黄金の95期を考察
こんにちは、くららです。
本日発刊の「スポーツ報知」新聞に95期の特集がありました!
自粛の中、宝塚の記事はしばらく掲載がありませんでしたが、記事が復活したことに通常に戻りつつあることを感じます。
冒頭「7月以降の上演再開が待たれる宝塚歌劇は…」という内容から、記事は始まっていました。

この記事が95期特集であることに、これから先の宝塚を物語っているような気もします。

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黄金の95期 スター豊作世代

7人の95期男役スターの顔写真での紹介3人の娘役トップスターOGのインタビューが掲載されていました。
すでに3人のトップ娘役が輩出されたというのも、スゴイことです。
惜しくもトップ娘役に就任されませんでしたが、伶美うららさん星乃あんりさんもいらっしゃいました。

男役スター(神7)7人の掲載

それぞれのスターを紹介する短いキャッチコピーが、とてもスターさんの個性をとらえていて面白い!
しっかり番手と身長まで掲載されていました。

星組トップ 礼真琴 170センチ
首席入団は三拍子○
星組3番手 瀬央ゆりあ 172センチ
容姿端麗&男くささ
花組トップ 柚香光 171センチ
妖艶美&俊敏ダンス
花組3番手 水美舞斗 170センチ
踊り力強く芝居繊細
月組2番手 月城かなと 172センチ
美麗で日本物も得意
宙組3番手 桜木みなと 170センチ
貴公子風も悪役も魅力
雪組4番手 朝美絢 169センチ
個性放つ魔性の目力

新聞に掲載されていた順番通りに、こちらに載せました。
組カラーで別れていたので、トップスターの就任順に星組の2人 → 花組の2人。
その次は、組内の番手順に 2番手 → 3番手 → 4番手 という順番。
この「番手」は組によって違うので順番にそんなに意味は無いと思います。

キャッチコピーから記者の方が、どのように一人ひとりを捉えていらっしゃるのかがわかります。よく熟知していらっしゃる。
7人がそれぞれが待ち味が違う個性的なスターなので、キャッチコピーがつけやすいです。
視点を変えてさらに、いろいろとつけれそうなのも、このスターたちのあふれる魅力の証拠。

娘役OGインタビュー「なぜ95期は黄金世代になれたのか?」

愛希れいかさん
『どんぐりの背比べみたい』と言われていて、スターが出るとは想像できなかった。
期の特色は『合唱の期』で、みんなで一緒にやることが得意、団結力はピカイチ。
素直で負けず嫌いで、思いやりにあふれていて、マイナスをプラスの力に変える才能がある。

実咲凛音さん
困難に立ち向かう“雑草魂”を持ってる人が多い。
『必ず出来るようになる!自分に負けない!』という向上心がある。
お互いを尊敬し合って、同期をスゴイと思える素直さ、そして努力を惜しまない。

妃海風さん
普通の感覚の子達が集まった期。
常に考え方が偏らず、一般的で、自分の頭で冷静に考え、行動出来る人が多い。
常に仲間の笑顔があり、笑えあえる日々を過ごしている。

早期抜擢者がいない

95期は新人公演の初主演が遅かったイメージがあったので、調べてみました。

礼真琴 研5
2013年5〜8月、『ロミオとジュリエット』
瀬央ゆりあ 研7(新公最後)
2015年8〜11月、『ガイズ&ドールズ』
柚香光 研5,6
2014年2〜5月、『ラスト・タイクーン』
水美舞斗 研7
2015年3〜6月、『カリスタの海に抱かれて』
月城かなと 研5
2013年11〜2014年2月、『Shall we ダンス?』
桜木みなと 研6
2014年11〜2015年2月、『白夜の誓い-グスタフIII世』
朝美絢 研6
2014年9〜12月、『PUCK(パック)』

「遅咲きの期」
新人公演主演が一番はやかったのが礼真琴くんで、研5の時です。
水美舞斗くんと瀬央ゆりあ君は、新公学年の最後の研7で、瀬央ゆりあ君はさらに最後の新人公演でした。
劇団が「スター候補」と決めていたら比較的若い時に新人公演の主演に抜擢されるのが普通です。

歌とダンスの実力が抜きんでていた礼真琴くんは、研2で別箱『ロミオとジュリエット』の愛役に抜擢される等、役つきは良かったですが、新人公演では、そうでありませんでした。

ちゃぴがインタビューの中で
『琴ちゃんは何でもできる“お手本”だけど、謙虚な努力家。『自分はまだまだ』と思えるところが一番すごい。』と語っていました。

ずば抜けた実力の礼真琴くんは、その実力をもう少し誇ったら良いのにと思いますが、そんなことはせず、常に謙虚で努力を惜しまず精進し続ける人です。
礼真琴くんのそういう姿勢は、負けず嫌いで思いやりのある同期みんなに良い影響を与えたと思います。
95期の中に「カリスマ性のあるスター」がいなかったことが、現在の黄金期をつくったように思います。

突出したスターのいない『どんぐりの背比べ』的な雰囲気の中で、それぞれが尊重し合って、みんなで努力して団結して作り上げていく意識の中で、ギスギスしてないのびのびとした人間関係が築かれていったのでしょう。
それぞれの個性をいかして、切磋琢磨する中で、キラキラとした個性的なスターが育まれていきました。

新人公演で活躍した時期が宝塚の上昇期

95期が入団した2011年の宝塚は、今のような人気は全くありませんでした。
さらに96期の裁判沙汰や雪組問題などがあって、ファンからもそっぽをむけられるような流れもありました。

宝塚は、2014年の「100周年」の前、2013年頃より徐々に人気があがっていきました。
ちょうど95期が新人公演の主演を経験し始めた頃です。

2014年100周年の年
礼真琴くんと柚香光くんは、バウホールの初主演をしました。
月城かなとくん、水美舞斗くん、朝美絢くん、瀬央ゆりあ君、桜木みなと君の5人は、NOTTV「100%宝塚」でエスコート役を2回ずつつとめました。
スマホ向け放送局「NOTTV」の番組で、人気タレントを宝塚歌劇へエスコートするものです。スカイステージでも放送されました。
(この詳細については、後日ブログで紹介しようと思っています)
2014年の時点で、トップスターになった2人とそれに続く5人との扱いの違いは明確になっています。

それ以降
95期がドンドン注目されるようになっていき、それぞれ本公演や新人公演やバウホールや別箱公演、全国ツアーなど活躍の場を与えられると期待以上の活躍とキラキラとしたスター性をあらわして多くのファンを獲得していきました。
5人のスターたちは、それぞれに魅力があり、将来性も感じられ、甲乙つけがたい状況です。

95期の組配置について

1度月城かなと君と朝美絢君のトレード組替えはありましたが、95期の全体の編成は、組配属の時のままです。
輝月ゆうまくんは、95期の5人と同じ扱いの時もありましたが、新人公演の主演を経験していないので、扱いが別になっていってしまいました。

トップスターのいる花組と星組には、95期の男役スターが2人ずつ。
それ以外の月組、雪組、宙組には、95期の男役スターが1人ずつ、うまく配置されています。

組配属の時にスター編成など考えていないと思いますが、本当にうまく振り分けられていたことに感心します。
現在5組とも95期のスターが飽和状態と言えます。

しかしいつまでもこの組配置でいくとも思えません。
各組に95期のスターがいるので、組替えをするとスターが重なってしまいます。
トレード組替えなら重なりませんが、そのような措置になっていくのでしょうか?

黄金期の95期ということで、今回のような特集記事が企画されることは、スターの揃った95期の利点だと思います。
しかしどの組にも飽和状態で95期のスターがいるということで、変更を加えるのが難しいのが欠点だと思います。
何事も利点があれば、欠点は必ずあるものです。

これから95期がどのように扱われていくのか、ファンたちの最大の関心事だと思います。
考察するたびに95期のそれぞれのスターに大きな期待が寄せられているのを感じます。

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