本日月組公演『夢現無双/クルンテープ 天使の都』のソワレを観劇してきました。
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89期美弥ちゃんとだいもんの同期愛
マジカルパワフルコンビの雪組のお二人は、昨日のバウ観劇に続いて今日、美弥ちゃんのサヨナラ公演をご覧になるかな?と思っていました。
やはりご覧になったようで、しかもマチネ・午前の方を。
くららはソワレ観劇でしたので、お二人のお姿を見ることはできませんでしたが、望海風斗&真彩希帆コンビのハードな公演の千秋楽から1日も休んでいない、底知れぬパワーに驚かされています。このパワーがあるから、あの公演ができるとも言えるのかな。
だいもんは大劇場のお稽古終盤と公演に重なって月組東京公演を観劇できないため、今日最後の公演を見届けられたのでしょう。
だいもんが客席から美弥ちゃんを見守っているマチネでは、ショーで美弥ちゃんが涙を浮かべていらっしゃるシーンもあったそうです。
お互いに通じ合う気持ちから、感極まったのでしょう。深い同期愛ですね。
美弥ちゃんがさらに魅力的に輝いていたことで、ブログに書いた内容を反省
明日は休演日なので、大劇場の千秋楽まで残すところ5日となりました。
美弥ちゃんの輝きが増していたように感じました。そして清々しさも。
数日前に「お芝居の改良を希望」などとこのブログに生意気なことを書いていましたが、今日の公演の美弥ちゃんの晴れ晴れとした舞台姿を見て、そんなことを書いた自分が恥ずかしくなりました。
そして先ほどそのブログから、それらを削除しました。
タカラジェンヌは与えられた役を精一杯頑張って素敵に演じておられます。
一ファンの存在で、素晴らしいものを見せていただいているのに、勝手な思いを綴ってしまったことが恥ずかしいです。
『夢現無双』の佐々木小次郎も、初めて観た時と受ける感じが違って、小次郎の存在感がより強くなっていました。
巌流島の最後のシーンも、美弥ちゃんの表情が見えて、心が揺さぶられました。
刀の効果音が入っていたり、いろいろと変更されていっているのでしょうか?
『夢現無双』は魅せる芝居
今日の舞台から受けた印象は以前のものとは違っていました。
はやいテンポのストーリーの展開もついていけました。
「天下無双を誇る剣豪・宮本武蔵の生き様を齋藤吉正氏が描く」ということがテーマで、起承転結など関係なく話を味わうのではなく、話を見るという作品と受けとめると、とても良く出来た作品だと思いました。
舞台装置も巧みに仕上げられていて、出雲阿国一座の出番や白い烏や黒い烏たちの登場などで舞台の展開も工夫がされています。
花組の『CASANOVA』も、ストーリーとしては浅いですが、見るという視点ではとても楽しめます。
『夢現無双』もストーリーを見るという視点にたつと、楽しめる作品のように思いました。
星組の『霧深きエルベのほとり』は、昭和の作品なので話を深く味わうものでした。
話をじっくり味わえる公演の時もあるでしょうし、今回の公演のような時もあったり、いろいろかと。
『クルンテープ 天使の都』は、煌びやかで、華やかでエキゾチックないつものショートは違う感覚を楽しめました。
美弥ちゃんと珠城りょう君の二人のダンス「プーア(蓮の花)」のシーンは、「ナウオンステージ」で最後は二人で殺しあって終わるということを聞いたので、そういう捉え方をしたら、そのダンスの意味するところが深く伝わってきました。
2人とも亡くなってしまうという設定は残酷ですが、それほど二人は深い関係性であったということなのかと。
タイの僧たちの服の色が変わっていたり、楽曲の変更があったり、初めてのタイのショーということで、変更せざるおえないことがあったようで、「初めて」というのは大変なこともあるのだな、と思いました。
宝塚では宗教的なことをイメージで捉えるので、イメージではゆるされないこともあるのでしょうね。
頭の上に「仏塔の先」のようなものをつけていて、ラインダンスでも全員つけていましたが、ああいうのは宗教的に大丈夫なのかな?と感じました。
変更がないので大丈夫なのでしょうね。
美弥ちゃんの有終の美
ショーでも、美弥ちゃんの一挙手一投足に心がこめられているように感じました。
ポーズの決め方も、誰よりも一番決まっていて、本当に唯一無二の男役だと思います。
自分なりの男役を作り上げられるまでは頑張りたいと思っていたが、最近、力以上のものを出せるようになった。
卒業の日に『よくやった』と自分をほめたい」と笑顔で語った。引用:毎日新聞2019年4月8日 大阪夕刊
美弥ちゃんの上記のような記事がありました。
宝塚卒業を前に麗しの男役として、「力以上」を成就して、飛び立っていかれようとしていることは素晴らしいと思います。
6月9日(日)の大千秋楽まで、もっともっと素敵な唯一無二の男役を魅せてくださるのでしょう。
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