外部と宝塚の違い
こんにちは、くららです。
今日は、星組、礼真琴くん舞空瞳ちゃんの動画のメッセージがアップされました。
今回は公式ホームページからも動画が見れるようになっていました。→動画

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外部の公演について

緊急事態宣言を受けて外部の公演も、ほとんどのものが中止になってしまいました。
その中でも 東宝版20周年ミュージカル「エリザベート」は、東京公演、大阪公演、名古屋公演、福岡公演と8月までのものが一気に中止の発表でした。
2019年の「エリザベート」は、東京だけでしたが、今年は念願の大阪公演もあるので本当に楽しみに待っていました。
はじめは自分が観れないことでのショックが強かったのですが、今は出演される方々のお気持ちを考えると…。

4月9日が初日で、3月からお稽古を重ねていらしたのに、全て中止になってしまった、その残念さ、無念さは本当に測り知れないと思います。
ご出演予定だったOGの方のブログから、その思いが伝わってきました。

未来優希さんのブログをご紹介します。

喪失感、脱力感、虚無感…
なんとも表現できない気持ちです…

でも、エリザベートという作品を
愛し楽しみに待ってくださっていた
方々のお気持ちを思うと、
残念で寂しくて…

今…誰もが経験した事のない世の中です。
引用未来優希オフィシャルブログ「ハマリンコでごめりんこ」

長期間の稽古が「公演中止」によって、一度も披露すること無く、それまでの努力が何の意味もなくなってしまうという焦燥感は、如何ばかりのものかと思います。
未来優希さんは、喪失感、脱力感、虚無感…と言う言葉を使用されていました。

さらに舞台出演の報酬(ギャラ)というのは、舞台に立ったステージの回数で支払われるそうです。
1ステージ ○○○円 × 回数
長期に渡ってお稽古を重ねていらっしゃいますが、お稽古期間は関係なく、報酬はステージ回数の出来高制。

今回のように公演がキャンセルになれば、少しのキャンセル料は払われるようですが、舞台に立てなければ話になりません。
経済的な困難を抱える方も出てくるでしょう。
宝塚と同じように、外部でも2月の終わりから「公演の中止」になっていましたが、緊急事態宣言を受けてからの「公演の中止」の発表は、怒涛の勢いで衝撃でした。
多くのOGさんたちが該当されていました。

新型コロナのせいだとわかっていても、将来に対する不安が募ると思います。
「人に感動を提供する。元気になってもらう」と使命感をもって励まれていることが、コロナ禍のような有事になると、一番先に追いやられてしまう。
モチベーションを保つことが難しいでしょう。
(芸術・文化は無くてはならないものだと思います。)

舞台の公演スケジュールは、2年以上の期間をもって組まれると聞きます。
「エリザぺート」が中止になったからといって、簡単にスケジュール調整はできるものでは無いと思います。
今回のコロナショックで企画会社は、経済面でも大きな打撃を受けているので、すぐに次の計画に取り組むことも難しいでしょう。

好景気の中、どの業界よりも右肩上がりの成長をしていたのが「エンタメ業界」ですが、今回のコロナショックにおける経済的な損失は測り知れません。
コロナ禍が収まったとしても、前のような活性にもっていくまでには、時間が必要だと思います。
エンタメ業界で活躍されているOGの方々は多いので、その影響は大きいと思います。

宝塚の場合

昨日の宝塚のニュースを伝えるweb記事の中にとても興味深い記事がありましたので、ご紹介します。

劇団としては本拠地の花組、東京の花組星組ともに生徒(タカラジェンヌ)が稽古を重ねた作品への情熱に応え、成長を促す必要がある。
仮にスケジュールを繰り下げて花組、星組が7月に再開するとすれば、その後に控えていた月組、宙組、雪組は後ろにズレる可能性がある。
そうなれば、今月24日に予定されていた第106期生の初舞台公演の月組「WELCOME TO TAKARAZUKA ―雪と月と花と―」「ピガール狂騒曲」の開幕は、夏ごろを目指すことになりそうだが、劇団広報は「まだ検討中で何も決まっていません」。引用スポーツ報知

ここで私が注目したのは、生徒(タカラジェンヌ)が稽古を重ねた作品への情熱に応え、成長を促す必要がある。という表現です。
この言葉は、劇団の方の話を要約したものなのか、報知の記者の方の捉え方なのかはっきりしませんが、「生徒、成長」という言葉に、プロでもアマでも無い、「宝塚独自のもの」があります。

柚香光くん率いる花組は、新生花組のお披露に向けて準備をしていましたが、コロナの影響で初日の幕を上げられないまま、「6月末まで中止」ということになりました。
しかし宝塚が再開されると、お披露目の公演が上演されることがわかりました。

一生懸命にお稽古したことが披露できないほどのショックは無いと思います。
何か月もかけての努力が無駄になると、どんなに精神が鍛えられていても落ち込みます。
モチベーションを保つことは難しく、虚しさを感じて、他の道に思いが馳せることもあるかもしれません。

その公演の稽古を重ねた作品への情熱を無駄にしない、タカラジェンヌの心に寄り添う劇団は、本当に温かいですね。

そしてタカラジェンヌたちは、公演が中止でも、経済的に困窮する状況には置かれていないでしょう。(休止中の何%かのカットはあるかもしれません)

自前の大劇場を東西にもち、グルーブ会社の梅田芸術劇場も使用しやすく、いつでも公演を再開できる環境にも恵まれています。

外のエンタメ業界の厳しさを感じる中、本当に宝塚は恵まれていることを余計に感じます。
そういう恵まれた夢の世界だからこそ、夢の世界が提供できるのですね。

宝塚のシステム
「成長を促す」システムが上手に練り込まれたのが宝塚の本公演です。
研究科7年までの「新人公演」があって東西で開催されます。
本公演も西の宝塚大劇場でまずやって、東の東京宝塚劇場の公演をもって完成していきます。
この工程を通して一人ひとりが成長していくので、もし公演の期間が短くなっても、新人公演は上演されるでしょうね。

タカラジェンヌは止まってはいけない!
今週の月曜日に「ビバ!タカラジェンヌ」に瀬戸かずやさんが出演された時に、公演が中止中の近況について

「やはり、公演のことを考えたり深めたり。普段無い時間なので、有意義に時間を使えたらと。タカラジェンヌ 止まってはいけない!魚がほら泳いでいなければならないように、タカラジェンヌも止めてはならないと思いますので。必死にいろんなものを燃やしております。」と仰いました。引用ビバ!タカラジェンヌ

このラジオに出演された時はお稽古をされていたと思いますが、現在はお稽古がお休みで、各自自宅待機のようです。

タカラジェンヌは、アスリートのように身体が鍛えられています。
「3日体を動かさないと体がかたまってしまう」とか。

お稽古場でなく自宅で身体を整えるのは大変だと思いますが、努力して鍛錬されているのでしょう。

「タカラジェンヌは魚のように止まってはいけない!」と仰っていましたが、このような「止まらざるおえない」状況の中でも、きっと前向きにみなさん過ごしていらっしゃることでしょう。

月組も新人公演の配役が決定しているので、お稽古が休止中でも、各自新人公演のお稽古をされているのでしょう。
星組も花組も新人公演のお稽古を各自されているでしょうか。
本公演の新人公演の配役がわりふられていない方たちも、頑張っているかもしれません。

エンタメ業界は状況的に今後とても厳しくなっていくと思いますが、環境面で恵まれている宝塚は、いつでも一番舞台を上演しやすい位置にいます。
日本の芸術・文化の象徴として、宝塚には先陣を切って活躍して、エンタメ界の隆盛に繋げてもらいたいものです。

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