華世京さん『ほんものの魔法使』大抜擢にビックリ新しい風?
こんにちは、くららです。
『ほんものの魔法使』の配役が発表されました。

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『ほんものの魔法使』配役について

原作での主な役

アダム…… 朝美 絢
ジェイン……野々花 ひまり
………………………………………
モプシー…… 縣 千
ニニアン…… 華世 京

「ジェイン……野々花 ひまり」は既に公表されていました。
原作ではジェインは11歳の女の子ですが、この公演のタイトルの前に「ロマンス」とつけられています。
原作を読む限り「ロマンス」は感じませんが、ひまりちゃんは「ヒロイン」に位置しているので、朝美絢くん演じるアダムと、ほのかな恋はあるのかな?と勝手に思っています。
宝塚の作品で、ヒロインがいて「恋」がなかったら、少し物足りなく感じてしまいますから。

「犬のモプシー……縣 千」は、やはり!でしたね。
『CITY HUNTER』の海坊主と言い、縣くんは目立つキャラクターで売っていくのでしょう。
いろんな役を冒険して演じられる器の大きさがありますね。

驚いたのは、「ニニアン……華世 京」!

(原作通りの配役なら)

『ほんものの魔法使』原作について

モプシーについて
アダムの親友である喋る犬のモプシーは、アダムのよい相棒。皮肉っぽかったり、忠告したり、独特の味わいのあるキャラクターです。
「黒い犬」役が、どのような形で舞台に登場するのか?
原作では中型犬という感じですが、実際は主人公のあーさのアダムより、サイズが大きい縣モプシーです。
脚本・演出の木村信司先生の奇抜な発想に期待してしまいます。

そして、期待の男役さんが「犬」だけでは勿体ないので、フィナーレで縣千くんの「素敵な男役のダンス」を見れることも期待します。

ニニアンについて
3回落ちたら永久に失格となってしまう魔術師選考会の3回目にチャレンジしようとしている落ちこぼれ魔術師のニニアン。ダメダメな性格で描かれています。

偶然アダムと知り合ったジェインとニニアンたちは、次第に親しくなります。
物語の中盤、3人と一匹はピクニックに出かけます。この物語の山場で、原作では、3人と一匹が、この物語の主要な役です。

その結果、アダムとモプシーは去っていきますが、ジェインニニアンに大きな影響を与えることになります。
最後にアダムの伝えたかったことが心に響いてくる、ユーモラスで心温まるファンタジー作品。

「原作と変わる可能性があるかな?」と思っていましたが、原作の良さはこのあたりにあるので、深く考えると原作から大きく変更になることは考えられないと思いました。
華世京君は「主要4役」の一人であり、やはり大抜擢だと思います。

超若手大抜擢という新しい風

華世京君は『f f f -フォルティッシッシモ-』『シルクロード~盗賊と宝石~』でも、とても目立つ活躍の場が与えられていたことに驚いたものです。
下記のブログにそのことを記しています。

新生雪組は安泰?大抜擢の華世京くん

その次の別箱で、かつてなかった程の大抜擢になるとは、本当に驚きました。

「コロナで若手の人事が停滞している」ように見える面がありましたが、ここで大胆な「超若手抜擢」という舵取りになりました。
宝塚に新しい風が吹くような予感がします。
そしてこれが新しい木場健之理事長の方針でしょうか?

私の記憶の中で、若手の大抜擢で感動したのは、北翔海莉さん主演『THE MERRY WIDOW』で、研2の暁千星くんが北翔さん演じるダニロの部下役として、堂々と役を演じつつ、クルクルと見事に回って素晴らしい身体能力を披露してくれたのを見た時が最後です。
その公演は、凪七瑠海さんや星条海斗さんが出演されていたので、ありちゃんは全く番手のつくような役ではありませんでした。
2013年11月 12月の公演で、小林公一理事長の時代でした。

小川友次理事長の時代になってから、若手男役の早期抜擢は無くなったように記憶しています。
「新人公演」が開催できなかったこともあるでしょうが、若手の「ワークショップ」では無く、中堅の男役さんの東上公演で、初舞台を含めて3回めの舞台で、男役さんが主要な役を演じることは記憶にありません。

早期抜擢で有名な天海祐希さんは、初舞台後月組配属になって『ミー・アンド・マイガール』に出演し、その次の公演もロングランで『ミー・アンド・マイガール』になって、研1の11月に新人公演の主演のビルを演じました。それからしばらくは新人公演の主演を続けていました。

状況が違うので比べることはできませんが、研1での「新人公演主演」も大変ですが、新人公演は「1回限り」という失敗も許されるチャレンジですが、期間の長い東上公演で主要な役を演じ続けることは「より重責」があるように思えます。
それだけ華世京さんが期待されている「大物」なのでしょう。

私の早とちりで、ニニアンが主要な役でなかったら、ごめんなさい。(憶測で書いているので)

宙組の別箱でも下級生が抜擢され活躍

『Hotel Svizra House』チーム

真風さん主演の『Hotel Svizra House』では、105期の泉堂成くんのジョルジュ役のバレエダンサーとしての踊りが絶賛されています。
ユーリー役の桜木みなとさんとのからみも面白いそう。
「宝塚おとめ」に特技は「ジャンプ」と書いてあったので、ダンサーなのですね。
同じく105期の聖斗亜くんも格好良いそう。初舞台の頃から美形だと思っていました。

102期の春乃さくらちゃんの歌のソロも素晴らしいそう。
5月1日の梅田での初日が楽しみです。

和希そら君主演『夢千鳥』チーム

4月22日が初日ですが、ナウオンステージのメンバーが発表されました。
出演者:和希そら、天彩峰里、美風舞良、留依蒔世、亜音有星(103期)、山吹ひばり(105期)

亜音有星くん山吹ひばりちゃんがメンバーの中に入っています。
娘役2番手の「彦乃」役の山吹ひばりちゃんは、大抜擢だと思っていましたが、やはりそのようです。
稽古場情報では、彦乃の父親「笠井宗重」役の若翔りつさんが、夢二と恋に落ちてしまう娘のことを語られていたことからも、大きな役なのだなと思いました。

「西条 湊/東郷 青児」の2役を演じる亜音有星くんも、予想通り大きい役なのでしょう。

102期で新人公演の主演を1回経験し、「万博アンバサダー」の風色日向さんが本公演に続いて別箱休演中です。
『シャーロック・ホームズ』から復帰予定なので、頑張って欲しいと思います。

星組105期の稀惺かずと君について

スカステニュースの、星組スカイ・ナビゲーターズの桃堂純さんと華雪りらさんの「ももえりのLet’s学ぼう!!」英語編のPart2に稀惺かずと君が出演して、流ちょうな英語を話しながら、英語のレッスンをされました。
幼い頃から親戚や周りに外国の方が多かったので、英語に関わる機会が多く、「ディズニーチャンネル」も英語で見ていて、自然に日常会話が入ってきて、英語のミュージカルもそのまま理解できるそうです。
Part1は、日本人だけど「アメリカ合衆国出身、育ち」の101期の颯香凜さんが出演して、「ネイティブイングリッシュ」を披露されていましたが、稀惺君も「ネイティブ」に負けない英語力のように感じました。

星組の男役さんは層が厚いので、なかなか新人公演でも、稀惺かずと君の抜擢は巡ってきません。
しかし舞台に立っていると、整った顔立ち、品の良さ、オーラで、「マウイ」君だとわかります。

「ロミオとジュリエット」ではB日程で「モンタギューの男」。美しい顔立ちと爽やかさが、熱い星組の中で目を惹きました。
もちろん稀惺くん自身も「星組の熱さ」をもった男役さんです。

貴公子のようなロイヤルな「オーラ」があるので、これからいつか抜擢されていくのではないかな?と期待しています。
次の星組別箱公演は、轟悠さん主演の『婆娑羅の玄孫』チームです。

華世京さんの大抜擢が人事の新しい風となって、104期、105期あたりの男役さんにも「抜擢のチャンス」が巡ってくるのかな?と感じています。

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原作本が復活出版(5月10日ごろ)
ポール・ギャリコの原作『ほんものの魔法使』は絶版されていましたが、東京創元社から、今年5月10日頃に新たに発売されるようです。
主演の朝美絢さんのスチール画像の帯つきとなるようです。

ほんものの魔法使 (創元推理文庫) [ ポール・ギャリコ ]

価格:968円
(2021/4/17 20:15時点)
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