峰さを理さんの訃報と礼真琴くん
こんにちは、くららです。
今日はとても悲しいお知らせに、心が沈んでいます。
峰さを理さんの訃報です。

元星組トップスターで舞踏家として女優として、宝塚での振付、演出でも活躍されていた峰さを理さん(本名・安田峰子)が30日、甲状腺がんのため都内の病院でお亡くなりになったとのこと。

スポンサーリンク



コロナ禍で「病院に行くのを我慢していた」というweb記事の見出しに、心が痛いです。

関係者の話では、峰さんは昨年1月、コンサートに出演したときに「肩に違和感を覚える」と体調の異変を漏らしていた。しかし、コロナ禍の影響もあり、しばらく病院に行くのを我慢し、様子をみていた。検査を受診したのが7月ごろだったという。甲状腺がんと診断され、その後、肺への転移も見られ、29日に容体が急変。「本人はしっかりしておられ、自分の命が長くないことも把握していた。『最後の舞台は踊って終わりたい』とも語っていた」と話す。引用スポーツ報知

1年前のラテンコンサート

昨年1月12日の夜、OGのラテンコンサート「熱愛のカルナバル」(於イイノホール)では、58期生3人の「自称3バカトリオ」峰さを理さん(みねちゃん)、高汐巴さん(ペイさん)、寿ひずるさん(イーちゃん) が顔を合わせて、3人で楽しいトークを聞かせてくれました。

寿ひずるさんの「シナーマン」のコーラスに峰さんとペイさんが急遽加わって、寿さんが感極まって大粒の涙を流されていました。
同期の良さ、温かさが感じられたひと時でした。

その時に峰さんは、美翔かずきさんと共に、浴衣姿で「深川マンボ」を踊られました。
ラテンコンサートでしたが、その粋なマンボは、「日本のラテン」として印象的で、コンサートに華やぎを添えられていました。
そして現役時代と変わらない、力強い歌声も聞かせてくださいました。

このweb記事の「コンサート」が、私の見た「熱愛のカルナバル」のようです。
その時にすでに肩に違和感を覚えていらしたとは…
両手をあげて、リズムに合わせて、本当に粋に踊っていらっしゃいました。

今年は「TOKYO MODERN TIMES 2021」というタイトルで、昨年と同じイイノホールで「再びジャズ、ラテンの音楽をお届け!」と、1月に開催予定でしたが、コロナの感染者が拡大したことで、3月16日、17日に延期されていました。
峰さんも出演者のお一人で、チラシに掲載されていて、再び美翔かずきさんと共に、「深川マンボ」を踊られる予定だったようです。

このコンサートの主催者の高橋正人氏がTwitterで、峰さんへの思いをコメントされていました。
昨年の12月半ばに曲の打ち合わせと思っていたところ、峰さんはご病気のことを打ち明けられたそうです。最後の舞台になるかもしれないけど、頑張ると仰ったそうです。

病院受診の大切さを教えて下さった

昨年の1月のコンサートの時点では、コロナの心配は身近には迫っていませんでしたが、それから2月、3月と日を追うごとに、身近な心配になってきました。
体調不良を覚えながらも、病院に行くのを我慢しながら、様子をみていらしたご心境は痛いほどわかります。
コロナでの自粛期間、峰さんはブログを通して、お料理されたレシピを載せたり、元気に明るく、みんなを励まして下さっていました。私はそれを楽しみに読ませていただいていました。そのブログを書かれていた頃、体調は悪かったのですね。

検査を受診したのが7月頃で、甲状腺がんと診断され、その後、肺への転移も見られ、29日に容体が急変されたとのこと。
本当に残念でなりません。

コロナ禍で、病気で病院に出向く人が減り、健康診断の受診率もとても下がっているようです。
状況を包み隠さず公表して下さっているのは、みんなに「健康に気を配ってくださいよ」という峰さんの温かい愛のメッセージのように感じます。

峰さんは礼真琴くんの恩師

「声がでなくても最後に踊りだけは」という芸の執念を、最後までみせていらしたとのこと。
日本舞踊家「西崎峰」として舞台活動を行う一方、宝塚歌劇団で日本ものの振付も手がけていらっしゃいました。
芸の道に厳しい方なので、宝塚でも愛ある厳しい指導をされていたようです。

「日経WOMAN」の昨年の12月号で礼真琴くんは
Q この5年ほどの間で1番影響受けた人は?

A 宝塚OGの峰さを理さん

と応えていました。
『阿弖流為-ATERUI-』の振り付けの時に、心に刺さる言葉をたくさんもらって、その時から自分が変われたような気がしたそうです。

2019年5月、礼真琴くん主演の全国ツアー『アルジェの男』では、峰さんも主演として演じたことがあるので、『アルジェの男』の洋物の振付、演技指導を担当されていました。
全国ツアー初主演という重責の中、全幅の信頼を寄せている峰さんから指導を受けたことは、礼真琴くんにとって、大きな励みと助けだったと思います。

インタビューでは、宝塚OGの峰さを理さんより、緊張しない秘訣を教えられたとも応えていました。

ずば抜けた実力をもっている礼真琴くんですが、舞台の初日は不安や緊張がいっぱいだけれども、
峰さんより、「緊張するのは、自分がやってきた以上のことをやろうとするから。今までやってきたことをそのままやれば良い」とアドバイスをされてから、緊張は絶対にするものだが、「自分をよく見せようとしなければ緊張しても大丈夫」と思うようになったそうです。

峰さを理さんの訃報を聞いて、みなさん悲しく、寂しい思いでいっぱいだと思いますが、礼真琴くんは大丈夫かな?と心配です。
「ロミオとジュリエット」の初日が2週間後に控えています。
今日は「宝塚友の会」のロミジュリの先着順販売でしたが、非常事態宣言下で1階席しか販売されない理由もありますが、アッという間に完売して、人気の高さを改めて思いました。
こっちゃんにとって、峰さんの訃報は大きな痛みだと思いますが、乗り越えて、素晴らしい舞台を見せて欲しいと思います。

峰ちゃんと同期の、ペイさんイーちゃんも、大きなショックを受けていらっしゃると思います。

どうか皆様も健康に気をつけてくださいね。

ご冥福をお祈りします。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
ランキングに参加しています。ポチッとバナーをクリックしていただけると嬉しいです♪
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村
いつも応援してくださってありがとうございます。

twitter


スポンサーリンク