鳳月杏さんの去就について
こんにちは、くららです。
「珠城りょう3Days special LIVE『Eternita』」を見た方は、「珠城りょうの相手役」と嬉しそうに話されていた鳳月杏さんが、「珠城さんと一緒に退団されてしまう?」と気になっているのでは無いかと思います。実は私がそうでした

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「珠城りょう3Days special LIVE『Eternita』」での鳳月杏さん

スカステニュースの千秋楽のダイジェスト映像には、珠城・鳳月の「ベサメ・ムーチョ」のデュエットダンスの終わりのシーンがしっかり映っていました。(過去の『New Wave!-月-』の時は、露出度の極めて高いタコ足ドレスでした)
珠城さんは白のスーツにシルクハット、ちなつさんは背中が大きくあいた、大胆なスリット入った、妖艶なドレス。
デュエットの終わりに、珠城さんが自分の被っていた白いハットを、ちなつさんの頭に被らせ、鳳月さんの手を取って甲にキスをされました。
ちなつさんは驚いて口を手で覆い、照れてハットのツバで顔を隠され、動揺しながらはけていかれました。
いつも落ち着いているちなつさんが、動揺されていることが、意外でした。
それまでの回はハットを被せるだけで、手の甲にキスをするのは千秋楽だけの特別仕様だったようです。

ちなつさんお一人だけ、珠城さんのことを親しみをこめて「たっちゃん」と呼ばれていました。
千秋楽のトークタイムでは、珠城さんがちなつさんとの深い絆について話されていました。

3月の『幽霊刑事』では、二人はタッグを組んでまた「相手役」として。
珠城さんのサヨナラ公演『桜嵐記』『Dream Chaser』でも、ふたりは共演されます。(退団日8月15日)

ちなつさんは、昨年の「宝塚グラフ12月号」の表紙を、4月11日に退団される同期の彩凪翔さんと2人で、白いスーツで飾っていました。

退団フラグのようなものを何となく感じていました。

宝塚グラフ2月号 As Is/To Be

本日は「宝塚グラフ2月号」の発売日でした。
「As Is/To Be スターが語る過去、現在そしてこれから」のコーナーは、鳳月杏さんでした。
ちなつさんのインタビューには、「卒業を決めた珠城と一緒に何かを創るということに関して、出来る限りのことをしたいと思っています。」と言う言葉がありました。

「卒業を決めた珠城と一緒に」という言葉に、「卒業」が受け身であり、ちなつさんご自身は卒業は関係ないのかな?と感じました。
他にも「卒業はまだ」と感じられる言葉もいろいろありましたが、発売されたばかりのグラフからの引用は控えます。
(あくまでも私が読んで、私が感じた捉え方です)

珠城さんの心境を考えると
珠城さんは、LIVEでも「鳳月杏さんとは強い絆で結ばれている」と仰り、尊敬し慕っていらっしゃることが伝わってきました。
だからこそ、ご自分と一緒に宝塚人生を終わりにすることを、望んではいらっしゃらないと思うのです。

珠城さんは、一人ひとりのことを温かく見守り尊重される方です。

美園さくらさんの退団についても、自分の退団とは関係なく「自分の道を歩んで欲しい」と願われていたように感じました。美園さんは同時退団を選択されましたが。

鳳月杏さんについても、そうだと思います。
ちなつさんが、自分に同調することなく、ちなつさんの道を歩んでいかれることを一番に望んでいらっしゃると思います。

「FOCUS ON 鳳月杏」での周りの方々の高い評価

明日海りおさんのコメント的確にちなつさんのことを表現していると思うので、一部を抜粋引用させていただきます。

ちなつは舞台を総合的に見て、その中で自分の役割を考え、ちゃんといろんな計算ができる人なんですよね。ちなつは下級生の時からよく周りを見て、相手の空気を感じて、じゃあ自分がどうするべきなのかを考えていました。そして自分がどういうことをやることが、相手にとってはいいのかをちゃんとわかって、いい塩梅にしてくれる人だということを改めて実感しました。引用「FOCUS ON 鳳月杏」(「あかねさす紫の花」 明日海りお)p65

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厳しい上田久美子先生も、ちなつさんのことを高く評価されています。

彼女は普段から人の心情を察する能力がめちゃくちゃ高い人。役は他人だから、自分以外の人に対する想像力があってこそ理解できる、そういう意味ではすごく芝居に向いている。役のいろいろな気持ち、台本に書いてある内容、演出家の込めた想いなども、ものすごく汲み取ることができるので、芝居がうまい。だから難しい役を振っているんですよ。「FOCUS ON 鳳月杏」(「金色の砂漠」上田久美子)p56

「FOCUS ON 鳳月杏」は、花組時代に発売されたもので、「あかねさす紫の花」の時の明日海りおさんのコメント、「金色の砂漠」の時の上田久美子先生のコメントです。
お二人以外にも、みなさん鳳月杏さんの人間性、役者としての能力を絶賛されていました。

ちなつさんは、強く自分を押し出すタイプでは無かったので、新人公演の主演が回ってきたのも、新人公演最後の時でした。
「ベルサイユのばら」の主演2役のうちのアンドレだったので、主演数にカウントされない場合が多いです。
その後の『月雲の皇子』『New Wave!-月-』から主要メンバーになって、実力を認められ、スターの路線コースを歩まれるようになりました。
宝塚の中では、「大器晩成」型のスターです。

花組に組替して、すぐにバウホール『スターダム』で主演をし、花組になくてはならない主要メンバーとなり、一昨年月組に戻られて、さらにスターとして一周り大きくなられて、月組になくてはならない方です。
『ON THE TOWN』のオジー、『I AM FROM AUSTRIA』でのヴォルフガング・エードラー、『ピガール狂騒曲』のウィリーでは、コメディセンスも抜きんでていました。

92期生で研16になりますが、中学卒業で入学されているので、まだお若いです。
スミレコードに反しますが、珠城さんとは同い年です。

長く舞台を続けていても、まだまだ新しい発見があり、経験値がどんどん上がっていって、どこまで続くんだろう?終わりがない、と思われているとも、宝塚グラフのインタビューで話されていました。

「FOCUS ON 鳳月杏」でも、演じるたびに、赤だ紫だと言い切れる色では無く、繊細な色合いに仕上げて、また違う色味だなと思ってもらえるような、「可能性を持った舞台人」でありたいなと話されていました。

まだまだ多くの可能性をもった鳳月杏さん。まだまだ活躍を見守り続けたいスターです。
そういうことで、鳳月杏さんが、次の本公演で退団されることは無い、と感じています。

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