真彩希帆ちゃんも?

スカイ・ステージ・トークリクエストDXでの新妻聖子さんと真彩希帆ちゃんは、とても心の温まる素敵な時間でした。

10歳の時に新妻聖子さんのミュージカルを観てから、ずっと新妻さんをリスペクトし続け今に至っている希帆ちゃん。
「私のはじめては新妻さんでした」というお手紙を新妻さんに送り、二人がはじめて会った時は、感激のあまりまるで母娘のように泣き崩れたとか。

特別に声楽のレッスンを受けたこともなく、自分の感性で歌を極めてきて、歌は「気合」と「誰かのための心」だという新妻さん。
希帆ちゃんはそれに大きく頷き同感することしきり。
「音楽の天才」には感性の部分で共通するところが多くあるようです。

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東宝ミュージカルに入らずどうして宝塚に?

新妻さんから希帆ちゃんに、興味深い鋭い質問がありました。

宝塚しか知らなかったから

小学生4年生で宝塚を知って、音楽学校があって、宝塚で男役になれると知った。

力強いものが好きで、私も「男」になれるという点にスイッチが入った。
それから宝塚の1回目の受験までは、髪も短くしてジーンズなどはいて、「男」として生きてきた。
リージェントでかためて男役志望として受験。
しかし1次試験で落ちてしまう

一瞬にして男役から娘役志望に転向

「娘役としてなら合格するかも」と先生からのアドバイスで急きょ「娘役志望」に変更。
「男になりたい」→「宝塚に入りたい」と柔軟な切り替えができるのは、良いことと新妻さんのアドバイス。
髪を伸ばして娘役志望で再度受験して合格。

受験の時の課題曲

「松島音頭」では、審査員の先生を楽しませたいと踊り付きで披露したとか。
その「松島音頭」も少し歌ってくれましたが、それは合格するでしょう、というレベルの高さ。
「恥ずかしさ」より「楽しませたい」という心が優先して、それをサラッとできるのが希帆ちゃんの魅力ですね。

希帆ちゃんのスカイステージで印象に残っているもの

「望海風斗Brilliant Dreams+NEXT」の3回目のゲスト出演した時に、ファントムのクリスティーヌをやりたいと言ったら、公開収録で望海さんとデュエットできたこと。

その時の映像が流れました。二人が
「この舞台でいつの日か歌うのがきっと叶うはずだ、夢が~」
と歌っていて、本当にその夢が叶って、素晴らしい作品になりました。
まだ「ファントム」の舞台の感動が残っているので、初々しく2人が歌っている5年前の映像を見てゾクゾクっとしました。

男役志望の理由

希帆ちゃんが男役を目指したいと思ったのは、力強さ、パワフルさにひかれたから。
そしてエリックの一部分「ぼ~くの~さ~けびを~ き~いて~く~れ~」と歌ってくれて、やはり男前。
「彩風 咲奈Brilliant Dreams+NEXT」の1回目でも男役のセリフの部分が男役より男前だったし
「寄り添う娘役」ではなく、「自立したパワーのある娘役」が一番似合うのだと再認識しました。
「20世紀号に乗って」のリリーは、ピッタリでしょう。

望海さんネタも時々に出てきて、
「組のみんなを信じてやろう」「周りをみると視野が広がる」
と周りを信じる関係性をアドバイスしてくれたらしい。
望海さんのこういう姿勢が今のより高まった雪組につながっているのだなぁと納得しました。

自分に足りないもので落ち込むより、自分にできるもので輝く。
歌ってて苦しい、痛かったり、辛かったり、楽しく無いのは間違っている。
体が教えてくれる。体が喜ぶ歌い方をする。
これらの新妻さんのアドバイスは、希帆ちゃんにドンピシャと入ったようです。
しっかり食べるということも。

「神様からもらった喉、声を大切に。いつかステージで一緒に」
という新妻さんの言葉に、

「お会い出来ただけで奇跡。感動で胸がいっぱいです。新妻さんががいてくれたから…」と
涙でいっぱいの希帆ちゃんでした。

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真彩希帆ちゃんのこれから

真彩希帆ちゃんは宝塚の娘役としてではなく、東宝ミュージカルでも第一線で活躍できる逸材です。
宝塚の志望動機が変わっていないのなら、現在の「娘役」というあり方は希帆ちゃんの到達点では無いでしょう。
望海風斗さんの退団の噂があがって、ドキッとして一生懸命に打ち消しましたが、希帆ちゃんには希帆ちゃんの次のステップもあるだろうし…
とても素敵な番組でしたが、「だいきほ」コンビも永遠ではないと、寂しさがよぎった内容でもありました。
でも可能な限り「だいきほ」コンビを楽しませていただきたい!
希帆ちゃんの現在の宝塚での活躍は、従来の「娘役」の枠を越えています。さらに輝いて欲しい!

希帆ちゃんの新妻聖子さんと共演したいという夢は、7/24(水)夜7時〜4時間半生放送「FNSうたの夏まつり」で実現することに。
ディズニーメドレーの中で、新妻聖子 × 真彩希帆「輝く未来」を歌われることに。
夢が実現したから、希帆ちゃんにはまだまだ宝塚で活躍していただきたい!
(6月25日追記)

今日は宙組の沢山の方々の退団発表があり、余計に宝塚で必ずやってくる「退団」という言葉に心が動かされます。
宙組の舞台に40名の初舞台生がいるということは、去っていく人も1年間にそのくらいいるということ。
たくさんの方々が宝塚から去っていかれる2019年となりますが、その方々の最後の輝きを堪能させていただきたいと思います。
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