましたが、すぐに真風さんの歌がはじまったので、「バレエ」の舞台が中心という感じでは無く、それほど見せ場ではなかったことも、少し残念でした。
今回の役は桜木みなとくんにとって新境地の役だったと思います。

泉堂成くん
ずんちゃん演じるユーリーは男性同性愛者のようで、パリから泉堂成くん演じるジョルジュがやって来るのを心待ちにしていました。
そして泉堂くんが登場すると凄いバレエダンサーでした。泉堂くんは105期生。
それから、10期違いの男役同士の「桜木・泉堂」ラブカップルぶりが演じられていました。

春乃・聖斗カップル
ニーナの親友のパリオペラ座のダンサーシルヴィ役の春乃さくらちゃん(102期)とナチスの兵士の聖叶亜くん(105期)。
春乃さくらちゃんの歌のソロが素晴らしく、聖叶亜くんはハンサムでした。

「バレエダンサーは踊れる期間が限られている」というセリフがありました。
タカラジェンヌも、タカラジェンヌである期間は限られています。

芸術こそが真の豊かさを与えてくれる。
その光を途絶えさせてはならない。
Lives in the theaterの全員での歌唱の時に語られていたセリフです。

現在Twitterで「# ライブエンタメ共同声明」が次々と叫ばれています。

この作品を通して訴えられていた「文化芸術は生きるために必要!」という思いが、今後の日本の社会に1日でもはやく反映していくことを心から願っています。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
ランキングに参加しています。ポチッとバナーをクリックしていただけると嬉しいです♪
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村
いつも応援してくださってありがとうございます。

twitter


スポンサーリンク