警戒レベル4の宝塚とコロナ禍のリスク回避
こんにちは、くららです。
昨日のブログで災害について「明日は我が身」のようなことを書いていました。

さっそく災害の入り口を経験してしまいました。

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午前4時過ぎに警戒レベル4

スマホの警告音が立て続けになるので、午前4時過ぎに目を覚ましました。
スマホを見ると「警戒レベル4」と見たこともない画面が表示されていました。
土砂災害警戒がレベル4ということらしいです。
(警戒レベルは5段階あり、レベル4では危険場所から避難と言われています)

土砂災害地域が、我が家とは離れていることを確認しました。
大雨の音はしていますが、あたりは静かでいつもと変わらない明け方です。
誰も避難しているような気配はありませんでした。

雨雲レーダーを見ると、阪神間一帯に強い雨が降っていることがわかりました。
宝塚市一帯にも同じように強い雨が降っていました。
宝塚市の情報を調べてみると宝塚市も警戒レベル4とのこと。

武庫川が近い宝塚は大丈夫なの?」と、公演の再開を前にしている宝塚のことが心配になっていました。

警戒レベル4は、危険場所から避難しなければならない状況です。
しかし市役所のホームページや地元の報道関係のTwitterを見ても何もツイートされていませんでした。
NHKのニュースを見ても、大変な地域のことが報道されていて、兵庫県についての報道は一切ありませんでした。

あまりに静かな「警戒レベル4」に戸惑いながら、再び眠りにつくことはできませんでした。
大雨を降らしている雲も次第に東に動いていました。
時間の経過とともに、情報を発信する人が増えて来て、状況がわかってきました。

大雨がふったものの、今回兵庫県では線状降水帯が発生しなかったことで大事に至りませんでした。

JR宝塚線や阪急宝塚線、今津線の一部区間、能勢電鉄の全線で始発から一時、運行が休止されたことは、通勤通学の方には影響があったようです。

宝塚市の逆瀬川では8日未明、1時間当たりの最大降水量が88ミリを記録したそうです。
未明から早朝にかけての大雨がそのまま降り続けていたら、今頃は大変なことになっていたと思います。
豪雨で大きな被害が出ているのは、線状降水帯の発生の原因がほとんどです。

「被災者になるかどうか」その時の巡り合わせとしか言えません。

夜中の突然の災害対応は難しい
そして午前4時過ぎの時点では、警報が出て警戒レベル4とされても何も動きがありませんでした。ほとんどの人が寝ている時間帯です。
宝塚市は午前4時40分に「避難準備・高齢者等避難開始」を発令し、同6時50分に解除したそうです。
熊本県の球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」では、明け方に濁流が突然襲ってきて14人が犠牲になる悲しい出来事が起きました。

「大雨が降るかも」と警戒していても、異常に荒れ狂う想定外の気象状況に万全に対応することは難しいと、今回のことを通して感じました。

激震地での阪神淡路大震災を経験しましたが、阪神間や神戸という都市部で災害が起きると、避難者の数も途方もなく多いです。
避難所でソーシャルディスタンスを考えることは出来ないと思います。
「コロナ」と「被災した避難」は、大きな課題です。
地震も起きないことを切に願っています。

この先も日本列島に梅雨前線がとどまり、まだ天気の回復の気配はなく、大雨の出口が見えないそうです。
線状降水帯が発生しませんように。
もう大きな被害が発生しないことを祈っています。

コロナに対する考え方について

経済とオリンピックを優先する政府

・小池百合子知事は「他県への不要不急の外出遠慮」を求めていますが、政府は移動を遠慮する必要はない、経済活動を行っていくべき、と意見が食い違っています。

・政府は五輪目的のための選手や関係者の入国緩和の検討をしていくようです。

GoToキャンペーン(旅行最大半額になる復興割約1.7兆円の予算)を予定通り実施するようです。

以前に比べてコロナの感染者は若者中心だから、と軽く見られていますが、高齢者が感染すると命に関わる重い病気であることに変わりはありません。
また現在はコロナだけでなく、豪雨による災害によって、多くの人たちが苦しんでいます。

そんな状況の中で、経済を回すという大義名分のもとにオリンピック開催を画策する政府のやり方のどこに「国民の気持ちを思う」部分があるのか。
8月のGoToキャンペーンで、感染不安を抱いている国民が心から楽しめ、観光、運輸、飲食関連の経済を潤すことができるのか?

東京都の感染者数が増えているので、東京宝塚劇場公演の実施についてファンたちは心配しています。
政府の経済をまわすという方針にのっとると、公演再開がとどめられることは無いでしょう。

感染者、濃厚接触者について

しかし公演が開催できるのは、何も問題が起こらなかった時です。
Twitterである公演が、理不尽な理由で全公演中止になったことを知りました。
公演関係者のアルバイト先に新型コロナ感染者が出たということだけで、急遽公演の開催が中止されたそうです。
その公演関係者が濃厚接触者と認定されたからでしょう。

小さい劇団に属して公演を開催している人たちは、生計維持のためにアルバイトを当たり前にしています。
劇団の関係者とだけの接触にとどめていたら、食べていけません。
公演を開催するために、準備し、稽古を重ね、チケットやポスターを印刷して販売し、会場のレンタル料も負担し、莫大な経費がかかると思います。
しかし公演が中止になると、収入ゼロで、経費だけはほぼ全額負担しなければなりません。

今年の2月の末頃から、コロナ感染防止のために、「イベントの自粛要請」にこたえて、公演を中止して、多くの団体が理不尽な経費負担地獄に耐えてこられました。
「withコロナ」の時代になっても、簡単に公演中止に追い込まれるなら、二の舞です。

宝塚歌劇団は大所帯で関係者が多いので、感染者ではなくとも、濃厚接触者が発生する確率は高いと思います。

ファンやタカラジェンヌさんたちも公演再開を心待ちにしています。
しかし「感染クラスター」「濃厚感染者」という言葉で簡単に公演中止に追い込まれるのは、リスクが大きすぎます。

唾液でPCR検査が受けれたり、検査そのものも進化しています。

「緊急事態舞台芸術ネットワーク」などで、そういう面の方針も打ち出していかれたらと思います。

宝塚の公演再開が楽しみなだけに、理不尽な公演中止になることがありませんようにと願っています。

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