『20世紀号に乗って』
3月22日から始まる雪組『20世紀号に乗って』は東京だけの公演なので、今回は遠征を控え「ライブビューイング」を楽しむつもりでした。
「ファントム」の千秋楽が2月10日、それから「ライブビューイング」のお知らせはまだかな?といつものごとくノンビリ構えていました。

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「ライブビューイング」が版権の関係でない事をやっと理解

公式ホームページでは、「ライブビューイング」ではなく下記のお知らせが

2019.03.01
ル・サンク特別編集 雪組東急シアターオーブ公演『20世紀号に乗って』発売のご案内

ということは、「ライヴビューイングしませんよ!」ということ?!
公式ホームページをあらためて見ると

ブロードウェイ・ミュージカル『20世紀号に乗って』】という題名
宝塚の公式ホームページのこの公演のタイトルの下に

ON THE TWENTIETH CENTURY
Book and Lyrics by Adolph Green and Betty Comden
Music by Cy Coleman
Based on a play by Ben Hecht and Charles McArthur and also a play by Bruce Milholland
“On the Twentieth Century” is presented by special arrangement with SAMUEL FRENCH, INC.
宝塚公式ホームページより

プロードウェイミュージカルだということにやっと気づきました。
版権の関係でライブビューイングは、できないのでしょう。
DVDも難しいのでしょうか?

望海風斗さんと真彩希帆ちゃんコンビの初めてのコメディー作品が観れないなんてと「唖然」「呆然」「愕然」!
くららはコメディがなんといっても大好き!
特に雪組では、重厚な作品が続いていたので、雪組のコメディのミュージカルがどんなに楽しいものになるかワクワク期待しすぎていたのです。
そしてあきらめきれないので、急きょ東京遠征することにしました。

チケットは仕方なく二次流通で。
一つはあまり評判の良くない海外サイトを初めて使ってみました。定価で販売されていたので。
まだチケットは届いていないので、この件については、後日ブログに記します。

viagogoでチケットを買ってみた!評判

ライブビューイングはチケット転売対策の一つでは?

何かの記事で宝塚歌劇団の小川友次理事長が、ライブビューイングはチケット転売対策の一つだと仰っていました。
「じゃ、なせ大人気の雪組でライブビューイングできない作品を選ぶの?」とツッコミたくなります。

ライブビューイングできない作品はチケット販売前に明示して!

今一番人気の「だいきほ」のコメディミュージカル。
「ファントム」に続いて、大人気になることは予想がついていたと思います。
ライブビューイングが無いということは、チケットの販売の時に明示しておいていただきたかったです。

東急シアターオーブは、2階席3階席が舞台から遠いので、チケット販売後すぐには、売り切れていなかったと思います。
「ライブビューイングが無い」とわかっていたら、先行や一般の前売りで全力で購入していたのに…

【くららがあまりに常識はずれの認知不足で、ほとんどの方は「そんなのわかるでしょう」という話だったら、ごめんなさい。
昨年の宙組公演 『WEST SIDE STORY』も版権が厳しかったことは、わかっていました。
人気がある公演は「ライブビューイング」はしてくれるという甘い認識しか持ち合わせていませんでした。】

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どうして版権に厳しいブロードウェイ・ミュージカルをするのか?

2015年星組 北翔海莉さん主演の『ガイズ&ドールズ』のDVDの販売についても、著作権の関係で発売が危ぶまれていましたが、ファンの要望が大きかったので無事に発売され、いつ販売中止になるかもという前置きがありながらも、現在も販売されています。
『20世紀号に乗って』の DVDやブルーレィについても、ファンがTCAに熱望すれば、販売に結びつくこともあるのでしょうか?
わかりませんが、実現することを願いたいです。

先日、月組が秋にウィーン劇場協会制作したミュージカル『I AM FROM AUSTRIA-故郷(ふるさと)は甘き調(しら)べ-』を上演することが発表されました。
ウィーン・ミュージカルの「エリザベート」は、ライブビューイングもDVD販売もされていますので、ブロードウェイ・ミュージカルと比べて厳しくないのでしょうね。

アメリカは「権利」に対して大変厳しく、ブロードウェイでは「上演権」だけでなく、細かい権利がいろいろと存在し、これらに関する審査が厳しい上、さらに「録音・録画」の扱いは別物の権利になるそうです。この一つひとつの権利をお金で解決していかなければならないので大変とか。大きなスポンサーが必要になるようです。

2015年の星組 紅ゆずる主演『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』も、ブロードウェイ作品なので、映像として残らなかったことを大変残念に思っています。
紅ゆずる、綺咲愛里、七海 ひろきの3名が好演した素敵なコメディでした。真彩希帆ちゃんも出演していました。

はじめから版権の問題で映像化できないことがわかっているのなら、映像に残せる作品を選んだらよかったのにと、ミーハーなくららは思います。

ブロードウェイ作品上演する意義

しかし、「宝塚でブロードウェイ作品を上演すると、こんなに素晴らしいのだ」と見せていくのも、エンタメ業界の一翼を担う宝塚の存在価値の証明なのでしょうか。
商業的に考えたら、高い版権料を払い、映像や音源の利益も得られない「儲け」の薄い商売だと思いますが、敢えて選んでいくことに深い意義があるのでしょう。

宝塚のすべてのスタッフさんたちは、頑張っていらっしゃいますが、ブロードウェイミュージカルの質というかレベルは従来の宝塚のものとは、比べられません。
そういう上質なものに関わることで、スタッフ、生徒の質が向上するでしょう。

宝塚の作品がブロードウェイと並んだ評価になる日を目指しているのかな?

感動に震える圧巻の「ファントム」を見せてくれた、だいきほコンビが、今度はブロードウェイミュージカルでどんな洒落たコメディを見せ、楽しませてくれるのか。
楽しみです♪(海外サイトで購入したチケットが無事に届くか心配は残っていますが)
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