瀬央ゆりあ君『ビバ!タカラジェンヌ』出演と今後は?
ラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』に、星組大劇場公演中の瀬央ゆりあさんが出演されました。

スポンサーリンク



「パラダイス・プリンス」のイケて無さは先生の指示

『GOD OF STARS-食聖-』では、ご当地アイドルグループ「パラダイス・プリンス」のリーダー・ニコラスを演じています。
初日を観劇した時から、ご当地アイドルグルーブ「パラダイス・プリンス」は、イケていませんでした。一言で言うと「ダサイ!」
せおっちのお話ではご当地感を小柳先生から要求されているらしい。
ご当地感とは
人前に慣れていない、お客の反応に、ファンサービス慣れていない感じ。
自分のウチワを出してもらっていることに感動し、もどかしい、慣れきっていないアイドル感を楽しんでやっているそう。

「男役11年めの95期生」が、それぞれの組で輝いている中、幕開き早々の天界の場面では、せおっちは超イケメンでスターオーラを輝かせて登場していました。
しかしアイドル場面では、かつらといい服装と言い今一歩。
「なんでせおっちのニコラスはカッコよく無いの?」と少々不思議でしたが、役づくりだったとは。いらぬ心配をしていました。
ニコラスの温かな人間性は充分伝わってきます。

アイドル達(・P-heaven…天華 えま・HOPE…天希 ほまれ・シン…極美 慎・Canon…天飛 華音)が色とりどりのカツラをかぶっているのですが、全然似合っていません。
2回目に観た時は、目が慣れたのか、髪型を少し調整したのか、初日ほどのダサさを感じませんでしたが、意図してダサくしているのですね。
星組の期待のキラキラ王子、極美慎君までカツラのせいでダサいので、勿体ないなと思いましたが、これが役作りなのなら仕方ないですね。

宝塚はカッコイイ男役さんを愛でるために行くところ、しかし何でもありの『GOD OF STARS-食聖-』では、カッコイイ男役さんまでダサくしてしまう。
ラジオでお話を聞いて、「そうだったのか」とダサさに納得できました。

ショーの方では、みんなもれなくカッコイイので、まぁいいですね。
多分回を重ねるごとに、元々カッコイイ男役さんたちなので、ダサく芝居をしても、カッコイイが目立っていくでしょう。

ショー「マシュケナダ!」

今回のせおっちの魅せば10場「ラテン~輝く太陽の煌めき~F」。
星蘭ひとみちゃん水乃ゆりちゃんら8人の娘役さんを引き連れて銀橋で「マシュケナダ」を情熱的に歌っています。
「この上なくセクシーにやって欲しい」という指示のもと、娘役さんと絡みながら、その日その日で、かけひきを楽しみながらやっているそう。
このシーンでは、「セクシー瀬央」を全力展開されていて、歌がとても上達されていて、今まで見たことの無いせおっちに出会える驚きのシーン。

今までせおっちはショーが得意な方では無かったと思います。しかしこの時期に「ショーでもいける」と魅せることができたのは、大きな収穫だと思います。

せおっちの奨める「ショーの見どころ」

「昔ながらの宝塚らしさを忘れないで欲しい」という酒井先生の思いが詰まったショーなので大事に大事にやっているそう。
見どころ1.ボレロ
一糸乱れぬ、緻密に丁寧に作り上げられた大事なシーン
最初タイコの音だけで始まり、神経が研ぎ澄まされ、人が入れ替わり、フォーメーションが変わり、集中力が必要だが、やっていて気持ちがいいそう。

見どころ2.黒燕尾
葉山先生の振付で、とても嬉しく男役冥利につきるシーン。
その喜びを噛み締めながら踊っていて、出て行く前からゾクゾク、大好きで「これぞ宝塚!」

ボレロも黒燕尾も、それまでの「個性重視の星組」とは違って見事に揃っていて、気迫に満ちています。

観終わったら、お腹がすく 餃子が食べたい現象

せおっちも、お稽古中から「お腹がすく、餃子が食べたくなる」と感じていたそう。
舞台で演じている人たちも、客席もそう感じてしまう『GOD OF STARS-食聖-』

観劇の帰り途「餃子が食べたい」と思って宝塚駅の「宝塚阪急」で餃子を探しましたが、無かったので別の所で買って帰りました。
大劇場内のカフェテリア 「フルール」では、揚げ餃子の含まれた公演セット 1,200円を販売中のよう。

・スープ 玉子スープ
・メイン 3種 よだれ鶏、海老のチリソース、揚げ餃子(ギョウザ)
・ライス
・ザーサイ
・甘味 マンゴープリン

客席では、笑って泣いていらっしゃる方が多いそう。「感情が忙しそう」と表現されていました。
「さゆみさんの人柄らしい最後まで明るく、というところが逆に客席は泣けてしまうのかな。」と、せおっちの解釈。

トップお二人の退団について
限られた残された時間、背中を追って、一緒にかみしめながらやっていきたい。
大劇場は8月19日まで。暑さを吹き飛ばして熱く熱く星組らしく。

バウ『龍の宮(たつのみや)物語』主演予定

「2回目のバウ主演、気を引き締めて素敵な作品になるように。」と仰ってました。
2019年11月28日(木)~ 12月9日(月)

新生星組プレお披露目公演の時に、バウホールの主演を昨年から連続で務めることから「星組で期待されている位置にいるのか?」と思われています。
実際の所、これからどういう采配になるのかはわかりません。
ひとつ言えるのは、「男役11年目95期」スターの中の一人として、確実にスターとしての魅力が花開いていることです。

大器晩成型 芝居で光る瀬央ゆりあ

他の組の人たちと比べると、成績も悪かった(40番/45人中)ので、抜擢も遅い大器晩成型です。
新人公演の主演は2015年8月~『ガイズ&ドールズ』で、新公最後のラストチャンスで主役を演じました。

その後2016年1月『鈴蘭(ル・ミュゲ) – 思い出の淵から見えるものは -』バウ礼真琴君主演の時に敵役を見事に演じました。

2017年1月、『オーム・シャンティ・オーム -恋する輪廻-』(東京国際フォーラム)でオームの友人役パップーを情感豊かに演じていました。
その半年後梅田芸術劇場では、主演二人を除いて大半が役者がかわり、パップー役は麻央侑希君になりましたが、その違いから瀬央ゆりあの「芝居の巧みさ」をとても感じました。
その時の別箱が礼真琴主演『阿弖流為-ATERUI-』で、日本物の美男子、坂上田村麻呂を好演しました。

ほりの深い顔立ちと長身なので、ビジュアル面は揃っています。
研7のラストチャンスの新人公演の初主演から、チャンスを与えられる度に努力が実って結果を出してきました。
少々地味な印象がありましたが、今回のショーにおいても、存在感が際立つスターになってきています。

星組の2番手枠が空きますが、劇団のやり方をみていると、その枠にすぐにおさまることは無いでしょう。


でも近いところで活躍を期待されているので、がんばってもらいたいと思っています。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
ポチッと応援していただけると嬉しいです♪
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村
いつも応援してくださってありがとうございます。

twitter


スポンサーリンク