ありがとう紅ゆずるさん
こんにちは、くららです。
この度の台風で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。被害は今なお進行形で続いていて、心が痛みます。

そして紅ゆずるさんはじめ、昨日星組をご卒業されたファンの方々は、何とも言えない寂しい思いで、今日を過ごされていると思います。

さゆみさんのことを書きたくて、このブログを始めたような所もあるのに、そのご卒業の日に記事が書けないなんて…

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体調が芳しくなくて、昨日のライブ中継もあきらめるつもりでしたが、「行かなかったら一生後悔する」と足を運びました。
行くだけで疲れてしまって、前半のお芝居はあまり記憶がありません。後半のショー、サヨナラショー、ご挨拶は、涙を流しながら味わうことができました。
でも家に帰って「ブログ書かなければ」と思うものの、その余力はありませんでした。

10月13日の千秋楽の紅ゆずるさんの舞台、会見、出などに「紅ゆずるさんの素晴らしさの全て」が詰め込まれていました。
端正な美しさもひときわ輝いていましたが、私は「紅ゆずる」という「人柄」というか、それを越えた「人間性」、「人間力」に惹かれ続けてきたのだと思いました。

宝塚の「品位」について、誰よりも意識している人

サヨナラショーに登場した紅子さんが
もう台風いい加減しろよ!日本国民に謝れ!宝塚ファンに謝れ!
と、ファンの思いを代弁して叫んでくれました。
Yahoo!ニュースではこの記事が取り上げられていて、辛辣な批判コメントを書いている方々もいました。
「紅子」という、キャラクターが話していることを理解されていないから。
このシーンを実際に見て、批判する人は一人もいないと思います。

「宝塚ファン」という言葉の前に「日本国民」をまずあげたことが、何より配慮があって、スゴイと思いました。
「宝塚ファンに謝れ!」だけでは、エゴと言われても仕方無い所もありますが、「日本国民」のことをまず先に考えています。
今なお台風に苦しめられている「日本国民」は多くいらっしゃいます。本当に頭のキレる方の言葉です。

そしてこの発言が誤解を呼ぶかもしれないと考慮して、
「すみれコードギリギリ?ギリギリじゃないかも」
とも付け加えられました。

一般に大阪の笑いというのは、時に下品な時もありますが、紅さんの笑いは「品」があります。
「紅子」というバリバリの大阪のお姉ちゃんでも、しっかり「品位」を保つことに徹底していることがさゆみさんの魅力です

会見では、前日の12日の2公演が台風19号の影響で中止になったことについて、

「私自身が落ち込んでしまっては組のみんなが迷ってしまう。お客さまを笑顔にするのが私たちの仕事。自分自身が強くなければ夢をお見せできるものではないと思ったので、昨日一日、自分自身の前向きな可能性にかけました」。
中止が決まった11日の公演中、泣いているファンの顔が見えたが、星組生には「舞台の上からは自分たちはそういう気持ちでいてはいけない」と伝えた。「舞台に立てることは当たり前ではないということをみんな自覚したと思います。心を強く持つということと、前だけを向きたいというプラスな気持ちがわきあがってきました」と振り返った。引用:SANSPO.COM(サンスポ)

11日の公演の幕が閉まる前に、泣いているファンに向かって、ジェスチャーで「泣かないで」と伝えられました。
そして前例のない「スーパー台風」だったので、13日の千秋楽当日まで「本当に舞台ができるだろうか」という不安は絶えずつきまとったと思いますが、自分自身の前向きな可能性にかけていらっしゃったのですね。

この千秋楽の前の台風という「不測の事態」を通して、さゆみさんの人間力が確かめられ、それが星組の絆と、より深い宝塚愛に繋がっていったと思います。
「最後の日の最後の時に見えているものがとてもキレイで、この瞬間を見るために今までの時間があったのではないか」とお話しされていました。
どんな苦労試練も「キレイ」という言葉に昇華できるさゆみさんは、本当に素敵な方です。

「礼真琴率いる星組をよろしくお願いします」

宝塚大劇場の千秋楽では、礼真琴くんは号泣していましたが、東京の千秋楽では、口をギュッと結んで耐えていました。
次の日からトップになる覚悟を感じました。

紅子のシーンでは、「星組で気になるのは、まことよ!」と。
「顔は可愛いのに、ハスキーボイス!」とそのギャップ萌えを強調し、アンコールのシーンでも何度も仰っていました。
実際に引継ぎのシーンを作ってしまうと、真琴くんが泣いてしまうので、この言葉でのアピールが「星を継ぐ」真琴くんへの最高の演出だと思いました。

真琴君が痩せすぎていることが心配されていますが、『紅ゆずる退団記念ブルーレイ「BENNY!! I can do it!!!」』の中の8月19日の宝塚大劇場千秋楽の楽屋入りの様子のシーンで、さゆみさんと真琴くんが二人で写真におさまるところがありました。
Tシャツ姿の真琴くんの腕に触れながら、「筋肉質、すごい筋肉質」とさゆみさんが何度も話していました。
写っている真琴くんの腕は、細いけど筋肉がしっかりついている感じでした。
この発言も、紅さんの真琴くんのことを心配する方たちへの配慮かなと感じました。
ただ細いのではなく、筋肉がしっかりついていたら、これからも大丈夫でしょう。
真琴くんの活躍を楽しみにしています。(『ロックオペラ モーツァルト』の初日のチケットが抽選で当たりました。)

「宝塚を退団することは、私にとって生まれて初めての試練」

この言葉は「25ans」6月号に掲載されていた、さゆみさんのこの言葉です。
どんな苦しみも辛さも「大好きな宝塚のため」であるなら、微塵たりとも「試練」という言葉には置き換わらない。
大好きな宝塚に関わっていることは、幸せなこと。
退団翌日、宝塚に関わらない人生を始める時から、「人生初めての試練を味わうことになるかも」と話していらっしゃいました。
昨日も「元タカラジェンヌになるのが辛い」と話していらっしゃいました。
紅子さんが「明日から無職」と言って笑わせるシーンも。

今後の進路については、「明日からどういう自分になりたいか、新たな自分と向き合っていきたい。特技であったり、自分の何かが生かせる、楽しんでいただけるものをできたら。明日から考えたいと思います」と明言せず。結婚の予定は「そのような予定があればよろしいんでしょうけど、どこかに転がっていないかと思っている次第です」と笑わせた引用:SANSPO.COM(サンスポ)

さゆみさんには、トーク力と人を幸せに笑わせる才能があります。コメディセンスはピカイチ。
頭の回転の良さと、柔軟性も突出しています。

「特技であったり、自分の何かが生かせる、楽しんでいただけるものをできたら」と仰っていますが、もうその特技をいかして活躍してくださることを「日本国民」は、待っていると思います。

でも17年間、誰よりも頑張り続けていらしたと思うので、しばらく静養して、お体をいたわってあげて欲しい気持ちもあります。

最近のWOWOWの「宝塚プルミエール」は、宝塚の卒業生のためにあるような面もあります。

いつの日かわかりませんが、さゆみさんに再びお目にかかれることを楽しみにしています。
本当にお疲れ様でした。

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