千秋楽と亜音有星君と下級生分割
こんにちは、くららです。
昨日は、宙組大劇場公演の「アナスタシア」の千秋楽を配信で見ました。

何といっても楽曲が素晴らしく、頼もしい歌唱力、厚みのある美しいコーラス。
初日から完成度が高い!と思っていましたが、みんなが熱演して進化していって、見るたびに作品も私の感動も深まっていきました。

例えばイポリトフ伯爵の凛城きらさん。列車に乗る前に歌い上げるソロがあります。
初日の頃は、そんなに記憶に残らないものでしたが、昨日は素晴らしい熱唱で、心情がジーンと伝わってきました。

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芹香斗亜さんがラジオ番組「ビバ!タカラジェンヌ」に出演した時に、コーラスもみんな沢山自主稽古して、朝開演前に練習しながら、より良くなることを目指している、と話されていました。
宙組生全員が、開幕してからもより素晴らしい作品になるよう、「努力」を続けていたからこそ、ここまでの感動作に仕上がったのだと思います。
「安定の宙組」と言われますが、その陰には宙組生たちの「絶え間ない努力」が下支えしているのですね。

亜音有星君について

103期の亜音有星君の初日から千秋楽までの間に「急成長」を感じました。
(103期では、一人だけ役付きで「全日程」出演しています。)

自粛期間直後の夏の「フライングサパ」の時は、「かなり自粛太りした?」という感じだったのですが、「アナスタシア」の初日ではスマートになっていました。
それから日数を重ねるごとに、さらにスラッとして、お顔もすっきりしていって、見るたびにイケメン度があがっていき、甘いマスクのマイルドな姿に惹きつけられていました。
公演期間を通して、未来のスターとして、輝きが増し続けていったのを感じました。

「アナスタシア」での亜音有星君の主な出番

バレエの場面で、白い衣装をまとって「王子さま」のジークフリート役で踊っています。
最後はオデット役の潤花ちゃんを、長時間回転リフトしています。

しかし、このバレエで「わぁ」と皆の感動をかっさらっているのは、とんでもない身体能力で高い技術力のダンスで魅了してくれるロットバルトの優希しおんくん。本当に素晴らしいの一言に尽きます。

亜音君は、初日頃は少々フラフラ気味でしたが、日を重ねるごとに余裕がでてきたように思います。
鼻筋の通った綺麗な顔立ちで、小顔でスラッとしたスタイルなので、「王子様」がピッタリです。

「ボリシェヴィキ男」が通し役です。
グレブがアーニャを何とか笑わせようとするアドリブシーンのある「政府事務所」の場面では、立っているだけですが希峰かなた君と二人で目立っています。
「マイルドなイケメン」の居方、歩き方にも、存在感が増していって、格好良くて、スマートな男役ぶりを見るのが、私のツボでした。

「ロケット」でも、センターで目立っている男役さんが、亜音くんです。

「Wトリオ」に選ばれているので、パレードではスーツ姿。

亜音有星君のこれまで

愛称はキョロちゃん。103期生です。
研1の時に和希そら君主演『ハッスルメイツ』に抜擢された時から、「甘いマスクのイケメン」なので注目するようになりました。
研3の時に「オーシャンズ11」の新人公演で、ベネディクト役(桜木みなと)。度胸のある堂々とした演技でした。
『El Japón(エル ハポン)』の新人公演では、2番手芹香斗亜さんのアレハンドロ役。
「拳銃はキョロちゃん。キョロキョロすんなよ。」が大うけでした。

本公演でもいつも目立つ位置にいて、「宙組期待の新人」というのが、わかります。
「アナスタシア」の新人公演があったなら、主演は亜音有星君だったと思います。ヒロインは105期の山吹ひばりちゃんかな?
(宙組は、他の組より抜擢がはやい傾向)

「A日程」「B日程」に分かれた新人さんたち

「アナスタシア」観劇の「マイ楽」は、先週の木曜日、12月10日でした。

「A日程」の方たちだけ一足早い「千秋楽」だったので、降りようとしていた幕が上がって、組長さんと真風さんのご挨拶がありました。
寿組長が「A日程の人!」と声を掛けたら、大階段にいるロケットの人たちから「はい!」と元気な返事が返ってきました。全員で「ありがとうございました」というご挨拶も。
宙組みんなで作り上げた作品」という寿組長の温かい言葉に愛に満ちていました。

真風さんは、AとBに分かれて全員で公演ができない寂しさがあったけれでも、公演に出ない日もそれぞれがいろんな勉強をして努力している姿を見て、心強くて誇らしくて、勇気を与えられて、寂しさが吹っ飛んで、自分も努力しなければならないと思わされた、と話されていました。
真風さんのやさしさにあふれた言葉に、みんな励まされ、さらに頑張ろうと思ったことでしょう。
公演に出演できない期間も、レッスンなどに励んでいるのですね。
いつも前向きに頑張っているタカラジェンヌなので、決して無駄な時間を過ごさず、芸事に精進されているのでしょう。

「A日程」の千秋楽の日に、終演後に挨拶の時を設けて、ねぎらいの言葉を送る宝塚は、やはり愛に満ちているな、と思いました。
はやく、分割しなくても全員が舞台に立てる日がくると良いですね。

103期生の中で、亜音有星君だけ全日程に出演しています。
同期がAとBに分かれている中、一人だけ全部に出ることは、プレッシャーや「頑張らなければならない」という思いも強かったと思います。
そのため、この公演期間中の急成長を私は感じられたのかな、と思いました。
裏を返せば、全日程出演できていない人たちには、「自分も頑張ろう」という励みになったことでしょう。

組によって「全日程出演者」は違う

花組「はいからさんが通る」途中から

102期から2分割
・希波 らいと君(103期)だけ、役がついていたため、全日程出演。

月組『WTT』『ピガール狂騒曲』初日から

お稽古途中から「2分割」になったため、102期からは全員平等に2分割
役がついていた人は、「A日程 」「B日程」で二人で役を分割に変更。

雪組『f f f -フォルティッシッシモ-『シルクロード』

・役付きを除いて101期から2分割
全日程出演者
・101期 縣千、琴羽りり
・102期 有栖妃華、彩海せら
・103期 夢白あや 全日程出演。

星組『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』『Ray -星の光線-』途中から

・役付きを除いて、99期生から2分割
全日程出演者
・99期 小桜ほのか、遥斗勇帆、
・100期 桜庭舞、極美慎、
・101期 碧海さりお、
・102期 舞空瞳、天飛華音、水乃ゆり
「ロミオとジュリエット」については、まだ公表されていません。
「愛」の役にピッタリな天飛華音君に役がついていないのは、「分割」されるためなのか?

宙組「アナスタシア」
102期生から2分割
全日程出演者
・102期 花宮 沙羅、 潤 花、湖風 珀
・103期 亜音有星

組によって、分割の方法が違います。
「花組」と「星組」は、既に公演を行っていた途中での「2分割」だったため、役付きの人だけ「全日程」出演者になったのでしょう。
その後の「宙組」「雪組」は、分割を前提に役がついています。

宝塚では、何事においても「選別」があります。
下級生にとって「酷な選別」でもあると思いますが、「半分しか舞台に立てない」経験も、今後の糧になるでしょう。
星組の「ロミオとジュリエット」の2分割が、とても気になっています。
もうすぐ集合日で、配役が発表されたらわかるでしょうか?
天飛華音くんはどうなるのでしょう?

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