1年に1回発行される「レビュー本」「TAKARAZUKA REVUE 2019(DVD付)」は、本日が発刊日です。
2000円でDVD付なので、宝塚が発行する出版物の中で最もコスパの良い宝塚ファンの必読書だと思っています。
そして何といっても、劇団の意図している「スターの構成」が理解できます。
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先日、先行画像が公開されて、月組の2番手が月城かなと君であることがわかりました。
そして気になっていたのは、次に続く男役スター。下記の10名でした。新しく永久輝せあが追加されました。
男役スター10名 Face to Face Interview
瀬戸かずや、彩凪翔、鳳月杏、水美舞斗、朝美絢、桜木みなと、瀬央ゆりあ、和希そら、永久輝せあ、暁千星
学年順、成績順で、1ページに顔の超アップで、少しのインタビュー記事を交えて掲載されていました。
花組 | 瀬戸かずや | 水美舞斗 |
○
|
月組 | 鳳月杏 | 暁千星 |
○
|
雪組 | 彩凪翔 | 朝美絢 | 永久輝せあ |
星組 | 瀬央ゆりあ |
○
|
○
|
宙組 | 桜木みなと | 和希そら |
○
|
全員で10名なので、各組2名が妥当なところ、雪組3名、星組1名です。
実際に観劇しても、雪組の男役スターの充実ぶり、星組男役スターの不足を感じます。
勝手な妄想
永久輝せあ君について
私は永久輝せあ君を長く見守ってきた自称ファンです。
ひとこちゃんは、本来おっとりしているので、朝美絢君が急成長をしている下で、良い関係を築いていて、ライバル心でガツガツ抜かしていこうという雰囲気は無いです。
しかし「97期男役」としてトップスターになることを期待されている面もあるので、星組の瀬央ゆりあ君の次の番手に組替えした方が良いのでは無いかと思っています。
月城かなと君と朝美絢君がトレード組替えになる前は、「れい・ひと」コンビとして競って成長していたので、組替えで新しい環境で修行しながらトップを目指すというのもありだと感じています。それに礼真琴君率いる星組にはダンサーが必要とされると思います。
水美舞斗君について
水美舞斗特別出演の「Dream On!」は、バウホールで1週間ほどの短い公演だったため、ほとんどの方に観る機会が無かったと思います。
私はその公演も、その後の特別出演者のいない通常の「Dream On!」の両方を観て、水美舞斗君のスター性やショースターぶりに感動しました。
明日海りおさんも毎月更新される「VISAメッセージ」で下記のように語られていました。
バウホールでの花組公演『Dream On!』も舞台稽古で観ることができました。短いお稽古期間でこれだけのナンバーを仕上げたと思ったら、それだけで感動しました。戦後の宝塚の名曲が使われていましたが、私はそのころの曲が「宝塚だなぁ」と感じられて大好きなんです。でも、いざ歌うとなると、とても大変。勢いだけではできないですし、しっとりしているなかにも男役らしさを出さないといけなかったり、絶妙に難しい。皆がそれに真摯に、丁寧に取り組んでいました。引用:明日海りおVISAメッセージ
「Dream On!」は東京宝塚劇場「CASANOVA」の上演中からお稽古を開始して、もの凄くタイトなスケジュールの中で様々な歌だけでなく、タップ、様々なダンス、「ショー」の魅せ場が全て詰め込まれたものでした。
それを見事に仕上げて魅せた水美舞斗君の歌唱力とダンスの技術は、大きく評価されるべきだと思います。
通常公演の綺城ひか理君、飛龍つかさ君の頑張りと歌唱とダンスの実力も。
観客の観る機会が少なくても、歌劇団の関係者はご覧になっていると思います。
超ハードな状況の中精一杯頑張って仕上げて、評価に繋がらないのなら、何のためにやらせているのか。
たった1回の新人公演より、評価すべき対象だと思います。
昨年の夏は、和希そら君主演の「ハッスルメイツ」がバウでありました。
そこでも、歌唱とダンスの卓越した実力を魅せてくれたので、いつか和希そら君の実力が発揮される場が与えられるだろうと待っています。
水美舞斗君に話を戻します。
横浜アリーナでの明日海りおさんのコンサートでも、瀬戸かずやさんと共に重要なところを担っていましたし、「花男、明日海りおさんの伝承者」として今後花組で活躍していくべき人だと感じています。
新生花組のプレお披露目公演が「『DANCE OLYMPIA』-Welcome to 2020-」という「パワフルなダンスの祭典」ということなので、そちらで活躍を期待されているのかなと思いますが、東上公演に抜擢されるのも、相応しいと思っています。
今回のレビュー本のアップの写真も95期以降の7名(水美舞斗、朝美絢、桜木みなと、瀬央ゆりあ、和希そら、永久輝せあ、暁千星)がとても魅力的です。
歌劇団の方では、超路線コースというのは決まりつつあるのかもしれませんが、先日も書いたようにまだ決定せず「伸び盛りのキラキラスター7名」にチャンスを与え、競わせてあげて欲しいと思っています。
別格男役枠が今年は無くなった
魅惑の黒燕尾(2018年) 紫門ゆりや、天寿光希、澄輝さやと(退団予定)、蒼羽りく(退団予定)、麻央侑希(退団予定) |
昨年は「魅惑の黒燕尾」というタイトルで上記の5名が掲載されていましたが、今年はそのうち3名が退団予定なので、「別格男役枠」の掲載が無くなっていました。残念ですね。
娘役振袖コレクション トップ娘役と2番手娘役
綺咲愛里、真彩希帆、星風まどか、美園さくら、華優希(2ページ)
朝月希和、城妃美伶、海乃美月、遥羽らら、有沙瞳(1ページ)
城妃美伶ちゃんが退団予定なのは残念です。
若手スター Young Talk
花組 優波慧、綺城ひか理、飛龍つかさ、帆純まひろ、音くり寿、聖乃あすか
月組 夢奈瑠音、蓮つかさ、風間柚乃、天紫珠李、結愛かれん
雪組 綾凰華、星南のぞみ、野々花ひまり、彩みちる、縣千
星組 紫藤りゅう、天華えま、小桜ほのか、極美慎、星蘭ひとみ、舞空瞳
宙組 留依蒔世、瑠風輝、天彩峰里、鷹翔千空
帆純まひろ君、天紫珠李ちゃんが新しく加わりました。
舞空瞳ちゃんはまだトップ娘役では無いので、この枠で紹介されています。
太字が100期101期の男役スター候補でしょうか。
9月に瑠風輝君のバウ初主演『リッツ・ホテルくらいに大きなダイヤモンド』が予定されています。
現在「次なるスター10名」は、バウの主演経験者なので、来年から瑠風輝君はそちらの枠に移るのかな?と思っています。瑠風輝君は少し地味ですが、歌唱力は抜群です。
圧倒的な歌唱力では、礼真琴君につぐスターが「次なるスター10名」の中にはいないので、圧倒的に歌えるスターの存在も待たれていると思います。
超若手娘役 ~キャトルレーヴの魅力~
潤花(雪組102期)、水乃ゆり(星組102期)、夢白あや(宙組103期)
潤花ちゃんは昨年は「若手スター」でしたが、今年はこの枠です。
水乃ゆりちゃん、夢白あやちゃんは、初掲載です。
専科
轟悠、華形ひかる、凪七瑠海、愛月ひかる
愛月ひかるさんは、今年から「専科」です。
轟悠さんはディナーショーで共演した同期( 愛華みれ、真琴つばさ、稔幸)からのメッセージも掲載されていました。
今年の掲載者は昨年と比べて、大きな変化はありませんでした。
今年は星組、花組のトップスターが退団前の陣容で、各組トップコンビと2番手で掲載されていましたが、来年のこの時期に「明確な2番手が各組に決まっているのかな?」と思っています。
どのページのスターさんもキラキラと素敵で、スターの魅力が満載の「レビュー本2019」でした。
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